映画『十二人の死にたい子どもたち』1/31地上波初放送|あらすじと予告動画

2020年01月30日08時00分映画

杉咲花、新田真剣佑をはじめ、95年から2001年と全員平成生まれという、いま注目の気鋭ぞろいの若手俳優が集結した、究極の密室劇『十二人の死にたい子どもたち』(2019)が、1月31日の金曜ロードシネマ(日本テレビ、夜9時~)で地上波初放送!予告動画は番組公式サイトにて公開中だ。金曜ロードSHOW!公式裏配信にて、映画コメンテーターで俳優の赤川ペン瀧川による「金ローただいま実況中」を配信する。

原作は、「天地明察」「マルドゥック・スクランブル」の冲方丁が初めて手がけた現代を舞台にした長編サスペンスにして、第156回直木賞候補にもなった同名の傑作小説。DVDも発売中だ。(Amazonでチェック)



集団安楽死をするために廃病院に集まった10代の男女12人。そこで見つけた、まだ生温かい死体。その死体はいったい誰で、なぜここで死んでいるのか?その謎を解く過程で互いの死にたい理由が明らかになる。疑心暗鬼を深めていく12人は…。

時系列や舞台となる廃病院の構造を利用し、かつ、個性的な登場人物それぞれの背景などが緻密に組み上げられた物語は映像化は困難であると作家自身も思われていたが、『トリック』『SPEC』『イニシエー ション・ラブ』『人魚の眠る家』の堤幸彦がその高い山に挑み、予想の斜め上を超える心理戦のスリルを、計算に計算を重ねた隙のない演出と、定評のある映像美によってまとめあげ、原作者からも絶賛される仕上がりとなった。

“死にたい十二人”を演じるのは杉咲花、新田真剣佑をはじめ、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛らいま注目の気鋭ぞろい。とりわけカメラ5台で最長40分の長回しによる、十二人全員の緊張感が漲る真相に踏み込んでいく場面は、その生々しさに息を呑むこと間違いないシーンとなっている。

■あらすじ
その日、12人の未成年たちが、安楽死を求め廃病院の密室に集まった。みんなで死ねば、怖くないから」ところが、彼らはそこで13人目のまだ生あたたかい死体に遭遇。突然の出来事にはばまれる彼らの安楽死。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事。彼らだけしか知らない計画のはず。まさかこの12人の中に殺人鬼が……?死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中ウソとダマしあいが交錯し、12人の死にたい理由が生々しくえぐられいく。全員、ヤバい。気が抜けない。いつ誰が殺人鬼と変身するのか!?パニックは最高潮に。彼らは安心して“死ねるのか”怯えながら“殺されるのか”監督堤幸彦(「SPEC」「イニシエーション・ラブ」)が仕掛ける、出口無しのノンストップ未体験・密室サスペンスゲームの幕が上がる。

■作品情報
監督:堤 幸彦
原作:冲方 丁「十二人の死にたい子どもたち」(文春文庫刊)
脚本:倉持 裕
音楽:小林うてな
主題歌:The Royal Concept「On Our Way」(ユニバーサル ミュージック)
企画・製作:日本テレビ放送網
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
キャスト:杉咲花/新田真剣佑/北村匠海/高杉真宙/黒島結菜/橋本環奈/吉川愛/萩原利久/渕野右登/坂東龍汰/古川琴音/竹内愛紗

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