韓国時代劇「広開土太王」第61-65話あらすじと見どころ:覚悟~国家機密!BS-TBS

2018年12月27日14時28分ドラマ
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百済のアシンは関弥城の奪回に向けて動き出し、タムドクは、関弥城死守の全権をハムジ軍師に任す!BS-TBSで放送中のイ・テゴン主演「広開土太王」明日12月28日(金)第61話~65話のあらすじと見どころをご紹介、Youtubeにて予告動画が公開されている。

※2018年12月31日(月)~2019年1月7日(月)は特別編成のため休止。

【「広開土太王」を2倍楽しむ】では各話の詳しいあらすじと見どころ・豆知識、半島の地図や時代背景などをまとめて紹介している。

■キャスト
タムドク役/イ・テゴン…「神様、お願い」「淵蓋蘇文 ヨンゲソムン」
コウン役/キム・スンス…「朱蒙〔チュモン〕」「ガラスの城」
慕容宝(ぼようほう)役/イム・ホ…「大祚榮 テジョヨン」「善徳女王」
トヨン役/オ・ジウン…「怪しい三兄弟」「笑ってトンヘ 」
ヨンサルタ役/ホン・ギョンイン…「善徳女王」「プランダン 不汗党」
ヤギョン役/イ・イネ…「千秋太后[チョンチュテフ]」「ファン・ジニ」
ソルチ役/キム・ジョンファ…「風の国」「1%の奇跡」

■61話:覚悟
百済のアシンは関弥城の奪回に向けて動き出す。その見事な手腕にタムドクでさえたじろぐほど。タムドクは、関弥城死守の全権をハムジ軍師に任す。ハムジは、高麗軍をヨンサルタ軍とヘモウォル軍と二手に分け、百済軍を喬桐(キョドン)島に孤立させる作戦で、みごとな計略で関弥城の死守に成功する。
その頃、北方でも後燕が碑麗(ピリョ)と連合し、遼東城が脅威にさらそうとする。これに対してコム王師は、遼東城の指揮官に自ら志願。すでに文官として事務方に回っていたコチャンとモドゥヨンも志願する。遼東城を知り尽くしたコムがやってきたことで、慕容垂はたじろぐが、ここで活躍するのがコウン。彼もまた遼東城を知り尽くしていた。
南方の百済軍と北方の後燕+碑麗連合軍と戦う高麗軍。ヘモウォル軍がみごと任務を遂行したあと、殉職したウォル副将の亡骸を前に、ハムジ軍師の一言で彼の表情が曇る。ハムジのあまりにも人命を軽視する“冷酷”な態度をこのままにしていいのか?

■第62話:寝返り
慕容垂は後燕10万、碑麗5万、そして後に続くマルガリの3万で総攻撃をかけると宣言し、高句麗に後燕の属国になれ、と脅す。もちろんそんな脅しは大将軍コムには通じない。ついに開戦!慕容垂率いる後燕・碑麗の大軍が遼東城を襲う。ピンチに立たされたその時、ソルドアンの率いるマルガリ軍が、後燕との連合を破って後燕の本陣を後方から討ち、高句麗軍に合流。コウンがこれに気づくも、時、すでに遅し…後燕軍は撤退を余儀なくされる。さらにコムチャン率いる別動隊の奇襲戦略で後燕軍を足止めする。
一方、タムドクは北方に出陣を宣言。アシンは、これをチャンスと自ら軍を率いて関弥城に猛攻を加えるが…。
遼東城の前、コム王師と慕容垂皇帝の馬上の会談に注目。この二人、なんと50年にも及ぶライバル同士。両者ともこの戦が最後との意気込み。しかし、そんなコムは、激戦の続く戦の場で病状が悪化。それにいち早く気づくのが、コムに心酔しているモドゥヨン。26話でコムから大恩を受けたモドゥヨン、どうする!

■第63話:信義
アシン率いる百済軍が関弥城に総攻撃をかけたその時、北方に行くと見せかけたタムドクが、百済軍の後方から攻撃。無念のアシン、百済軍は大敗する。捕虜の扱いについて意見をたがえるタムドクとハムジ。タムドクは今後も軍師として使えるなら、“冷静”と“冷酷”の区別を明確にせよと釘を刺す。タムドクは臣下どころか捕虜の命も粗末にしない。
一方、遼東城ではタムドクからの援軍がないことに不安が広がる。そんな中ソルドアンは高句麗の信義に応えるよう碑麗の懐柔を試みる。揺れるバタル大族長。そこにコウンが現れ、逆利用でコチャンが後燕軍の手に落ちてしまう。唯一残された息子の危機に、コムの心は揺れる。
タムドクとアシンの火花散る1対1の対決に注目。タムドクのピンチを救うのはソルチ。まさに命がけの護衛武士だ。すっかり後燕の軍師として戦場にも同行するコウンだが、甲冑をつけないままの参戦。大丈夫?
兄を見殺しにしたと父コムを恨んだこともあるコチャン。そんなコチャンの悲痛な叫びをお聞き逃しなく。


■第64話:老将の最期
一騎打ちを繰り広げるコムと慕容垂。戦中に持病を悪化させたコムは血を吐く。驚く慕容垂は一瞬手を止めたその時、タムドクらが援軍として現れ、後燕軍を撃退する。しかし、コムの命は尽きてしまう。父の死に号泣する王妃ヤギョン、後悔の念に涙するコチャン。タムドクは、コムが死を覚悟して認めておいた手紙を読み、父代わりであり師でもあったコムの死を嘆く。タムドクは敵を防ぐ城の建築をファンフェらに命じるが、そこでファンフェは土地の不正接収が行われていることに気づく。
そんな中、慕容垂はコムの死に弔問団を派遣するが、使臣として現れたのは、慕容宝の養子に入ったコウン、慕容雲だった。
冒頭、タムドクの登場の仕方に注目!さて、前回、今回と大活躍の老将。50年来の戦友(敵だが)コムと慕容垂。この二人の戦い方が何とも潔い。コムが血を吐いたときに剣を止めた慕容垂。タムドクに後燕に退路を開いてやれと言うコム。老将達のみごとな男気をお見逃しなく。
そして、慕容宝、慕容煕に継ぐ皇子として、後燕に養子に入ったコウンが慕容雲となる。こちらも実在の人物で後に高雲と名乗る。ドラマと同じく高句麗の王族出身で、後燕に来て武功を立て慕容宝の養子に入った。この先はドラマのネタバレになるので、別の機会に紹介するのでお楽しみに。


■第65話:国家機密
後燕の慕容宝たちと百済のプヨポンが会談をするが、またしても高句麗に敗れたことを互いの責任だとなすりつけ合う。そしてすべてはマルガリ族の裏切りのせいと、後燕はマルガリの成敗を約束する。渦中のマルガリのソルドアンは、碑麗(ピリョ)の大族長の元を訪ねていた。そして百済では、アシンが打倒タムドクに燃える。
その頃高句麗では、タムドクがなにより不正を嫌うことを知っている慕容雲(コウン)が、土地の不正接収をしている高句麗の大臣ケソン主簿(チュブ)を脅していた。ケソンの不正についてはすでにタムドクも承知していたが、確固たる証拠がないため動くことができなかった。慕容雲は、ケソン主簿を懐柔して、高句麗の軍事機密を手に入れる。ところが、慕容煕から密命を受けたムガプは、これを横取りしようと単純なヨソッケをそそのかして、機密を横取りし、慕容雲を亡き者にしようとする。大臣の不正を調査していたハムジが証拠を見つけ、タムドクは慕容雲を追撃し…。
堅い友情で結ばれていたコウン(慕容雲)の裏切り。しかし、今回はヨソッケにも大きな責任がある。彼は、勤め人(?)の基本“ホウレンソウ”(報告・連絡・相談)をせずに単独で動いたために事態を大きくしてしまった。これに対してタムドクはどんな措置を取るのか、次回以降が早くも気になる。

広開土王広開土王碑(ウィキペディアより)★豆知識:高句麗の位置
タムドクが活躍した4世紀末から5世紀にかけての高句麗は、飛躍的に領土が拡大した。首都・国内城があったのは、現在の中国吉林省集安市。ここには息子の長寿王が建てた高さ6.4メートル、幅約1.5メートル広開土王碑がある。詳しくはこちら⇒中国専門検索サイト|CHINE7
高句麗の周辺には、西に後燕、北東にはマルガリ、北西には契丹、そして南に百済があった。当時は、後に三国を統一する新羅は弱小国だった。

BS-TBS「広開土太王」番組サイト
 2018.10.04スタート  月~金13:00-13:55
Youtube「広開土太王」予告動画

kandoratop【作品詳細】【「広開土太王」を2倍楽しむ】