「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」ここが見どころ①ストーリーの面白さ：納得できるホン・ギルドン英雄伝

いよいよ3月2日にはDVD-BOX3が発売となる「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」！韓国では回を重ねるほどに視聴率がアップ、最高視聴率14.4％まで記録した本作の見どころはたくさんあるが、今回はストーリーの面白さに焦点を絞ってご紹介！予告動画やインタビュー動画は公式サイトで公開している。

「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」は、16世紀朝鮮、稀代の暴君として知られる第10代王・燕山君(ヨンサングン)に敢然と立ち向かい、政権崩壊へと導いた実在の義賊ホン・ギルドンの物語。

ドラマはアモゲと息子ギルドンとの会話から始まる。

　父「怪力童子は耐えられない。だから危険なんだ」
　息子「耐えられなかったらどうなるの？」
　父「みんな死ぬ。怪力童子も母も父も兄も死ぬ」
　息子「誰が殺すの？」
　父「王様だ」

父子の意味深な会話とショッキングな映像、ギルドンと国王が馬上で同じ目線で対峙！
オープニングでドラマのクライマックスを見せるのは韓国時代劇の王道で、「逆賊」もこれに倣っているが、本編はギルドンの生後間もない赤ん坊のころからはじまる。

義賊ホン・ギルドンをモチーフにしたドラマといえばカンジファン主演の「快刀ホン・ギルドン」があるが、「逆賊」はギルドンの抱えるある秘密を赤ん坊のころから丁寧に描いているので、なぜギルドンが盗賊になったのか、一介の奴婢の子がいかにして民の心を捉え、狂気の独裁者を倒すことができたのかが、とてもわかりやすく描かれている。

また、序盤の主人公ともいえるギルドンの父アモゲ（キム・サンジュン）。奴婢ながら商才に長け、知謀家である彼のジョットコースター人生は目が離せず、これだけで1本のドラマが作れそうだ。ベテラン俳優たちとの“オヤジブロマンス”には大いに笑って泣かされる。

そして、燕山君（キム・ジソク）がなぜ暴君になったのか、どんな暴政を敷いたのか、「自分の狩りの邪魔になるからとの理由で民家を撤去する」など実際の事象とフィクションとをうまく絡めて、こちらも納得のいく展開で描かれている。

さらに、3大代悪女の1人チャン・ノクス（イ・ハニ）とギルドンを恋仲にする目の付けどころ、それだけでなく王と奴婢とで三角関係に持っていくとは畏れ入る。名字を持たないはずの奴婢が“ホン”という名字を持つに至った顛末など、さすが「帝王の娘スベクヒャン」を手掛けた脚本家だ。ファン・ジニョン作家は、本作で2017 MBC演技大賞で「ことしの脚本家賞」を受賞している。※燕山君とチャン・ノクスについては【三代悪女】で詳しく紹介。

「六龍が飛ぶ」でも見事なアクションを披露したユン・ギュンサンを主役に迎えた本作は、アクションでも魅せてくれる。また、掌楽院（チャンアゴン）の女楽たちの美しい衣装や古典音楽・楽器演奏シーン、ギルドンを一途に慕うガリョン（チェ・スビン）の純愛、全編通して描かれる家族愛などどれも見逃せない見どころだ。

大ヒット作「キールミー・ヒルミー」の演出家と、「帝王の娘スベクヒャン」の脚本家との強力タッグに脱帽だ。

韓国では放送当時、ドラマ話題性ランキング（グッドデータコーポレーション17年5月22日調べ）で、役者、演出、OST全て完璧との評価を受けて堂々の第1位を獲得した。

2017 MBC演技大賞での「ことしの脚本家賞」を受賞以外にも、アモゲ役のキム・サンジュンが大賞、ことしのドラマ、女性最優秀演技賞（イ・ハニ）、優秀演技賞（チェ・スビン）、黄金演技賞（ソ・イスク）、男女新人賞（キム・ジョンヒョン）、子役賞（イ・ロウン）など8冠に輝いた。

【「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」を2倍楽しむ】では、今後もドラマの見どころや時代背景や実在人物、キャストの紹介、各話のあらすじと見どころなどを紹介していくので視聴の参考にどうぞ。

■リリース情報
DVD-SET1＆2　好評発売中
DVD-SET3　2018年3月2日（金）発売
各19,000円＋税
Vol.1-12　レンタル中
※以降、Vol.24まで毎月リリース
発売・販売元：NBC ユニバーサル・エンターテイメント

◇公式サイト

【作品詳細】【「逆賊」を2倍楽しむ】