「スカーレット」第13週「愛いっぱいの器」喜美子(戸田恵梨香)は陶芸家として、母として充実する!あらすじと予告動画

2019年12月21日11時00分ドラマ
@NHK

NHKテレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」第13週目は、喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)の結婚生活は充実していたが、父・常治(北村一輝)が病に倒れる!そして、ジョージ藤川(西川貴教)がやってきた!ドラマの第13週「愛いっぱいの器」(12月23日~12月28日)のあらすじと見どころをご紹介、予告動画が番組公式サイトで公開中だ。



12月16日からの第12週は、喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)が陶芸展へむけての作品作り、信作(林遣都)の父の店への納品など、二人で力を合わせて結婚に向う姿が描かれ、週の終わりにはハッピーエンド!二人の結婚と喜美子の陶芸が認められた。

喜美子の夫となる八郎(松下洸平)の評判がぐんぐん上昇している。12月18日(水)の「キスはいつやろ?」のセリフから、喜美子の隣に座り「全部予定通りはつまらん。俺も男やで」といい、喜美子に迫ってゆくシーンは、いままでのほんわかした雰囲気を保ちつつ、ぐっと男らしいシーンとなり、”俺も男やで砲”として朝からネットを騒がせた。

そして、第12週は、次女・直子(桜庭ななみ)もひさしぶりに成長した姿を見せた。わがままな姿が描かれ続けていたが、東京で就職して、すこしもまれたのか、家族にお土産を買って帰るようになっていた。ちなみに、喜美子は15歳で女中見習いをしていたころから、全額仕送りしていたので、まだまだ、喜美子の足元にも及んでいないようだが、そこは直子らしいといえる。

12月23日からの第13週は、4年後に飛ぶ。結婚して、丸熊陶業からも独立し、男の子にも恵まれている喜美子と八郎だ。しかし、幸せなことばかりではない。常治(北村一輝)が病に侵され、余命宣告されてしまうのだ。そして、ついになくなってしまう。娘を思う気持ちは人一倍ながら、不器用な表現でしかその気持ちを表せず、つらいことからはお酒に逃げてしまうという朝ドラヒロインの父親の中でも異色を放っていた常治だが、第12週くらいからは愛すべき父親としての印象を残した。

■第12週ネタバレあらすじ
正月、川原家に東京で働く直子(桜庭ななみ)が帰ってくる。だが喜美子(戸田恵梨香)は久しぶりの再会もそこそこに、陶芸展に出品する作品作りに励む八郎(松下洸平)を手伝うため会社へ向かう。陶芸展での八郎の入選が、常治(北村一輝)の出した結婚を認める条件だ。しかし期限が迫る中、八郎の創作は思うようにはかどらない。

そんな中、大野(マギー)から珈琲茶碗の制作を頼まれてしまう。心配する喜美子は代わりに作ると言い出した。しかし、八郎はまだ早いと一蹴するが、喜美子は涙ながらに訴える。結婚に向けた試練を二人で乗り越えたいという喜美子の願いを八郎は受け入れ、茶碗の半分を喜美子に任せて、自分は陶芸展の作品作りに集中することになった。

喜美子は早速、茶碗を作り始める。出足は好調だが、すぐ壁にぶつかり悪戦苦闘となる。深夜になっても終わらない。心配した常治がマツ(富田靖子)に様子を見に行かせたところ、マツは喜美子が真剣に茶碗作りに取り組む姿を目を見張る。

そして、喜美子は徹夜で10個の珈琲茶碗を作り上げた。初めての作陶に喜びを覚える喜美子は、八郎(松下洸平)が作った分と併せて仕上げの作業を進め、最後の工程に入る。無事、茶碗が焼き上がるよう祈りつつ、完成を待つことになった。

肝心な陶芸展へ向けた作品作りはまだこれからだが、二人は結婚後の想像を膨らませる。手にしたノートに将来の夢を次々書き込んで、語り合っていると、「初めてのキスはいつ?」と八郎が言い出し、八郎が喜美子に近づいてきた。

初キスした喜美子と八郎は結婚に向かってまい進する。それぞれ10個ずつ作った珈琲茶碗を納品し、喜美子は自分の陶芸作品が売れたことに喜びを爆発させる。陶芸展に出品する八郎の作品も完成。喜美子は二人の結婚条件の入賞は間違いないと確信し、結婚後の生活に思いを巡らせる。その様子を眺める常治は、喜美子たちのために家を増築しようとしていた。その資金繰りのために、オート三輪を売り、仕事も賃金のいい長距離トラックの運転手に替えようとする。

一方、信作(林遣都)と照子(大島優子)が喜美子を訪ねてきた。八郎が陶芸展に出展する器を、社長に見せる時だったのだ。そして、八郎が持ってきたのは”燃える”ような緋色・スカーレットだ。その出来にみなが満足していた。

喜美子と八郎の結婚をかけた陶芸展の結果発表直前、川原家では喜美子と八郎が暮らす部屋が増築される。増築資金を捻出するために長距離トラックの運転手をしている常治も口では反対しているが内心、喜美子と八郎の幸せを願っている。

そして朗報が届いた。照子が八郎の入選を告げる。その知らせは信楽中に広まり、祝福の声が次々に届く。喜美子と八郎の結婚準備も始まり、信楽に、美容師をやっている八郎の姉が訪ねてくる。喜美子と八郎が写真の準備をする中、晴着姿の喜美子が電話で呼び出される。あぜんとする家族を残して、家を飛び出していく喜美子。向かったのは信作の実家のカフェだ。客のひろ恵(紺野まひる)が喜美子の作った珈琲茶碗を気に入り大量の注文をしたいと頼まれる。喜美子は未熟な陶芸技術に自信を持てず、ちゅうちょする。すると同行した八郎が、自分たちの窯を持ったらその時にぜひ注文してほしいという。

喜美子たちの結婚生活は、ノートに書いた予定通りに進んでいた。丸熊陶業を独立し、自分たちの窯を持ち、八郎は作品つくり、喜美子は注文品を量産して家計を支えていた。二人の間に男の子も生まれ、順風に見えたが、長距離トラックの運転で身体を酷使した常治は体調を崩してしまっていた。

■第13週(2019/12/23-12/28)あらすじ
■第73話(月)
昭和40年夏。喜美子(戸田恵梨香)は27歳に。八郎(松下洸平)との間には4歳になる息子・武志が生まれていた。さらに八郎と喜美子は丸熊陶業から独立して自宅脇に作業場「かわはら工房」を建設。八郎が作品づくりにいそしむかたわらで喜美子も陶器製品を量産して家計を支えていた。武志の世話はむしろ八郎が多く担っているほど。ある日、照子(大島優子)が川原家を訪ねてくる。喜美子には内緒で八郎に常治の秘密を告げる。

■第74話(火)
余命宣告を受けた常治(北村一輝)が、マツ(富田靖子)と温泉旅行から帰ってくる。喜美子(戸田恵梨香)を始め、家族は常治の病状を知っているが、何事もないよう気丈に振る舞う。だが百合子(福田麻由子)は悲しみをこらえきれず、外で涙することも。一方、喜美子は陶芸家として伸び悩む八郎(松下洸平)と些細なことからケンカ。居合わせた常治にあきれられる。そしてどんどん弱っていく常治を見かねた喜美子がある計画を実行。

■第75話(水)
病状が悪化して、食も細くなった常治(北村一輝)を元気づけようと、信作(林遣都)は父・大野(マギー)が昔、常治と約束したマツタケご飯をご馳走しようと考える。深夜二人で山へ向かう。一方、喜美子(戸田恵梨香)が提案した常治へのプレゼント、家族の手作り大皿が完成。そこに信作たちがマツタケを採って、駆け込んでくる。するとほぼ寝たきりだった常治が起き上がり、家族や友人を前にマツ(富田靖子)の幸せを願う言葉が。

■第76話(木)
常治(北村一輝)の葬儀が終わり、喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)は久しぶりに落ち着いて言葉を交わす。武志が生まれて以来、すれ違いがちだった二人は本音でぶつかり合い、互いの想いを確認。夫婦の絆を深める。しばらくして東京で働く直子(桜庭ななみ)が見知らぬ男・鮫島(正門良規)を連れて信楽に帰ってくる。喜美子が直子に常治の死に目に立ち会わなかった事情を問い詰めると直子の涙が溢れ、ある事実が明らかに。

■第77話(金)
東京から帰ってきた直子(桜庭ななみ)は勤めていた会社を辞め、連れてきた同僚・鮫島(正門良規)と大阪で商売を始めると宣言。喜美子(戸田恵梨香)たち家族を閉口させる。そして八郎(松下洸平)からジョージ富士川(西川貴教)が信楽で実演会を行うことを聞く喜美子。だが当日、武志が熱を出し、喜美子が残って看病することに。一方、信作(林遣都)に呼び出された百合子(福田麻由子)は待ち合わせ場所で肩を抱き寄せられて…

■第78話(土)
八郎(松下洸平)の計らいでジョージ富士川(西川貴教)が川原家を訪れる。ジョージと再会した喜美子(戸田恵梨香)は言葉を失うが、懸命にかつて自分が抱いた夢を語り始める。そして照子(大島優子)たちも参加して、ジョージによる即興の創作実演が行われる。その姿に刺激を受けた八郎はその後、作陶に没頭。さらに喜美子にも変化が。土に向かいながら溢れる涙。父の死以来、悲しみを抑え込んでいた喜美子が作品を生み出そうと…

【作】水橋文美江
【出演】戸田恵梨香、北村一輝、富田靖子、桜庭ななみ、福田麻由子、大島優子、林遣都、財前直見、マギー、イッセー尾形、松下洸平 他
【語り】中條誠子アナウンサー
Twitter公式アカウント「@asadora_bk_nhk」

「スカーレット」公式サイト
 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]
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