最終回「仮面の王 イ・ソン」第20話あらすじと見どころ:王イ・ソンの愛と友情の結末は?予告動画
王となった世子イ・ソンは、毒消し作りを急がせるがいまだにめどは立たない!そんな中、テモクは民心を利用して王を追い詰めようとし…いよいよ最終回!果たしてイ・ソン(ユ・スンホ)とイソン(キム・ミョンス/エル INFINITE)は友情を取り戻すことができるのか?そしてガウン(キム・ソヒョン)との愛は…?韓国時代劇「仮面の王 イ・ソン」第20話(最終回)あらすじと見どころ、豆知識をご紹介!予告動画はYoutubeにて公開中。
※原題:「君主~仮面の主人~」として韓国で30分×40話で放送した本作を60分×20話で放送。
(※以下、NHKBSプレミアムにて2018.04.15-08.26放送時に紹介したものです。)
※5月24日からは、賎民の身分で馬医(馬の医者)から出発して獣医としての名声を手に入れ、のちに内医院の医官から御医にまで上りつめた実在の人物男、白光炫(ペク・クァンヒョン)の生涯を描いたメディカルドラマ「馬医」を放送する。ただし、5月24日(月)放送予定は、「全米プロゴルフ」中継により休止の可能性があるのでご注意を。
【「仮面の王 イ・ソン」を2倍楽しむ】では時代背景や主人公のモデル、メインキャスト3人が来日した取材会の再現レポートや、直前SPの内容を詳しくまとめているので視聴の参考にどうぞ。
■第20話(最終回)
王となった世子イ・ソン。まずは辺首会の毒に侵された友イソンや大勢の臣下たちを救わねばならない。しかしウ・ボたちはどうしても作り方が分からずにいた。そこへコンに説得されたウジェが現れ解毒薬の作り方を教える。門外不出の秘方を教えた理由を聞くと、ウジェは王と取引したと答える。
ここでウジェが忠告したひと言をお聴き逃しなく。これこそが賤民イソンが世子イ・ソンを誤解した理由だ。そしてウジェは王とどんな取引をしたのか?
その頃、テホは揚水庁の水運び人を集め、自分たちの生活が向上したのはテモクのお陰だ、王はそんなテモクを捕らえようと血眼になっていると不安をあおる。さらには王が揚水庁を潰して生活の糧を奪おうとしていると追い打ちをかける。水運び人たちが光化門に集まり、反対派を組織しようとしている話は瞬く間に王の耳に入る。ムハクからの報告で、テモクの「お前がわたしを逮捕したら、民はお前を捨てるだろう」といいう不吉な予言がこのことだったのかと合点がいく。
王は、武力で鎮圧するのでなく、褓負商(行商人)の組織を総動員して辺首会と揚水庁の横暴を民に伝え、彼らに全国の城壁を補修する仕事を与えると説得するように命じる。
代わりの仕事を用意する辺りは、さすが褓負商で下積みした苦労人。机上論でないこの作戦が民心を動かすはず。
ウ・ボがついに解毒剤を完成させるが、信用しない重臣たちは飲もうとせず、辺首会の首領テモクに命乞いに行かせてくれと訴える。するとカウンが効き目を証明しようと自ら毒を飲み、そして解毒剤を飲んでみせる。だが、ガウンは意識を失い倒れてしまい…。
王を信じない重臣たちに王イ・ソンはなんというのか?ガウンの作戦はうまくいくのか?
重臣たちがテモクの元へ駆けつけるが、彼らの斑点は消えていた。その場に王が現れ、毒消しが成功したことを宣言する。テモクは他の方法を探せばいいとうそぶく。しかし、王はあくまでも無血開城にこだわり、辺首会の者に、1時間以内に罪を認めて降伏すれば善処すると告げる。
辺首会の流したデモで光化門に集まった民たちも、褓負商を使って伝えた王の言葉を信じて解散していた。万事休すとなった辺首会では、降服する者が続々と現れ、ついに王は辺首会を制圧する。
短いながら多勢での殺陣アクションはなかなかの見ごたえ。
※豆知識:戎服(ユンボク)。ユ・スンホが着用しているプリーツ(ひだ)のある外衣は戎服といって、身軽に動き回れるようにと工夫された外衣。王だけでなく世子や大臣も着用する。
覚悟を決めたテモクの前で、王はウジェの願いが「父テモクを殺さないでください」だったと教える。そして王の謝罪と宣言を聞いたテモクは「お前のような君主に早く出会っていれば…」という言葉を口にし、自ら飲んだ毒に倒れる。
テモクに対して恨み千万だが、そんなテモクの悪が今の自分を作ったと認めるソンの名セリフをユ・スンホが気高く演じている。君主に恵まれずに悪に走ったテモクの最期が何とも憐れ。彼もまた時代の犠牲者だったかもしれない。名優ホ・ジュノの座死をお見逃しなく。
宮殿に戻った王はガウンを抱きしめ、二人で友イソンの元へ。王が差し出す解毒剤を受け取ろうとしないイソンに、ガウンを信じて飲めという王。みるみる解毒したことに驚くイソンに、改めて代役を頼んだことを謝罪し、今もイソンは初めてできた友だと告げる。以前のように親しくできないかというガウンに、元には戻れないと立ち去るイソン。
イソンを廃君として見逃すことはしぶしぶ納得する大臣たちだが、廃君の王妃となったガウンを王の王妃として迎えることは認められないと引き下がらない。ガウンは、王に手紙を残して宮殿を出る。
ガウンの手紙を呼んだ王は、便殿で臣下たちに語りかける。ここにいる多くの重臣たちの命を救ったのは、ひとりの女人の犠牲があったから。世の中が変わったからと、その女人を忘れるというのかとも。それでも、私情を捨てるように諫言する大臣。すると、王は静かに翼善冠を取り、「嫡流だから戻ったのではなく、辺首会に苦しめられる民のために王位に就いた。役目を果たしたから後は自分より優れた者に王位を継がせると」いいと、玉座を降りる覚悟を見せる。
愛のためには王位も捨てる覚悟とはなんと深い愛か。
※翼善冠(イクソングァン)とは、王の普段用の被り物(帽子)。
井戸の水が戻ったことを喜ぶ民たちを見つめ、安堵の表情を浮かべながらも寂しげなガウン。ところがそこに王イ・ソンが現れる。王の迷惑になりたくないというガウンに、「民にとって迷惑なのは私がお前を失うことだ」と答え、ガウンがいなければ辺首会に立ち向かい民を守ってはいなかっただろうとも。そして王座はいつでもテモクのような怪物を育てててしまう地位。民のためにも、そうならないように傍でに見守ってくれと言い、太陽と月の首飾りをみせ、「太陽を月のように常にお前といたい」という言葉に、ガウンはやっとうなずく。
素敵な王のプロポーズの全文はドラマで確認されたい。
ヒョンソクは、テモクの右腕チュ・ジンミョンからテモクの復讐を命じられていた。一方イソンは、世子を疑い始めたのが、ヒョンソクが持ってきた毒消しのせいだと思い当たる。そしてヒョンソクが身分を偽って自分をだましていたことに気づき、ヒョンソクが王を狙うと考え、急いでウ・ボに知らせる。
その頃ヒョンソクは、宮殿に戻るガウンの輿の先頭を歩いていた…。
最後までハラハラドキドキの最終回。ガウンを助けに来るのは、イソンか?イ・ソンか?二人の友情は?初の時代劇に挑戦したエル(INFINITE)こと俳優キム・ミョンスの渾身の演技に涙腺決壊必至。
一年後、王は「真の君主とは何だ?」と自問し続けていた。王の隣には…。
様々な愛の形を見せてくれた感動の最終回の結末は【最終回考】で紹介している。
■キャスト⇒(相関図)NHK番組サイト
世子イ・ソン役(仮名チョンス):ユ・スンホ
ハン・ガウン/カウン役:キム・ソヒョン
イソン役:キム・ミョンス(エル/INFINITE)
キム・ファグン役:ユン・ソヒ
テモク役:ホ・ジュノ
ウ・ボ役:パク・チョルミン
中殿(のちに大妃)役:キム・ソンギョン
◇NHK「仮面の王 イ・ソン」番組公式サイト
2019.11.23-2020.04.10 土08:30-09:30 再放送
2018.04.15-08.26 日21:00-22:00 NHKBSプレミアム
2018.04.08直前スペシャル放送
◇Youtube予告動画
【作品詳細】【「仮面の王 イ・ソン」を2倍楽しむ】