朝鮮王朝最も愛された王「イ・サン」、イ・ソジン会見動画-NHK

2009年11月09日13時06分ドラマ
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500年続いた朝鮮王朝の27人の国王の中で、最も愛され、最も過酷な生涯を送った正祖の生涯を描いたドラマ「イ・サン」が、NHK BS2で放送されている。番組公式サイトでは、主演のイ・ソジンのインタビューが公開されている。

舞台は18世紀後期、朝鮮王朝第21代王、英祖(ヨンジョ)治世の時代。主人公は国王の孫のイ・サン。王位後継者であったサンの父は、何者かの陰謀により、謀反の濡れ衣を着せられ、英祖王によって死に至らしめられる。父を救えなかった無念の思いを抱きながらも王位後継者となったサンは、民を大切にする賢君である祖父、英祖から帝王学を学ぶ。一方、サンの父を陥れた黒幕とその一派は朝廷内を掌握し、今度はサンの廃位や暗殺を狙う。つまり、サンは、王位継承者とは名ばかりで、祖父である国王以外は全員が“敵”という状況。そんな中、サンを支えるのは幼い頃に友情を誓い合ったソンヨンとテス、そして頭脳明せきな側近ホン・グギョン。ドラマ「イ・サン」は、人間として多くの苦悩を抱えながらも、王としての信念を胸に、民のための改革に取り組んでゆく正祖イ・サンの波乱の生涯を描いている。

「イ・サン」は、韓国MBCの開局46周年特別企画ドラマとして、2007年から2008年にかけて放送された。「宮廷女官 チャングムの誓い」「ホジュン」「ソドンヨ」「商道」などの多くの名作歴史ドラマを手がけ、今や“アジアの宝”とまで称される巨匠イ・ビョンフン監督の最新作だ。韓国では、40%に迫る視聴率を叩き出し、あまりの人気の高さに話数が延長されたほど。

主人公サンを演じるのは、「火の鳥」「恋人」などの現代ドラマで日本でも大ブレークしたイ・ソジン。彼は、「チェオクの剣」ファンボ・ユン役で歴史ドラマに初挑戦し、これまでになかった新しいヒーロー像を作り出した。この「イ・サン」では、さらに磨きをかけた演技力でサンを魅力的に演じている。番組サイトのインタビューでは、イ・サンの魅力や監督と大げんかしたという秘話も語っている。(イ・ソジンの魅力についてはナビコン特集でも詳しく紹介しているので参考にされたい→新ヒーローの登場

サンと愛し合う友ソンヨンを演じるのはハン・ジミン。日本では、「復活」ソ・ウナ役、「京城スキャンダル」ナ・ヨギョン役、「チャングムの誓い」でイ・ヨンエ演じる主人公の親友シンビ役を演じた女優。透明感のある清純な美しさで悲惨なサンの人生にやさしく寄り添うヒロインを見事に演じている。(「イ・サン」には、「チャングムの誓い」に出演した俳優や女優がたくさん出演している。「チャングム」についてはこちらで詳しく紹介→「大長今-宮廷女官チャングムの誓い」の魅力

ソンヨンといっしょにサンを生涯守り抜いたもう一人の友、パク・デスを演じるのはイ・ジョンス。「チャン・ギルサン(張吉山)」マ・ガムドン役、淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)キム・ユシン役など多くの歴史ドラマで主役級を演じている俳優だ。

続いて、ドラマの後半から準主役ともいえる重要な役となるホン・グギョンを演じたのはハン・サンジン。「百万長者との結婚」ナ・サンス役、「白い巨塔」パク・チョナ助教授役に扮した俳優。ドラマ前半ではヌボーッとした(失礼!)彼の表情が、ドラマが進むうちにキリリと引き締まっていく様は、まさにホン・グギョン本人そのもの。

そして、圧倒的なカリスマ性で英祖王を演じたのはイ・スンジェ。歴史ドラマから現代ドラマまでこなすベテラン俳優で、イ・ビョンフン監督作品には欠かせない役者。知的な長老役を演じさせたら、彼の右に出るものがいないといわれている韓国芸能界の重鎮だ。

「イ・サン」では、これまでの歴史ドラマでは描かれなかった、宮廷行事や、その記録画などを担当した役所・図画署(トファソ)の様子などが、詳しく描かれているので、朝鮮王朝を知る上でも必見の一作だ。人間イ・サンの人生を、実在した人物や出来事をベースに、友情や純愛のストーリーを織り交ぜながらドラマチックにつづったヒューマンストーリー「イ・サン」は、NHK BS2で毎週日曜日午後9時から放送中!番組サイトでは、次回予告や番組紹介ムービー、詳しいあらすじなどが紹介されているので、今から見ても十分追いつける。また、朝鮮王朝については、ナビコン特集韓ドラここが知りたい!で地図や年表などが用意されているので参考にされたい。また、「イ・サン」の魅力についても韓ドラここが知りたい!ページで紹介する予定。お楽しみに!

NHK BS2「イ・サン インタビュー イ・ソジン」
NHK「イ・サン」番組公式サイト