ついにアニメーターの夢がかなう!「なつぞら」第12週:「なつよ、千遥のためにつくれ」あらすじと見どころ、予告動画
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)第12週の「なつぞら」は、アニメーターとして歩み始めるなつの姿が描かれる!そして、運命の人との出会いも!!第12週(6月17日~6月22日)「なつよ、千遥のためにつくれ」のあらすじと見どころをご紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中。
6月10日から放送された第11週は、なつ(広瀬すず)がアニメのいろいろな分野の勉強を進めながら、希望のアニメーターになるための試験に挑み、ついにその実力が認められた姿が描かれた。また、妹の千遥の行方をどうしても調べたいと幼馴染でテレビ記者の信哉(工藤阿須加)に頼んでいたが、その行方が明らかになりそうに…。しかし、第12週では住所を頼りに行ってみるもののどうやらそこに千遥はいない模様。なつが心を閉ざしてしまうという。一体、千遥になにがあったのかが気になるところである。
第11週の63話では、東洋動画の作画課にいる下山(川島明)がなつの服が、毎日一度たりとも同じ服装ではないと話すシーンがあった。なつのモデルとして話題にあがっているのが、50年間にも渡りアニメーターに携わり数々の作品を世に輩出した東映動画の奥山玲子といわれている。奥山玲子の人となりと表すエピソードの一つとして、東映に勤めていた際、一度として同じ服をきてこなかったというものがある。また、ドラマでなつがつけているヘアバンドも実在の奥山玲子の写真でも見ることができる。
第12週は、いよいよあこがれのアニメーターとしての仕事が始まる。仕上課から作画課に移る。仕上課の先輩としてなつにいろいろ教えてくれた”モモッチ”役の井原六花の登場が減ってしまうことを残念がる視聴者も多くいると思うが、第12週からはアニメーターの先輩の三村茜役の渡辺麻友たちの登場回数が増えてくる。そして、イケメンが更に登場する。新人の演出助手の坂場役を演じる中川大志だ。ナレーションでも「人生を変える大きな出会い」と紹介されている人物であるある。今後、坂場がなつの運命をどのように変えるのかが楽しみになる。
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第11週は、なつが仕上げの作業から、トレースの作業、アフレコの見学を経て、ついにアニメーターとしての人生の入口に立つまでが描かれた。
昭和32年春。東洋動画仕上課で働くなつ(広瀬すず)たちは、ついに数万枚におよぶセル画を仕上げて映画「白蛇姫」を完成させた。残業の日々から開放されたなつが「風車」に帰ってくると、新婚旅行で東京を訪れていた照男(清原翔)と砂良(北乃きい)の姿があった。二人の結婚の経緯や、懐かしい十勝での話で盛り上がる。泰樹(草刈正雄)からは、泰樹と照男、砂良で作ったバターや天陽(吉沢亮)が作ったジャガイモなどをお土産にしていた。そこへ咲太郎(岡田将生)も帰宅する。いよいよ、なつの2人の兄が顔を合わせることになり、二人は和やかに酒を酌み交わしていた。照男はなつが東京でも無事に過ごしていることに安心をしていた。家族の温かみに触れたなつは、会えていない妹のことを思い出していた。
咲太郎に誘われ、劇団「赤い星座」の舞台を見にいったなつと雪次郎。終演後、二人は咲太郎の案内で主演女優の亀山蘭子(鈴木杏樹)を紹介してもらう。蘭子にもものおじすることなく芝居を見た感想を言う雪次郎だったが、その雪次郎に「よく辞められたわね」と蘭子が言うと、雪次郎は考え込んでしまう。風車に帰っても、なつの熱は覚めやらず興奮気味に亜矢美(山口智子)に報告。雪次郎は、周囲が驚くほどに冷静な視点で、芝居は人間の描写だと語る。
そしてなつは、アニメーションの仕上げの新しい仕事であるトレースに挑戦する。簡単そうで難しい作業に改めてアニメーションの奥の深さを実感する。昼休み、なつが桃代(伊原六花)と話していると、アニメーターの下山(川島明)から、ファッションについて指摘される。驚くなつ。下山はなつと桃代の日々のファッションをスケッチしていて、一日も同じ服がないことに気が付いていた。
なつは久しぶりに川村屋を訪れる。信哉(工藤阿須加)の取材した迷子のニュースを見るとなつは、妹の千遥のことを思い出し、どうしても探し出したいと信哉に捜索を依頼する。咲太郎にも気持ちを話すと、咲太郎は一枚のはがきをもってきた。それは孤児院にいたころに千遥をひきとった叔母から届いた葉書だった。咲太郎は以前その住所を訪ねたが、手掛かりがなかったという。なつは、咲太郎も千遥の行方を捜していたことを知る。
なつたちが制作した「白蛇姫」のアフレコを咲太郎の劇団の女優、亀山蘭子(鈴木杏樹)が担当することになる。アフレコの現場を見たなつは、自分が関わったアニメーションを見ると感情が高ぶり涙してしまう。アフレコの見学のあと仲(井浦新)に感想とお礼をいうなつ。すると仲から次のアニメーションの仕事が決まったといわれ、それに向けて、もう一度アニメーターの試験を受けてみないかと声をかけられる。それを聞いたなつは、驚いてしまいった。
そのころ、なつが描いた動画をみていた麻子(貫地谷しほり)は、なつのことを「ただの素人か天才か」とつぶやいていた。
東洋動画のアニメーター・仲から、再びテストの機会を与えられたなつ。風車に帰ると、咲太郎が亜矢美と雪次郎に、漫画映画のアフレコを見て、そこでしかない芝居が生まれたと熱く語っていた。
日が変わり、いよいよなつは試験の日を迎える。仲や井戸原(小手伸也)らアニメーターたちを前に、なつは動画用紙に鉛筆を走らせる。枚数は全開同様に断トツ、前回は線の粗さが目立ったが、今回は日々の勉強が役に立ち、綺麗な線でかけるようになっていた。結果は合格、ついに東洋動画のアニメーターとなった。仕上課の先輩にお礼をいい、北海道の泰樹(草刈正雄)にも手紙を出して、自分は頑張っていると告げていた。
作画課では仲や井戸原が若手のアニメーターを集め、次回作「わんぱく牛若丸」のキャラクターの募集をすると発表した。駆け出しのなつも挑戦することを決意する。社長の大杉(角野卓三)は結婚したら母になるのが当然というスピーチをし、それに憤っていると麻子は会社から辞めないでといわれるようなアニメーターになればいいという。帰宅後も、キャラクターを思い浮かべ描くなつ。そのとき、咲太郎がなつの部屋にきて、信哉(工藤阿須加)がなつを訪ねてきていると声をかけてきた。妹の千遥は千葉の船橋にいるらしいという情報を持ってきていた。なつと咲太郎はお盆に千遥に会いに行く。「千遥」と若い女性に声をかけたが…。
【第12週(2019/6/17-2019/6/22)あらすじ
■第67話(月)
なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)は、12年前に生き別れになった妹・千遥がいるはずの住所を訪ねる。その住所には、一軒の木造アパートがあった。不意にそのアパートから出てきた若い女性の姿に二人は息をのむ。「千遥」と声をかけるなつ。そして、なつと咲太郎はその女性の部屋に通され、ある話を聞かされる。その言葉に衝撃を受けたなつはその部屋を飛び出してしまう。
■第68話(火)
思いもよらなかった千遥の消息に、大きなショックを受けるなつ(広瀬すず)。咲太郎(岡田将生)や亜矢美(山口智子)のなぐさめにも、かたくなに心を閉ざしてしまう。翌朝、遅刻して東洋動画に出社すると、仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)、下山(川島明)ら、アニメーターたちが集まり、キャラクター検討会が行われていた。そこでなつは、仕上げていた常盤御前のキャラクターを提出するが…。
■第69話(水)
アニメーション映画のキャラクター検討会が行われ、常盤御前のキャラクターを巡りなつ(広瀬すず)と麻子(貫地谷しほり)の意見がぶつかる。そこで仲(井浦新)と井戸原(小手伸也)は、ある提案を行う。午後になり、仲から呼び出されたなつと麻子は、1枚のキャラクターの絵を見せられる。その絵を見たなつは、自らの足りない部分を感じ、麻子に謝る。一方麻子は、謝るよりも仕事で責任を取るしかないとなつに伝え…。
■第70話(木)
前作「白蛇姫」のポスターを見ていたなつ(広瀬すず)は、自分がアニメーターとして頑張れば、ポスターに名前を載せることができることを知る。そして、生き別れの千遥がそれを見てくれれば連絡があるかもしれないと、咲太郎(岡田将生)と信哉(工藤阿須加)、亜矢美(山口智子)に伝える。日が変わり、下山(川島明)のもと「わんぱく牛若丸」のアニメーターチームが集まり、新たな作品つくりに向けて意見交換が行われる…。
■第71話(金)
なつ(広瀬すず)たちアニメーターのいる作画課に、新人の演出助手、坂場(中川大志)が突然やってきた。そして原画担当の下山(川島明)に、動画の動きについて、ずばずば疑問をぶつける。見ると、それはなつが描いた馬の絵だった。必死に意図を説明するなつに対し、淡々と理詰めで動画の矛盾を指摘してくる坂場。なつが追い詰められたその時、坂場の言いたいことはわかったと、下山がふたりの間に割って入ってきて…。
■第72話(土)
坂場(中川大志)からの言葉に、不安になるなつ(広瀬すず)。友人の桃代(伊原六花)を誘って川村屋を訪れると、奥のテーブルで熱心に本を読む坂場の姿があった。なるべく近寄りたくないなつだったが、桃代に強引に引っ張られ、坂場と同じテーブルにつくことに。嫌がるなつを面白がる桃代は、さらにけしかけ、なつが坂場に聞きたかったことを聞かせる。その時、光子(比嘉愛未)が、やって来て…。
【作】大森寿美男
【出演】広瀬すず/岡田将生/山口智子/比嘉愛未/工藤阿須加/井浦新/貫地谷しほり/川島明/小手信也/渡辺麻友/山田裕貴/草刈正雄ほか
【語り】内村光良
◇「なつぞら」公式サイト
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
(土)午前9時30分~11時[1週間分]
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◇ Twitter公式アカウント「@asadora_nhk」
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