【第2回 韓ドラTVコレクション大賞】プロのライターがハマったのは「キム・サブ」!授賞式再現レポート
12月10日(月)『韓国テレビドラマコレクション2019』(キネマ旬報社刊)出版記念イベントが東京で開催され、第一部『第2回 韓国テレビドラマコレクション大賞』の表彰式と第二部『トークショー』、最後にはお楽しみ抽選会が行われた!取材したのでまずは第一部の授賞式の様子と受賞作品をご紹介、予告動画は作品公式サイトで公開している。
※各ドラマタイトル太文字クリックでドラマ詳細ページへ。「動画視聴サイトへ>>」から予告動画ページに遷移。また【2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじと見どころ、キャストの魅力、時代背景や豆知識をまとめて紹介している。赤字は記者の感想など。
※以下すべて敬称略。
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【イベントスタート】
司会は韓流ファンにはお馴染みの古家正亨。会場をひとしきり盛り上げた後、『韓国テレビドラマコレクション2019』と授賞式について紹介。
韓国テレビドラマコレクション2019
(キネマ旬報ムック) Amazonより『韓国テレビドラマコレクション』は、2002年からキネマ旬報社で発行している“元祖”韓国テレビドラマ年鑑。12月3日には1000本を超える韓国ドラマを紹介した2019年版が発売された。(Amazonでチェック)
一方、『韓国テレビドラマコレクション大賞』は、今年2018年に日本でDVDやBlu-layがリリースされた100本をこえる韓国ドラマの中から、本誌に寄稿する36人の精鋭韓流ライター陣が、今すぐ皆さんに見ていただきたい“どハマリ確実のイチオシ作品”を選出する賞。結果はDoCoMoの「dmenu映画」やYahoohttps://navicon.jp/news/などにも取り上げられ、かなりのアクセス数を記録。さらに、全国のDVDレンタル店では、『韓国テレビドラマコレクション大賞』の受賞作品のコーナーが展開されており、韓国ドラマに対する関心の高さが証明された。
この後、「昨年の受賞作を覚えていますか?」の問いかけにざわめく会場。思い出せない方はコチラで確認できるのでどうぞ⇒第1回授賞式再現レポート
【第一部 「第2回韓国テレビドラマコレクション大賞」表彰式】
<受賞作品発表>
(C)SBS■第1位■
「浪漫(ろまん)ドクター キム・サブ」
“神の手”を持つ型破りな天才外科医と、彼の元で奮闘する若き医師たちの成長を描くメディカル・ヒューマンドラマ。
⇒【「浪漫ドクター キム・サブ」を2倍楽しむ】
ヒットドラマの発表に自身も死ぬほど見た
(C)2017 MBC■第2位■
「逆賊(ぎゃくぞく)―民(たみ)の英雄 ホン・ギルドン―」
大躍進中の若手俳優ユン・ギュンサン待望の初主演作! 民を暴君から救うべく〈愛〉と〈戦い〉に身を捧げた英雄ホン・ギルドンの激動の人生を描いた最高の英雄時代劇。
⇒【「逆賊」を2倍楽しむ】
(C)STUDIODRAGONCORPORATION■第3位■「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」
超人気俳優コン・ユ主演。最上級のトキメキに包まれる、アジアを感動の渦に巻き込んだ胸キュン♡ファンタジー・ラブロマンス。
⇒【「トッケビ」を2倍楽しむ】
(3位からステージのスクリーンに予告動画を流して発表。どの作品も日本でも人気の作品。だが、会場の雰囲気は今年大ヒットした「トッケビ」が3位という結果に驚く声も。「トッケビ」はほとんどのファンが観たと挙手、「逆賊」は半分弱、「キム・サブ」は半分以上という結果。また、「トッケビ」を何度も観たという古家が、イ・ドンウク(死神役)になり切ってロケ地めぐりをしたといい、仁川の書店でコン・ユ(トッケビ/キム・シン役)のサインのコピーをもらったという爆笑エピソードなど披露)
<授賞式と受賞の喜び>
キネマ旬報社取締役代理の三浦理高より表彰状と記念のトロフィー、盾が配給・販売会社の代表に授与され、各代表は以下のように受賞の喜びをコメント。
■第3位「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」コンテンツセブン 副社長 河賢一
「普段はTwitterやホームページ、レンタルショップなどでお客様の声を聞くことが多いですが、今回はプロのライターが選んでくれたということで、格別な思いで嬉しく思います。昨年も「恋のスケッチ~応答せよ1988~」を選んでいただき、2年連続受賞を本当に喜んでおります」とコメント。本作の配信の際しては、韓国ドラマにあまり接したことのない層にも見てもらおうと、これまでにないPR活動をした、と次のような活動を明かした。
「若者層へは、アニメなどの声優で有名な諏訪部順一をキャスティング。また、本作はファンタジー・ラブストーリーながら、死生観を扱った深みのあるドラマで、意味愚深い台詞をお伝えするために、セルBOXでは、字幕の制限を取っ払って会話を全て字幕に起こした」ことなどを紹介し、「これからも皆さんに愛される作品配給をしたい」という言葉で受賞のコメントを締めくくった。
(「トッケビ」では他にも、吹替えキャストによる【WEBラジオ「トッケビ on RADIO」】の放送などでも韓国ドラマの広報活動に新風を吹き込んだ。詳しくは【「トッケビ」を2倍楽しむ】で紹介。また、「トッケビ」の死生観についてはコチラで詳しく解説している)
■第2位「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社 マーケティング部 井出美恵
「この度はこのような素晴らしい賞をいただくことができて本当にありがとうございました。本格派時代劇として初めて担当した作品で、キネマ旬報さんの歴史ムックで勉強したりして準備をして臨んだ作品。何より、ユン・ギュンサンの新鮮な魅力を十分に生かしている作品だと伝えたいと思いました。その部分を各ライターさんにそこを推していただけたのがありがたいと思っています。(ヒロイン)チェ・スビンさんも本作の後、「ロボットじゃない~君に夢中!~」などの作品で出世して今やラブコメにおいても欠かせないヒロイン。フレッシュな面々以外にもキム・サンジュンさんやキム・ジソクさん、イ・ハニさんという妖艶でかつ繊細な演技ができる方も出演している作品です。本日(12/10)からテレビ東京さんで放送します。子役(イ・ロウン)が非常にいい演技をしております。(テレビで)視聴のできない地域の方は、レンタル、やお求めやすいコンプリートDVDも先月発売しましたので、これを機会にご覧ください」と、受賞の喜びと商品PRをした。
(地上波からレンタル、DVD購入促進につなげる話術に、さすがの古家さんも感心しきり(笑)。テレビ東京での地上波初放送や、5000円のコンプリートBOXについては【「逆賊」を2倍楽しむ】で詳しく解説)
■第1位の「浪漫ドクター キム・サブ」
株式会社デジタルアドベンチャー 取締役 許星振
「まさか「トッケビ」を抑えて大賞になるとは…(会場からも笑)。「キム・サブ」もテレビ東京で放送しましたが、ちょうどワールドカップの時期と重なり、ドラマの視聴率はあまり伸びませんでした。まだ見ていないにもぜひ見ていただきたいなと思っております」と語り、本作を信じて発売、販売に協力してくれた各社への感謝の言葉で大賞受賞の言葉を締めくくった。
(2、3位は盾だが、1はトロフィー。写真撮影の際にはこのトロフィーをキネマ旬報社の三浦さんが持つことになり、会場から笑いが漏れた。受賞のコメントは控えめながらも本作の作品力への自信を感じられるものだった)
司会の軽妙なジョークも交えながら会場を沸かせた授賞式の後は、第2部のトークショーへ
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※当日会場では、『韓国テレビドラマコレクション』のほか、『韓国ドラマで学ぶ韓国の歴史』、『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』、などの韓流・華流刊行物以外に、韓国で人気のふとっちょねこの絵本『食パンねこのひみつ』も物販された。この絵本の翻訳は、元K-POPアイドルのつタレントの藤原倫己(ふじわらともき)が担当し、会場には彼のファンも来ていたようで、名前があがると歓声が上がった。
なお、12月1日に行われた翻訳者・藤原倫己と監修者・himeによるトークイベントについてはコチラでレポート⇒『食パンねこのひみつ』出版記念イベントで藤原倫己&himeが翻訳裏話と全然違う勉強法も紹介!。
【韓流イベントレポ】
【第一部:表彰式】【第二部:トーク前半】【第二部:トーク後半+三部】
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