恋愛ドラマ総決算!あなたのNo.1は逃げ恥?セカムズ?それとも…!?年末年始はラブストーリーでキュンキュン補給!

2016年12月21日21時00分ドラマ
©TBS「逃げるは恥だが役に立つ」より

新垣結衣が、深田恭子が、波瑠が、有村架純が可愛すぎ!「逃げ恥」に「セカムズ」、「いつ恋」に「ダメ恋」…!今年も恋愛ドラマが熱かった!視聴率ランキングと今年のトレンドを大発表!あなたのNo.1恋愛ドラマは!?各ドラマの紹介と詳しいあらすじ、全話配信サイトもご紹介で今年のラブストーリー総決算。

2016年、今年もたくさんの名作ドラマが誕生した。大河ドラマ「真田丸」は三谷幸喜がSMAP・香取慎吾主演「新選組!」以来10年以上ぶりに脚本を書き、これまで大河に興味を持たなかった人たちからも支持を集めた。
その他「Doctor-X外科医・大門未知子」が平均視聴率20%越え、TBSの顔・日曜劇場には嵐・松本潤主演の「99.9―刑事専門弁護士―」という新たな名作ドラマが誕生した。

今年も熱かったドラマ界。そんな中でも、やっぱり一定の支持を集めるのがみんな大好き“恋愛ドラマ”である。

2016年の恋愛ドラマを語るうえで外せないのが「逃げるは恥だが役に立つ」。新垣結衣×星野源で送る“就職という形での結婚”という全く新しい切り口の恋愛ドラマ。これが、老若男女、幅広い世代に大ヒット。初回の視聴率は10.2%だったものの、エンディングで見せた「恋ダンス」と共にその斬新なストーリー、そして新垣結衣の圧倒的可愛さが評判を呼び、最終話の視聴率は20.8%と、今期を代表するドラマへと上り詰めた。
インスタグラムやTwitter、動画サイトYoutubeなどを駆使した宣伝活動は、新たなドラマの形を見せてくれた。

本記事ではそんな「逃げ恥」をはじめ、ナビコンで注目し、日本中をキュンキュンさせた今年の恋愛ドラマたちを振り返っていきたい。

今年、ナビコンでも毎週特集を組んだ恋愛ドラマは以下8本。
【冬クール】
 月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」フジ
 火10「ダメな私に恋してください」TBS
【春クール】
 水10「世界一難しい恋」日テレ
 金10「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」TBS
【夏クール】
 月9「好きな人がいること」フジ
 火10「せいせいするほど、愛してる」TBS
 土9「時をかける少女」日テレ
【秋クール】
 火10「逃げるは恥だが役に立つ」TBS

日本中をキュンキュンさせた、最高のドラマたち。
視聴率ランキング、各ドラマの紹介は記事の最後でするとして、ナビコン的今年の恋愛ドラマのトレンドを考えていきたい。
全8ドラマ中、7本の主演が女性。やはり恋愛ドラマというジャンルを好んで見るのが女性だということがこの要因かと思うが、そんな中で誕生した「ヒロイン系男子」、そしてドラマとはいえ、現実味が欲しい!という声を反響した「タイアップ」という2つが、今年のトレンドと言えるのではないだろうか。

これまでのドラマ「頑張る女ヒロイン×カッコいい主人公」なんて構図が当たり前にあった。しかし、2016年、その構図が逆転したように感じられた。ヒロインという言葉、本来は女性に使わなくてはならない言葉なのだが、その言葉、どうしても使いたくなる男子たちが登場した。

その傾向が特に顕著だったのが大野智主演のドラマ「世界一難しい恋」だ。新入社員に恋した社長が彼なりに奮闘するラブコメディー。
ヒロインの波瑠は身長164センチメートル。大野とそんなに身長が変わらない。しかも、ストーリーは完全に波瑠が演じる美咲優位。彼女に振り向いてほしくて、視界に入りたくて頑張る姿は、完全にヒロインのそれだった。

そしてもう一本、今年の顔「逃げるは恥だが役に立つ」でもヒロイン系男子が登場した。星野源が演じた津崎平匡である。
控えめで消極的で、だけど真っすぐで誠実。新垣演じるみくりちゃんにぐいぐい来られてオドオドする姿はどう考えても可愛らしいヒロインであった。

どちらも視聴者から“カッコいい”ではなく“可愛い!”の声が続出した。“男で可愛い”というのはどうなのか、と思いそうなものだが、「逃げ恥」劇中の言葉を使うなら“可愛いは最強!”なのだ。“カッコイイの場合、カッコ悪い部分を見ると幻滅するかもしれない。でも、かわいいの場合は何をしてもかわいい!かわいいの前では服従、全面降伏”というみくりの言葉。きっと「セカムズ」の美咲も、その通り!と思っていたことだろう。
この「可愛いは最強!」は視聴者の共感も集めたようで、その証明にこのドラマ2本は今年の恋愛ドラマ視聴率1位、2位。ヒロイン系男子が広い世代に愛され、認められた証明であろう。

思い返せば今年、リオオリンピックで男女別の金メダル獲得数は女子が7個、男子が5個。2004年のアテネ以降、女子が金メダル数で上回る結果が続いており、“女が強し”の時代を感じることも多くなった。
女が守ってもらう、女が頑張って手に入れるような素敵男子もいい。しかし、現代では頑張っている女性を、そのまま受け止め、応援してくれるような男子を女子が求めている、ということかもしれない。
もちろん、「ダメ恋」や「好きこと」で登場していたような俺様系男子もまだまだ大人気。今後、益々恋愛ドラマの幅が広がっていくことだろう。

そしてもう一つのトレンドは「タイアップ」。先に登場したドラマ2本。「逃げ恥」と「セカムズ」、ヒロイン系男子が登場、という以外にも共通点が。実はどちらも横浜市が完全タイアップの上で撮影されていたのだ。
横浜市はドラマのロケ地巡りキャンペーンを展開。今年の映画の顔『君の名は。』でも話題、今流行りの“聖地巡礼”をするファンも続出した。
所々で、ドラマに共通した景色が見られたのも、ドラマのヘビーウォッチャーを喜ばせたことだろう。

さらに特大のタイアップとして「せいせいするほど、愛してる」でTIFFANY&CO.が全面協力。武井咲演じるヒロインが着用した衣装やアクセサリーが大人気となった。

夢の中の世界のような恋愛ドラマ。しかし、実際の場所や、ブランドが全面的に使われることで、どこか身近に感じることが出来る。そんなタイアップ。来年以降も続出することだろう。

「恋愛ドラマ」は夢の中の世界から現実へ。ヒロインは強く「ヒロイン系男子」の流れへ。
少しずつ変わりつつある「恋愛ドラマ」。しかし、恋愛ドラマが明日への活力をくれる最強のビタミン剤であることは永久に変わらないはず。
来年以降、ドラマたちがどんな胸キュンをくれるのか楽しみに、年末年始は今年のドラマ、総決算してみてはいかが。

各ドラマは、以下のサイトで全話配信中。

「TBSオンデマンド」2週間無料体験中!
 「ダメな私に恋してください」
 「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」
 「せいせいするほど、愛してる」
 「逃げるは恥だが役に立つ」

「hulu」2週間無料体験中!
 「世界一難しい恋」
 「時をかける少女」

「フジテレビオンデマンド」フジテレビIDで初月無料キャンペーン実施中!
 「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」
 「好きな人がいること」

【冬クール(1~3月)】
2016年の幕開けを飾ったのはどストレートな恋愛ドラマ2本だった。
月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」と火10「ダメな私に恋してください」。

東京という都会の中で不器用にも真っすぐに生きる6人の若者のじれったい青春、恋愛模様を描いた「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」、通称「いつ恋」。有村架純が純朴に、まっすぐいきるひた向きな主人公を。優しすぎる引っ越し屋さんを高良健吾が演じた。その他、高畑充希や坂口健太郎、森川葵、西島隆弘(AAA)などフレッシュな面々がそろっていた。
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」各話あらすじ

どこか昭和の香りが漂う、純文学感のある「いつ恋」に対し、まるで少女漫画からそのまま飛び出してきたようなドラマが「ダメ恋」である。略称は似た二つだが、その内容はまるで違った。
30歳、独身、職無し、カネなしの主人公が元上司ドSの主任とひょんなことから同居することに。可愛すぎる深田恭子と朝ドラ「あさが来た」で大ブレークしたディーン・フジオカのタッグが多くの女性の胸を撃った。
「ダメな私に恋してください」各話あらすじ

「いつ恋」と「ダメ恋」。正反対、両極端の内容の二つだが、どちらもヒロインがまっすぐな名恋愛ドラマであったのは同じ。
視聴率はもう一つ上がりきらなかったものどちらも固定ファンの心をがっちり掴み、「いつ恋」ロス、「ダメ恋」ロスたる現象を生んだ。
寒い冬をホッコリ暖めてくれるドラマ2本だった。


【春クール(4~6月)】
新学期の幕開けと共に始まる春クールは個性的な恋愛指南的恋愛ドラマ2作が誕生した。「世界一難しい恋」、「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」だ。

「逃げ恥」に次ぐ恋愛ドラマの大ヒットと言えば「世界一難しい恋」である。嵐のリーダー・大野智が初めて恋愛ドラマに挑んだ。ヒロインは「あさが来た」で一躍時の人となった波瑠。大注目でスタートしたドラマは小池栄子や杉田哲太等、脇役も豪華。全話視聴率二桁、最終回は視聴率16%を記録した。全くダメダメな社長を周りが少しずつ成長させていく。大野智色に染められた恋愛ドラマ「セカムズ」にハマった人が続出した。
「世界一難しい恋」各話あらすじ

「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」では、水野敬也の恋愛指南書『スパルタ婚活塾』を原作に中谷美紀と藤木直人の大人の恋愛を描いた。恋愛ドラマでキュンキュンしながら、恋愛レッスンをさせてもらえるという一石二鳥なドラマ。チュートリアルの徳井も出演し、中谷美紀がイタい負け犬オンナを熱演し、大いに話題となった。
「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」各話あらすじ

新学期、新年度の始まり。新たな出会いが溢れる4月からスタートの春クールは、どちらも恋愛指南をしてくれるドラマで、ファンに愛されると同時に“わかるわかる!”という共感を集めた。
夢いっぱいの恋愛ドラマ、というよりも現実味が溢れる、どこかでドラマに登場していたようなメンバーが本当にいるのかも…と思わせてくれるようなドラマ2本だった。

【夏クール(7~9月)】
爽やかな夏、というよりは暑い暑い夏をさらに暑く、フレッシュに彩ったのが夏ドラマ3本。

月9は原点回帰というか、まるで少女漫画のようなドラマが誕生した。美男美女がまさかのシェアハウス。世の女子のハートを橋掴みにしたドラマ「好きな人がいること」である。
桐谷美玲演じるパティシエが初恋の人が経営するレストランで住み込みで働くことに。そこには初恋の人を始めイケメン三兄弟が住んでいて…!?という胸きゅんが満載のドラマ。顔むにキスという新定番も生んだ胸きゅんキラキラドラマとなった。
「好きな人がいること」各話あらすじ

武井咲×滝沢秀明で、こちらもまるで少女漫画のような設定のドラマが「せいせいするほど、愛してる」だ。不倫という禁断の愛をTIFFANY&CO.全面協力で美しく彩った。
大人の少女漫画、現実とはかけ離れた美しい主演の二人と、アリエナイ展開の続出に視聴者から総ツッコミと胸きゅんの声が溢れた。
「せいせいするほど、愛してる」各話あらすじ

土曜ドラマは往年の名作「時をかける少女」を再度リメイクした。主演は黒島結菜。幼馴染に竹内涼真、もう一人の幼馴染に菊池風磨(Sexy Zone)で現代版に生まれ変わった「時かけ」。
明るい爽やかな学生ドラマ。可愛い幼馴染とイケメン幼馴染。そしてちょっとのファンタジー。
こちらもどこか少女漫画のような設定で、爽やかに、穏やかにキュンキュン楽しませてもらった。
「時をかける少女」各話あらすじ

今年、日本中を熱くしたリオオリンピックの裏側に当たることもあった夏ドラマ。視聴率では苦戦することが多かったものの、視聴者の心には金メダル級の輝きを見せてくれるキュンキュンドラマ3本だった。

【秋クール(10月~12月)】
そして登場の横綱。秋ドラマと言えば、いや。今年のドラマと言えば、これ。「逃げるは恥だが役に立つ」だろう。

契約結婚から始まる新垣結衣と星野源の恋模様を可笑しく、可愛く描き上げた。恋愛ドラマでありながら、お仕事ドラマ。グサッと刺さるような一言がところどころ登場。
初回放送から専業主婦の本質を突いた発言が続出。最終話では共働きの夫婦としての主張をみくりがスパッと言ってくれた。
さらには、石田ゆり子が演じる未婚のバリバリキャリアウーマン、大谷亮平が演じたイケメン、冷めてる系男子の発言にもハッとした人も多かったのでは。

アリエナイ設定。けれど現実味があって、だけどしっかり胸きゅんがあって。ヒロインは真っすぐで。まさに今年を総決算するドラマだった、といえるのではないだろうか。

秋ドラマの恋愛ドラマはこの1本。しかし、何本分もの胸きゅん、満足度をくれるドラマだった。
「逃げるは恥だが役に立つ」各話あらすじ

【平均視聴率ランキング】
1位 火10「逃げるは恥だが役に立つ」主演 新垣結衣 
  平均14.58%:最高20.8%(最終話)

2位 水10「世界一難しい恋」主演 大野智(嵐) 
  平均12.88%:最高16%(最終話)

3位 月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」主演 有村架純 
  平均9.71%:最高11.6%(第1話)

4位 火10「ダメな私に恋してください」主演 深田恭子
  平均9.46%:最高10.3%(第8話)

5位 金10「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」主演 中谷美紀
  平均9.03%:最高10.3%(第1話、第2話、第3話)

6位 月9「好きな人がいること」主演 桐谷美玲
  平均8.92%:最高10.4%(第2話)

7位 火10「せいせいするほど、愛してる」主演 武井咲 
  平均7.92%:最高9.7%(第6話)

8位 土9「時をかける少女」主演 黒島結菜
  平均6.66%:最高9.4%(第1話)