BS11「カネの花」第31-最終回あらすじと見どころ、場面写真:別れの杯~復讐の着地点!予告動画
ついにピルジュの復讐が終わる!無心園で繰り広げられた骨肉の争いはどんな着地点を迎えるのか?BS11で好評再放送中の韓国ドラマ「カネの花 愛を閉ざした男」(全32話)1月14日(火)第31話と第32話(最終回)のあらすじと見どころを紹介、本作はDVDも大好評発売中で、公式サイトで予告動画が公開されている。⇒Amazonでチェック
※1月16日(木)からは、2018年から30年前の1988年にタイムスリップした頭脳派刑事が現代人の知識を武器に次々と難事件に立ち向かっていく愉快な捜査劇「ライフ・オン・マーズ」を放送する。
【「カネの花」を2倍楽しむ】には、ドラマの見どころやチャン・ヒョクの爆笑の来日ドラマイベント、記者会見の再現レポート、インタビューなど、ドラマを楽しむための情報がぎっしり詰まっているのでチェックをお忘れなく。
■第31話「別れの杯」
復讐のために会長の座に就いたピルジュだったが、「チャン一族の実子かどうかは一切関係なく、能力のある者が会長になるべきだと、世に知らしめたい。自分がその先駆けになる」と考えるようになる。これを聞いてヨングは、ピルジュが一生懸命に10か年計画を練っていた理由に合点がいく。
マルランはチョンアで起こったすべての責任をピルジュに負わせるために、検察に自ら出頭する。「ピルジュが実力ではなく名誉会長の亡き長男スマンの実子だったために優遇され、ブチョンは実子でないために、能力は高いにも関わらず辞任を強いられた。そしてそれを暴露すると脅されて物流株を譲らされた」証言し、同情を集める。それに対し、ピルジュは切り札となるマルランによるオ運転手毒殺の件を暴露する。ブチョンはマルランの電話に入った警察からの連絡を受け、母がオ運転手に何をしたのか気づく。絶望したブチョンは…。
一方、チョン名誉会長は体調を崩し床に臥せていた。そんな中、警察からの電話を受けたマルランは、別れの杯をあげるためにピルジュを呼び出す。ピルジュがシャンパンを飲み干すのをみてマルランも飲み干す。苦しむピルジュを見たマルランは…。
部屋から立ち去ろうとするピルジュの前に銃を持ったブチョンが現れる。その時マルランが残りの毒薬を飲もうとし、これを防ぐためにピルジュがブチョンの銃を取り上げマルランの腕を撃つ。
名誉会長の言葉を思い出したピルジュは、母の遺言を読み直す。そこには「復讐では幸せになれない」と記してあった。ピルジュは名誉会長に会って、孫の中で一番優秀な自分の命を懸けて、チョンアが長く生き残る方法として次の2つを約束させる。
ひとつは、「チョンアの世襲制をやめる、チョンアの最高経営者を独立した理事会の公募により選出するシステムの構築」、もう一つは「名誉会長の財産を新薬の研究開発費に投入すること」。
臨時総会でピルジュはこれを発表し、名誉会長のひと言で理事会にかけることに。その後、名誉会長の婚外子が会長を訪ねてくる。逃げるようにその場を後にした名誉会長は、ニュースを見て倒れてしまう。
会長職に就いたピルジュの心の変化にはモヒョンの存在が大きいだろう。ピルジュのこの台詞が、現在の韓国財閥にみる同族経営の負“世襲制”というアイロニーを感じさせる。果たしてピルジュの復讐の着地点はヨングのいうチョンアの会長の座なのか?モヒョンとソウォンに別れを告げるシーン。弱々しいブチョンが哀しい。もはやチョンアも検察もすべてがピルジュの手の中。マルランは最後のあがきとして名誉会長の菓子とピルジュのシャンパンに何をしようとしたのか?
今話では入院した名誉会長にナ議員が「巨大な根」という本を届ける。著者の金洙暎(キム・スヨン、1921年~1968年)は、李承晩政権下に、大統領の辞任を求める市民と学生たちのデモの列に加わり、軍事政権下でも戦う民衆詩人として詩作を行った反骨の人。『金洙暎全詩集』と『韓国三人詩選―金洙暎・金春洙・高銀』が邦訳されている(Amazonでチェック)。この詩を通してナ議員は何を名誉会長に伝えるのか?
■第32話(最終回)「復讐の着地点」
ナ議員への資金調達が記録されたチョンアの二重帳簿を手にしたモヒョンは、検察に証拠を提出し、証拠とナ議員を救ってくれたのがピルジュだと証言し、ピルジュへの処罰を善処してくれるよう頼む。収監されたナ議員は面会に来たモヒョンと妻に謝罪する。モヒョンは財団をやめて政界に進出することを決心するが、ピルジュは、財団の理事を務めながら企業の利益を社会に還元するシステム作りから初めてはどうかと、勧める。そして復讐に利用したことを改めて謝罪する。モヒョンはそんなピルジュに、心の奥にしまっていた想いを告げる。ピルジュは一歩モヒョンに近づき…。
一方、勾留中のマルランは、混乱した精神状態となり、スマンの死の真相や自身の罪を全て話す。また、ピルジュと決別することを決心したブチョンは、かつてピルジュを羨ましく思ったこともあったが、優れたピルジュが復讐に身を捧げたことを憐れだと思うと語り、無心園を出る。
そんな中、罪を償うべき者たち…チャン名誉会長は懲役7年、マルラン懲役3年、ソンマン懲役7年、ヨチョン懲役1年、そしてピルジュに懲役3年の罪が下される。
3年後、出所したピルジュはチョンアとの決別のために会長職に就いているウ・チャンソンに会う。そこに来合わせたモヒョンと再会する。モヒョンも理事としてしっかり働いていた。ヨングもすべてを整理して加平に戻ることに。チョンア社屋の屋上に立ったピルジュは、ヨングと最後の電話を切り、長い復讐にピリオドを打つ。だがひとりの男がピルジュの背後から忍び寄り…。
時が流れ、モヒョンが加平のピルジュの実家に書類を送る。その書類を受け取ったのは…。
マルランの最後の毒殺計画は、イチョンとアン秘書の2人の女性によって食い止められた。謝罪するピルジュにモヒョンはどんな赦しの言葉と秘めた想いを口にするのか?そしてピルジュはどんな言葉と態度でそれに答えるのか?
ブチョンと共に面会に来たピルジュを見て亡き夫スマンと間違うマルラン。成人したピルジュの中にマルランはスマンを見ていたのかもしれない。その笑顔に、スマンへの一方通行の愛に苦しんだマルランのゆがんだ愛が見てとれる。ピルジュとブチョンとの最後の会話をお聴き逃しなく。さて、マルランはあんなに嫌がっていた囚人服に身を包むのか?すべてを失ったマルランだが、優しい息子ブチョンだけは残った。ラスト、ピルジュの背後から忍び寄ってきたのは誰か?ピルジュの運命は?最終回ラストのネタバレは、最終回放送後の「カネの花」最終回考:最終回ネタバレとロケ地・無心園紹介で公開する。
■キャスト
カン・ピルジュ役:チャン・ヒョク
ナ・モヒョン役:パク・セヨン
チャン・ブチョン役:チャン・スンジョ
チョン・マルラン役:イ・ミスク
◇BS11「カネの花」番組公式サイト
2019.12.02-2020.1.15 月~金16:59-17:55 再放送
2019.05.17-07.01 月~金15:29-16:30
◇公式サイト
【作品詳細】【「カネの花」を2倍楽しむ】