平成の泣かせ屋、浅田次郎が人間・西太后を描いた「蒼穹の昴」5/10よりBS日テレで放送!

2019年04月19日17時04分 
(2019年05月09日10時10分 更新)
ドラマ
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博報堂DYメディアパートナーズ/浅田次郎・講談社

浅田次郎原作、日中合作の不朽の名作「蒼穹の昴」を5月10日(金)より月~金曜あさ10時~11時までBS日テレで放送!予告動画はYoutubeにて公開されている。

「平成の泣かせ屋」の異名を持つ浅田次郎による歴史長編小説で、ドラマ化は不可能と言われていた『蒼穹の昴』(1996年、講談社)が、日中共同制作で2010年にドラマ化された。制作発表時から注目を集めたこのドラマは、中国の清朝を舞台とした物語である。中国三大悪女の一として名高い西太后を日本人の田中裕子が演じるというキャスティングも大いに話題となった。単なる悪役ではなく、浅田流の解釈で背後にある西太后の苦悩や奥底にある優しさなども一方では描かれた難しい役どころを、田中が中国人キャストに混じって言葉に慣れない中でも苦労して演じきった事でも評価を高めた。

撮影は舞台となる紫禁城(故宮)の原寸大セットを浙江省東陽市に建設した豪華なもので、世界文化遺産に登録されている頤和園(いわえん)でのロケなどで当時の中国文化がより忠実に再現され、そのスケールの大きさを伺わせる。

物語は、貧しい家の出身の李春雲・通称春児(チュンル)が昴を守護星と持つ運命を告げられ、その予言どおりにいつしか西太后の側近として上り詰め、清末王朝の政争に巻き込まれていくドラマを描いたものである。春児と同郷の幼馴染である梁文秀は科挙に合格した事で都へ上り役人として務めるが、そんな2人が清朝の中枢である紫禁城で運命の再開を果たす。文秀は西太后と政治的に対立する光緒帝の側近として使えており、幼い頃の気心の知れた同士が政敵としてあらねばならない中にも心を通わせるドラマティックな展開が見どころだ。ここでも浅田が泣かせ屋の本領を発揮しており、胸を熱くする繊細な人間模様の描写にも注目だ。

作中には当時実在の中国人政治家をはじめ、清国へ駐在する日本人たちなども登場して激動の中国近代史が生んだ独特の人間模様が映し出される。
全25話に渡る壮大なストーリーを日本語字幕版、全25話で5月10日より放送!

【「蒼穹の昴」を2倍楽しむ】では、ドラマの詳しいあらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをまとめて紹介していくので視聴に合わせてチェックをどうぞ。

BS日テレ「蒼穹の昴」番組公式サイト
 2019.05.10スタート 月~金10:00-11:00
Youtube「蒼穹の昴」予告動画
 ※2019年5月10日~2019年6月13日(予定)放送!

ドラマをもっと楽しむためのコーナー 【「蒼穹の昴」を2倍楽しむ】