話題の映画『バハールの涙』予告動画とポスター&場面写真解禁!

2018年12月17日00時58分映画

捕虜となった息子を助け出す為、銃を取って立ち上がったクルド人女性と、片眼の戦場ジャーナリストの“真実”の物語『バハールの涙』(2019年1月19日(土)新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー)の予告編とポスタービジュアル&場面写真が解禁された。

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映画『バハールの涙』は今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され話題を呼んだ作品。「パターソン」のゴルシフテ・ファラハニが、捕虜となった息子の救出のためISと戦うこととなったクルド人女性を演じるドラマ。

女弁護士のバハールは愛する夫と息子に恵まれ幸せに暮らしていたが、ある日、クルド人自治区の故郷の町でIS(イスラミックステート)の襲撃を受け、男性は皆殺されてしまう。数か月後、バハールは人質にとられた息子を取り戻すため、女性武装部隊“太陽の女たち”のリーダーとなり、最前線でISと戦う日々をおくっていた。同じく小さな娘と離れ、戦地で取材を続ける片眼の戦場記者マチルドの目を通し、再び我が子を抱きしめる日を夢見て、内戦を生き抜くバハールの姿が映し出されていく。

この度解禁された予告編では、夫と息子を奪われたバハールが、母から戦士となりISに立ち向かう姿が臨場感たっぷりに描かれる。息子が生きている可能性を信じ、同じ境遇の女性たちを率いて立ち向かう姿に圧倒される反面、時折見せる悲しみの表情からバハールや女性戦闘員たちが負った傷の深さを思い知らされる。

ポスタービジュアルでは“母vs IS 女に殺されると天国へ行けない”のキャッチコピーと共に、どこか冷めたような、それでいて強い意志が感じさせる眼差しのバハールと、戦場を切り取ったシーンが散りばめられ、過酷な状況下で必死に戦う女性たちの現実が伝わってくる。
先日2018年ノーベル平和賞を受賞した、自らも性暴力の被害者として、その実態を世界に訴え続けるシンジャル出身・ヤズディ教徒のナディア・ムラドさんと境遇を同じくし、ひるまず立ち上がりISと戦うバハールたちの生き様は観る者の胸に響く。

■あらすじ
女弁護士のバハールは愛する夫と息子と幸せに暮らしていた。しかし、ある日クルド人自治区の故郷の町でISの襲撃を受け、平穏な生活は断ち切られてしまう。男性は皆殺され、女性たちは性的奴隷として売買を繰り返され、少年たちはIS戦闘員の育成校に強制的に入れられた。バハールは人質にとられた息子を取り戻すため、そして「被害者でいるより戦いたい」という仲間の言葉に動かされ、女性武装部隊“太陽の女たち”を結成、銃を手に取り、最前線でISと戦う日々を送っていた―

■映画概要
監督・脚本:エヴァ・ウッソン 『青い欲動』  出演:ゴルシフテ・ファラハニ『パターソン』『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』、エマニュエル・ベルコ『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』
2018年/フランス・ベルギー・ジョージア・スイス合作/111分/原題:Les filles du soleil(Girls of the Sun)
配給:コムストック・グループ+ツイン 配給協力:REGENTS   
©2018 - Maneki Films - Wild Bunch - Arches Films - Gapbusters - 20 Steps Productions - RTBF (Télévision belge)

映画『バハールの涙』公式サイト