韓国ドラマ「100日の郎君様」第14話詳しいあらすじと見どころ:ついに日記発見か?豆知識:D.O.はパルプニ?
ホンシムのお陰で明の使臣の信任を得た世子イ・ユル/ウォンドゥク(ド・ギョンス/EXO-D.O.)だったが、キム・チャオン(チョ・ソンハ)に気をつけろと忠告される!ついにホンシム(ナム・ジヒョン)がイソだと気づいた世子は…韓国ドラマ「100日の郎君様」第14話のあらすじとみどころをご紹介、番組公式サイトで予告動画が公開されている。
(※NHKBSプレミアムにて2019.07.21-11.03放送時に紹介したものです。)
「100日の郎君様」は、記憶を失った世子の100日間の愛を描く前代未聞の世子失踪事件を背景にしたミステリーロマンス・フィクション時代劇。タイトルの“郎君様”は“旦那様”という意味。
【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころと共に、時代背景やキャストの魅力、豆知識などを紹介していく。詳しいあらすじを知りたくない方は14話ネタバレなしあらすじと見どころ、または見どころだけを先にチェックして、あらすじは見逃した時や視聴後の確認用にどうぞ。
■第14話:ついに日記発見か?
世子イ・ユルは、ホンシムがユン・イソだと気づいて彼女のもとに駆けつける。「イソ」という呼びかけに振り向いた彼女に、自分は子どものころの「まぬけ」だと明かし、彼女のテンギ(リボン)を手に、ずっと彼女を慕い続けていたことを告白する。ヨン氏はチョン・ジェヨンに世子がホンシムを捜しに来たと報告し、帰って来たホンシムにここを離れようという。ホンシムはヨン氏に事情を説明し、世子が心配だと涙ぐむ。宮殿に戻った世子は、世子付きの者全員がチャオンの指示で自分を見張っていたと知る。そして少しずつ記憶が戻り始める。
11話で老婆が言った「幼いころから一人の女性を想い続ける」は当たっていた。何度もやって来た毛塵(モジョン)橋で感動の再会!少年ユルの愛らしい告白、悲痛な叫びなどを思い出す世子ユル。だが、世子が思い出したのは「イソ」のことだけ。愛しいホンシムを抱きしめることなく別れる言葉をお聴き逃しなく。思い出の品を焼こうとしたソン内官。命を救われた後の彼の行動に注目。
ムヨンは世子嬪ソヘに会い、自分の勘が当たっていたと確信し、一緒に逃げなかったのは家門を守ろうとするソヘのためだと告げ、ソヘの決断通りにすると告げる。だが、ムヨンを連れ戻したキム・チャオンは、娘である世子嬪のお腹の子の父親を見つけ出し、殺すようムヨンに命じる。
どうやらチャオンはソヘのお腹の父親に気づいている様子。そのうえでムヨンに命じているのか?
一方、ソンジュヒョンの村に戻ろうとするチョン・ジェユンは世子に呼ばれ宮殿へ。幼い頃の記憶が戻った世子は、ジェユンの「ホンシムを好きになったのは自分が先だ」という言葉が気に入らず、「私が先で、お前はその次だ」と念押しする。あきれるジェユンに「お前の主人は誰か」と問う。世子に仕えたいというジェユンの言葉を信じた世子は、彼を世子侍講院の司書に任命する。ジェユンは言葉を弄してチャオンを信用させ、チャオンは世子を監視させるために司書になることを認める。
ヨン氏がジェユンへの最大の感謝の気持ちを頭の上で大きなハートで表現する。一方、ジェユンは指ハート。二人のやり取りにホッとさせられる。侍講院とは、世子の教育機関。詳しくは12話「■豆知識:世子の心得 」で解説。
世子嬪との駆け落ちを目論むムヨンを仲間のヒョクが危険だと止め、ホンシムと逃げるよう説得する。諦めきれないムヨンは、世子嬪のお腹のニセの父親を見つけて時間稼ぎしようと考える。その頃ホンシムは、ムヨンだけに分かる貼り紙をし、ムヨンはそれを目にする。
世子とジェユンは“踵”について考え、王妃パク氏が怪しいと推理をするが、世子は考え込んだまだ分らないという。
“踵”を“足”“重い"と分解して謎解きしたジェユンの推理は当たっているのか?それにしても世子をぼんくら呼ばわりするジェユン。その言葉に目を丸くする世子。この二人のやり取りが可笑しい。
ジェユンは世子を連れて引退した医官カン・ドチョルを訪ね、そこでヤン内官に会わせる。ジェユンからヤン内官が自殺をはかって正気を失くしたと聞いた世子は、自分のためだと、膝をついて謝る。そんな世子を見て正気に戻ったヤン内官は、筆談で世子との再会を喜び、自殺ではなくチャオンに殺されそうになったといい、日記を探すようにと認める。日記に何を書いたのか、その先に何が待っているのか、不安を抱えながらも世子はジェユンと日記捜しを始めることに。
一方、ムヨンはホンシムに会ってすぐに都から去るように言う。うなずくホンシムだが、立ち去る兄を尾行する。ところが刺客に襲われるホンシムを世子が助ける。邪魔なジェユンを先に帰して、ホンシムと手を繋いで歩く世子。つかの間、夫婦に戻った2人だが、冷静になったホンシムは宮殿に帰るように促す。
短いながらもここでもD.O.の見事な殺陣が見られる。その後の「宮殿にはお前がいないから」という甘えた言葉、ホンシムを愛おしそうに見つめる眼差し…。世子がホンシムの手を引いて強引にくぐらせた門にはどんな言い伝えがあるのか?ウォンドゥクとしての最高の愛の言葉と口づけに、ホンシムも改めて世子との運命を感じる。
世子は父王に自分の手で真実を明かしたいと宣言し、ジェユンは世子が日記捜しを始めたことをチャオンに報告する。世子の言葉から、ジェユンは四角が5つある場所に日記があるのではないかと考え、世子は四角ではなく門で、宮中の5か所の門を通って行ける場所に隠してあるはずだと思いつくが…。
ジェユンの代わりの村の県監に、世子は誰を推薦するのか?
その頃、世子嬪はムヨンからの手紙に喜ぶが、チャオンに気づかれ、逃げればムヨンと子供の命はないと、脅迫される。世子嬪は「父の娘に生まれたことが嫌でたまらない」と、涙を流す。
ヨン氏は、ホンシムと世子を別れさせるのが忍びないと、ムヨンが見つかってもこのまま漢陽で暮らそうと提案するが、ホンシムは心がつながっているから別れていないと答える。そこに懐かしいクンニョ・クドル夫婦と下っ端役人のパク・ボンウンが訪ねてくる。
5つの門にもなかった日記。ジェユンはもう一度ヤン内官に会って日記の題目を聞き出し、ついにジェユンは日記を見つけるが…。日記を見つけたことはチャオンにも伝わる。だが、チャオンが駆けつけたとき、そこには火の手が!仕方なく火をつけたといい、日記の中は見ていないと報告するジェユン。日記がこの世から消滅したことに安堵するチャオン。
日記の題目は"杜口"。この言葉の意味は「口を塞ぐ」。ここから世子とジェユンはどのように日記の隠し場所を推理するのか?
ホンシムは、兄ムヨンを捜しにある屋敷に忍び込むが、そこは父を殺害したキム・チャオンの屋敷だった。そして帰宅したチャオンと出くわしてしまう。その頃、世子はついに日記を見つけ…。
果たして日記はどこにあり、そこにはどんな秘密が書いてあったのか?
■豆知識:팔푼이(パルプニ)って?
今話冒頭、記憶を取り戻したことをホンシムに告げる場面。“나다 팔푼이(ナダ パルプニ)”というD.O.扮する世子の印象的な台詞がある。おそらく「私だ 間抜け」と字幕又は音声で訳されるだろうが、これは簡単にいえば、「100%でなくて20%ほど不足な人」つまり「80%」のちょっぴり抜けているという意味。“팔”は8で、“푼(又분)”は割合(1/10)と考えればわかりやすい。
“팔”を使った言葉には「팔자(パルチャ)=運勢、運命、星回り」もある。他にも“腕”という意味もあり、「팔찌(パルッチ)=ブレスレット」や「팔짱(パルッチャン)=腕組」、また「팔은 안으로 굽는다(パルン アヌロクムヌンダ)=腕は内側に曲がる=血は水より濃い」など面白い使われ方もする。
ところで、筆者は팔푼이よりもう少しお間抜けな“7”だとどうなるのか気になった。ネットでググってみると…「칠푼이(チルプニ)=七か月目に生まれた月足らずの子、おバカ、間抜けな人」と出てきた。韓国には日本にはないユニークな悪口があるものだ。
※これについてはこちらでも詳しく紹介⇒豆知識:気になるパルプニ、チルプニとは?
■キャスト
イ・ユル/ウォンドゥク役:ド・ギョンス(EXO-D.O.)
ユン・イソ/ホンシム役:ナム・ジヒョン
左議政 キム・チャオン役:チョ・ソンハ
王役:チョ・ハンチョル
漢城府参軍従7位 チョン・ジェユン(チェユン)役:キム・ソノ
世子嬪 キム・ソヘ役:ハン・ソヒ
ムヨン役:キム・ジェヨン
ほか
◇NHK「100日の郎君様」番組サイト
2020.05.17スタート 毎・日23:00-24:00 地上波放送 NHK総合
2019.07.21-11.03 毎・日21:00~22:00 NHKBSプレミアム
◇公式HP
◇公式Twitter:@roukunsama_PR
【作品詳細】【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】