最終回見逃した方ために、「家族ノカタチ」最高のハッピーエンド!大介と葉菜子の結末ストーリーをしっかりご紹介!

2016年03月21日11時20分ドラマ

日曜劇場「家族ノカタチ」最終回のストーリーをご紹介!陽三(西田敏行)の命が残りわずかだと知って大介(香取慎吾)は出来るだけ陽三のしたいことをやらせてやろうと、ホームパーティーを行う!初めて自ら料理を作る大介に陽三は嬉しそうにほほ笑むのだった…そして、そこに集まったのは葉菜子(上野樹里)や律子(風吹ジュン)、恵(水野美紀)、浩太(髙田彪我)、佐々木(荒川良々)に入江(千葉雄大)、莉奈(水原希子)と和弥(田中圭)…などなど陽三と関わったたくさんの人々!殺風景な大介な部屋に、その日ばかりはたくさんの笑顔が咲いていた…!誰にとっても最高のハッピーエンドをお見逃しなく!「家族ノカタチ」はTBSオンデマンドで配信中。

大介(香取慎吾)が恵(水野美紀)の暮らす寮から帰宅すると葉菜子(上野樹里)と陽三(西田敏行)が話し込んでいた。葉菜子が律子(風吹ジュン)の作った料理を持ってきたのだ。今日は浩太(髙田彪我)が恵の寮に泊まることになったので、父と息子二人きり。そんな状況でも大介はジムに行ってくる、と家を出て行ってしまう。
いつものようにジムで己を鍛えていると、隣によく知った顔が。なんと佐々木(荒川良々)がこのジムに通うことにした、というのだ。げんなりする大介だが、ジムインストラクターの梢あや(中村アン)は大介も何だかんだ楽しそうだと笑うのだった。

大介が帰宅すると、そこには当然ながら陽三の姿。“ビールが飲みたい”と言う陽三に初めてロフトに招く。陽三は“はなちゃんのこと好きなんだろ?絶対、その手を離すんじゃないぞ”と話すのだった。どうやら、陽三にとっての心残りはやはり、大介のことのようだ。
それから数日。陽三がしたいことをしてあげたい、と考えた大介は、自宅でホームパーティーを行うことに。彼が自ら料理し、葉菜子や律子、恵に浩太、シゲさん(森本レオ)と浩太に初めてできた学校の友達や佐々木とその恋人・加絵(我妻三輪子)、入江(千葉雄大)と妻・茜(川口春奈)、莉奈(水原希子)や和弥(田中圭)などなど、陽三がこの家に来てから関係を深く持つようになった人々が集結した。
おいしい料理と温かい空気で、そこかしこに笑顔が咲く。この日ばかりは大介も葉菜子にすすめられて夜に炭水化物を口にする。久々に食べるその味は思っていたよりもずっとおいしかった…。

それから数日後。陽三は、眠るように逝った。
通夜の弔問客も帰り、律子が恵と浩太を連れて葉菜子の部屋に。葉菜子も大介の様子が気になりつつ自分の部屋に引き上げるのだった。
残された父と息子。最初はあんなにも馴染まなかった、陽三が持ってきた仏壇に、座椅子。大介はその座椅子に初めて腰掛る。
“勝手にやってきて、勝手に居なくなって…。ふざけんなよ”いつものように毒舌を飛ばす大介だったが“親父…”あふれる涙を止められないのだった。

あくる日に開催された葬儀に集まったのは、ホームパーティーの面々。それに、大介の元カノ・美佳(観月ありさ)。大介は、美佳から葉菜子のことを頑張るよう、ハッパをかけられる。

迎えた最後の別れの時。喪主挨拶は、もちろん大介。
最初こそ、例に乗っ取った挨拶だったのだが、話が脱線。
ここ最近のことを思い返す。いきなりやってきた陽三。消防車は呼ばれるわ、知らない人たちを集めてカラオケをやるわ、バスタブにイカを泳がせるわ…。
本当に腹が立った。けれど…。
陽三が自分に、大切な出会いをくれた。葉菜子との出会いを。
莉奈や佐々木、そして入江に乗せられるうち、なぜだか大介はプロポーズをすることに。
困りながらも、大介は真っすぐ葉菜子に向かう。そして言う。

“僭越ながら、一人より二人で生きてみない?”

大介らしい、不器用なプロポーズだった。
それに葉菜子は“僭越ながら喜んで。”と答えるのだった。

大介は、たとえ陽三が死んでしまっても、浩太は自分の弟だから、と、浩太と一緒に暮らすことを決め、葉菜子とは2つの家を行き来することに。
陽三が居なくなってしまっても、一度つながった関係は、一つも切れることはなかったのだ。

永里・熊谷の表札を掲げた407と507。始まった二人の、一味違った新婚生活。
お互いの家を行き来。葉菜子の散らかし癖はもちろん大介によって徹底的に掃除される。
腹が立った葉菜子の愚痴はもっぱら浩太に。
“新婚旅行で全国パワースポット巡りってアリエナイよね?え?それはそれでありって?うーんそうかなぁ”
おそらく前途多難な彼らの新婚生活。けれど、きっと、二人は二人の家族ノカタチを作ってくれるはずだ。

最高の形でハッピーエンドを迎えたドラマ「家族ノカタチ」。現代の家族の形をリアルに切り取ったドラマで、近年の日曜劇場で人気を博した「半沢直樹」や「下町ロケット」のような派手さはなかったものの、心温まるホームドラマとして本当に本当に素敵なドラマだった。
“一人が好き”だけれど2人や3人もそれはそれでいいかもしれない。そんな大介のセリフがドラマが掲げてきた“家族ノカタチ”というテーマの意味を表していたように感じる。
すべての登場人物のクセが強く、なんだか“嫌だなぁ”と思う部分もあったけれど、でも絶対的な悪役なんてレギュラーキャスト陣には一人も登場しなかった。まさに、日常生活のリアルを切り取っていた。
この超豪華キャスト陣のわりに視聴率は物足りなさが残るものの、ずっとこの家族を見届けた視聴者には確かに残るものがある。
すべての結末を見届けてからでも、たまにふと見たくなる自分の家族のような、大切にしたくなるドラマだっただけに、終わったのが寂しいが、きっと今もどこかで大介と葉菜子が口喧嘩をしながらも笑っているはずだ。そう思わせてくれる見事なキャスト陣の演技力とスタッフ陣のストーリー、演出だった。
「家族ノカタチ」はTBSオンデマンドで配信中。こちらでぜひこの家族の軌跡をチェックして。

TBS「家族ノカタチ

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