「六龍が飛ぶ」第47話あらすじと予告動画:バンウォンの乱!バンジの悲恋…第一次王子の乱って?

2017年01月18日12時56分ドラマ
©SBS

バンウォンをはじめとする彼と同腹の王子たちがついに動いた!それぞれが計画を遂行し、線香の燃え尽きるときを待って反乱スタート!KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日19日(木)放送の第47話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。

ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)相関図KNTV
イ・ソンゲ=太祖役:チョン・ホジン
チョン・ドジョン=三峰/サンボン役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン=靖安大君役:ユ・アイン(ナム・ダルム)
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

■第47話あらすじ
8月26日、バンウォンをはじめとする彼と同腹の王子たち反三峰派がついに挙兵。イ・スクポンも500の兵を率いて王妃の墓の近くで待機。

その頃、三峰=チョン・ドジョンは腹心たちと明日の遼東出兵に向けて最後の確認をしていた。太祖=イ・ソンゲの病状は重篤で、三峰が兵を率いて先に出発することに。三峰を護衛するバンジは、ヨニからもらった戦闘服を愛でていたが、不穏な空気を読み取り刀を持って外へ。ヨニは護衛のピウォルを待たせてバンジに会いに戻る。外に出ていたバンジの胸に飛び込み、バンジがつけてくれたお守りをバンジの首に戻し、必ず帰って来てと。ヨニに口づけしたバンジは必ず生きて帰ることを約束。

泮村(パンチョン)。倉庫に入るミョサンを見かけたプニは、後を追い武器がないのを見て、その晩、バンウォンが三峰を討つのだと察する。ミョサンは、バンジは別の場所に行かせて関わらせないことになっていると告げる。これを聞いていたカップンはバンジを心配し、遼東征伐に全神経を注いでいる三峰に、バンウォンの挙兵を知らせに走る。

六龍一方、批国寺のチョンニョンは僧兵たちに花事団の黒蝶ピウォルを始末させ、ヨニを拉致。刀の音を聞きつけたバンジは急いでヨニのあとを追う。ヨニの喉元にはチョ・マルセンの刃。さすがのバンジも身動きできない。これがバンジを足止めするためと察ししたヨニは、自ら刃に倒れ、バンジを三峰の元へ行かせる。

その頃、バンウォンと合流したハ・リュンは。この反乱を正当化するために、三峰が謀反を企てたとする三峰に関する捏造した歴史書を手渡す。バンジを三峰から引き離す作戦成功の報告を受け、バンウォンたちは三峰たちのいるナム・ウンの別邸へ。三峰の腹心たちを次々と殺害し、残るはナム・ウンと三峰。

ミン・ジェはチョ・ジュンの説得に向かい、この反乱で手を汚すなと弟バンウォンから言われたバングァはイ・ジランと酒を酌み交わす。チョンニョンは僧兵たちを引き連れ花事団の黒蝶たちを皆殺し。ヨニの身を案じて花事団にやってきたプニに、ヨニはすでに死に、バンジは逃げたと教え、プニを逃がす。

三峰とナム・ウンはカップンに手引きされ成均館の明倫堂(講義室)にいた。自分の居所をヨニに知らせるようカップンに頼んだ三峰は、用意周到なバンウォンは、それなりの数の兵を動員しているはずと睨んだ。乱を制圧するには自分かナム・ウンのどちらか一人でも生き残り、明日の出兵のために集まる軍をまとめるしかないと判断。二手に分かれて粛靖門で落ち合うことにし、ナム・ウンを見送る。

だが、時すでに遅し。ウ・ハクチュから三峰の居場所を聞いたバンウォンが成均館を包囲。すぐに踏み込もうというハ・リュンを制したバンウォンは、捏造した歴史書を再現させるために、大正門前で大声でかつての師・三峰を「逆賊、チョン・ドジョン出てこい」と叫ぶ。当然逃げ出すかと思った三峰は、「静かにしろ。すぐ出る」と書いた文をバンウォンに渡し、泮村にいる弟チョン・ドクァンに遺言を認める。

その頃、三峰が成均館にいると知ったバンジが泮村から向かおうとするが、行く手をムヒュルが塞ぎ…。

その後、儒生たちに声をかけ姿を見せた三峰は、少し歩こうとバンウォンを誘う。なぜ逃げなかったのかと問うバンウォンに、「その必要はない。私とお前が作ろうとしている国は同じだから」と三峰。「私の道でなくなったから退くのだ」とも。「遼東征伐はしない」と言うバンウォンにも「生き残った者が決めればいいこと。難儀だな、バンウォナー」と、最後まで師としての教えを授ける。そんな三峰をバンウォン自らが剣を突き刺し、最後に「チョン・ドジョン」の名を燃やす。

■見どころ
最終回に向けて一番のクライマックスとなるバンウォンの乱(第一次王子の乱)。三峰の腹心を殺害するたびにその名を大声で叫び、バンウォンがその名を記した紙を燃やしていく。これだけでも視聴者は大興奮!ここにバンジとヨニの悲しすぎる初恋を終わらせるシーンを差し込んでくるとは!チョン・ユミ(ヨニ役)とバンジ(ピョン・ヨンハ)最高の演技に涙腺決壊必至。

六龍ロマンスでさんざん泣かされたが、男同士の絆にも泣かされどおしだ。バンウォン×ヨンギュの次は、三峰×ナム・ウン。これが最後の別れと察したナム・ウンに、三峰がなぜ自分に従ったのかと聞く。これに対して堅物で石頭と呼ばれていたナム・ウンがなんと答えるのか、お聴きのがしなく。プニの組織員のアジョシにも泣かされる。そして極めつけはラストシーン。ハ・リュンが捏造した歴史書の「ネズミのように逃げ出した…を削るように」と命じるバンウォンの一言。ザントガル(英雄)として三峰を尊敬してやまないバンウォン。そんな彼が師と同じ夢を見るためには、自らの手で殺めるしかなかった。ユ・アイン(バンウォン)がこの難役をみごとに演じている。

座ったまま最期を遂げるキム・ミョンミン(三峰役)の演技もまさにカリスマだった。韓ドラ史劇では、この“座死”とも呼べる死に方で英雄を果てさせる演出が多い。「帝王の娘スベクヒャン」「広開土太王」「千秋太后」等。ネタバレになるので誰が死ぬかは記せないが、英雄たちをみごとな死(または瀕死)なせている。
※各ドラマで誰が座死するのかどうしても知りたい方は、「ナビコン」の検索窓で「座ったまま 最期」で検索すると分かります。

とにかく、最終回にむけて「根の深い木」の回想シーンとして登場するシーンやほうふつさせるシーンが満載。「根の深い木」未視聴の方はもちろん、既視聴の方も本作の後、「根の深い木」の視聴をお勧めしたい。前回と違った見方ができるはず。

■豆知識
①第一次王子の乱って?
1398年8月25日に李芳遠(イ・バンウォン)らが起こしたクーデターで、「バンウォンの乱」ともいう。ドラマでは、ハ・リュンが三峰を貶めるような歴史書をつくり上げたが、『朝鮮王朝実録』『韓国の歴史』などの実際の歴史の書籍にも芳遠派が鄭道伝(チョン・ドジョン)派による「密謀説」をでっち上げ、その首謀者として、鄭道伝、南誾(ナム・ウン)、沈孝生(シム・ヒョセン)の3人をあげた、などと解説している。
ドラマに登場するナム・ウンとシム・ヒョセンは共に実在の人物。沈孝生は世子妃の父。
「第一次王子の乱」についてはコチラで詳しく解説している。⇒「王女の男」スタート前に系図と地図で朝鮮王朝を予習③ 太祖~5代王・文宗まで

②大正門って?
大正門とは、孔子をまつる孔子廟(びよう)正殿の名のことで、孔子の教えなどを学ぶ儒生たちの教育機関である成均館にもあった。現在も、成均館大学の中にある。日本では、東京の湯島聖堂にある。

DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

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