【最終回】「100日の郎君様」第16話詳しいあらすじと見どころ:世子、戦地へ!ウォン・シムカップルの初恋は?豆知識:ペスク

2020年08月29日02時00分ドラマ

世子ユル(ド・ギョンス(EXO-D.O.))は、日記と世子嬪(ハン・ソヒ)が証言するとキム・チャオン(チョ・ソンハ)に迫るが、チャオンはイ・ユウ(ナム・ジヒョン)を人質に…NHKBSプレミアムにて放送の韓国ドラマ「100日の郎君様」第16話(最終回)のあらすじとみどころをご紹介、番組公式サイトで予告動画が公開されている。
(※NHKBSプレミアムにて2019.07.21-11.03放送時に紹介したものです。)

「100日の郎君様」は、記憶を失った世子の100日間の愛を描く前代未聞の世子失踪事件を背景にしたミステリーロマンス・フィクション時代劇。【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころと共に、時代背景やキャストの魅力、豆知識などを紹介していく。詳しいあらすじを知りたくない方は見どころだけを先にチェックして、あらすじは見逃した時や視聴後の確認用にどうぞ。



■第16話(最終回):世子ユルの復讐と初恋は?
明が朝鮮の矢で女真族を攻撃したことで朝鮮が明を唆したと信じ込む女真族は、数百の朝鮮の民を人質にとって身代金を要求してきた。報告を受けた王は、キム・チャオンを戦地に送ろうと考えるが、チャオンは戦地に世子イ・ユルが行き、敵と交渉すべきだと主張する。チャオンにユン・イソ/ホンシムを人質に取られているユルは、罠だと知りつつ、父王の反対を押し切って戦地に赴く。
「イ・ユソを知らない」としらを切ってみるも、愛の前に屈服するしかない世子。ユソを救いたければ「日記も世子嬪の秘密も永遠に闇に葬れ」と、どこまでも卑怯なチャオン。チャオンは本当にホンシムを拉致したのか?チャオンの陰謀は“矢じり”。チャオンは明に武器を供給し利益を得ており、終戦など願っていないのだ。

途中、無残に踏みにじられた村の様子に心を痛める世子。キム・チャオンが戦争の仕掛け人だと確信する世子。ジェユンは、チャオンからの呼び出しに応じないよう世子を説得するが、、世子は聞き入れない。その時、矢文が飛んできて、手紙を読んだ世子はチャオンの待つ戦地の城へ。単身城郭内に足を踏み入れると、そこにホンシムの姿はなく、チャオンと私兵に取り囲まれてしまう。だが、世子は密かに弓隊を忍ばせていた。そしてチャオンに世継ぎ殺害未遂、戦争を仕掛け民を苦しめた罪を問う。だが、チャオンは剣を手に世子との一対一の勝負を挑み世子が勝利。だが剣を捨てた世子にチャオンが向かってきたために弓隊が一斉に矢を放ち、チャオンは絶命。長い戦いに決着をつけた世子は、近くにホンシムがいるから探すように命じる。
乗馬にアクションに…最終回は眼光鋭いD.O.の見せ場満載。チャオンは絶命寸前に世子に何かを渡すのでお見逃しなく。矢文の主は?そして世子はなぜ弓隊を潜ませたのか?

世子は戦災孤児を慰めているホンシムをついに見つける。ムヨンの死に対して謝罪する世子に、世子は悪くないというホンシム。ぎこちなく向き合うまま、“イ・ユソ”としての身分を回復させ、ウォンドゥクとの婚姻前に戻ってもいいと告げる。だがホンシムは、世子を不幸にしたのは自分とムヨンだと言い、自分のために何もしないでほしいと立ち去ろうとする。「私を恋慕している。傍に居たい…。私が聞きたいのはこの言葉だけだが」と引き止める世子。だが、ホンシムはその言葉を口にせず立ち去る。
世子嬪ソヘを山中で処刑したという嘘で、ムヨンとソヘを赦した世子だったが、その結果、ムヨンが殺害されてしまった。世子はこれを謝ったのだ。だが、何度も世子暗殺を決行した兄ムヨン。しかも世子嬪のお腹の子がムヨンの子だと知ってしまったホンシム…愛し合いながらもムヨンのことでぎこちない二人があまりにも切ない。

宮殿。王は手紙を受け取り苦々しい顔をする。一方、世子嬪ソヘはなぜ自分を処刑しないのかと世子に尋ね、「私が生涯愛した女性の兄がムヨンだ」と告げ、だからソヘのお腹の子を救いたい、生きろと告げ、民を救うために戦地に戻る。その言葉にやっと粥に手を伸ばしたソヘだが、そこにソウォン大君がチャオンの死を知らせにやって来て、ソヘを逃がそうとするが、王に見つかってしまう。
王が受け取った手紙には何が書いてあるのか?そしてやはりソウォン大君はソヘに恋心を抱いていたのか?



1年後。戦地で果敢に女真族と戦った世子が帰還した時、世子の子ではないという子を身ごもっていた世子嬪は自殺してしまったと、いう噂話がホンシムたちの村でも話題に。村にはチャオンの息子で世子嬪の兄スジが幽閉されていた。下っ端役人だったパク・ブンウンは県監に昇進。そして、ホンシムは両班ユン・イソに戻って、若い両班風の男と…。
グドルはスジの監視役に、妻クンニョは子を妊娠中、元高利貸しのマチルはまっとうな商いをして行首(頭)に。果たしてイソはどんな暮らしをしているのか?

宮殿では、世子が半年前から父王に代わって代理聴政をし、善政を敷いていたが、臣下たちは相変わらず日照りにこじつけて独り身の世子に婚姻を迫る。ジェユンは側近として仕え、健康を取り戻したヤン内官も復帰。父王もあれやこれやと世子をその気にさせようとするが、世子は心に決めた女人がいると、まったく取り合わない。困り果てた王はジェユンに相談し、世子への禅位と「結婚令」を出す。従わぬものは百叩きの刑に。その中には世子も含まれる。一方、ソウォン大君を後継者にすることを諦めない王妃は、世子とジェユンの仲を疑う。そんな王妃を一喝し、今後は「私のことだけを考えろ」と政務を離れて仲睦まじく過ごそうと王妃を抱きしめる。
逞しく善政を敷く我が子、世子にやっと本音を吐く王。「幼少期は兄、王になっては大臣たち、死後は史草(サチョ)にどう書かれるかと怯えていた」と穏やかに語る王が世子に「お前が心に刻む人生を生きろ。人々の視線より、お前の気持ちが大切だ」という言葉を贈る。

そんな中、ジェユンが「結婚令」に従うといって3日の休暇を願い出てソンジュヒョンへ行ってしまう。ヤン内官にもせっつかれ世子がついに重い腰をあげる。ひと足先に村に到着したジェユンは、ユン・イソ/ホンシムにいきなりの求婚。そして、イソやジェユンを含めた婚期を逃した男女が役所に集められお見合い大作戦が始まる。そこに世子が現れ、参戦。女性陣が男性を選ぶことに。果たしてイソが選んだのは…。

ジェユンはイソに、ひとめぼれした話をする。そして世子には、今度求婚に失敗したら、今度こそ奪うとも。後がない世子はイソに「一生傍にいてほしい」と告げるが、イソは「自分が傍にいれば世子を不幸にする」と首を縦に振らない。「お前がいないことが不幸だ」という世子に、「一緒にいて笑えないのは愛ではないそうです」とイソも譲らない。イソと兄ソクハ/ムヨンのことが政敵に知られればそのことで攻撃されるというイソに「お前を捨てねばならぬ地位など必要ない」「一人の女の男になるより、聖君になってください」と話は平行線。諦めて世子はホンシムにあることを頼み…。
果たして、世子はこのまま初恋を終わらせるのか?ウォンシム(ウォンドクとホンシム)カップルの恋の結末は?最終回は懐かしい、ウォンドゥクとホンシムのツーショットも見られるのでお楽しみに。

※最終回完全ネタバレ、二人の恋の結末や台本にない深読みなどは「最終回考」で詳しく解説している。

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“梨熟”は記憶を失くした世子がウォンドゥクとして村で暮らしていたときに食べたいといっていた。梨を生姜シロップで煮たデザート感覚の飲み物。ユン・イソ/ホンシムが、「冷たいペスクが飲みたい」といったのは、もちろん世子を想ってのこと。第1話では床入れを迫る重臣たちに世子が“バラ水”をふるまったが、これも「五味子(オミジャ)」に甘みをつけて花びらや果物を浮かべたもの。どちらも民は食べられない宮廷料理。疲労回復や美容、健康飲料として飲まれていた。現在でも「すりおろし梨ジュース」は韓国では定番の飲み物。



■キャスト
イ・ユル/ウォンドゥク役:ド・ギョンス(EXO-D.O.)
ユン・イソ/ホンシム役:ナム・ジヒョン
左議政 キム・チャオン役:チョ・ソンハ
王役:チョ・ハンチョル
漢城府参軍従7位 チョン・ジェユン(チェユン)役:キム・ソノ
世子嬪 キム・ソヘ役:ハン・ソヒ
ムヨン役:キム・ジェヨン
ほか

NHK「100日の郎君様」番組サイト
 2020.05.17-08-30 日23:00-24:00 地上波放送 NHK総合
 2019.07.21-11.03 日21:00~22:00 NHKBSプレミアム
Youtube「100日郎君様」予告動画
◇公式Twitter:roukunsama_PR

kandoratop【作品詳細】【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】