テレビ愛知「客主」第37-最終回あらすじと見どころ:ボンサムvsソンドル、行商人の精神|予告動画

2020年03月11日09時25分ドラマ
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干しダラの干し場を作る相談すると、ソンジュン(キム・ミョンス)がボンサム(チャン・ヒョク)たちを束草に案内し…テレビ愛知(月~金曜あさ8時15分~9時30分)で全41話版で放送中の韓国時代劇「客主」、明日3月12日(木)放送の第37話~第41話(最終回)のあらすじと見どころを紹介、DVD公式サイトで予告動画が視聴できる。

※3月19日(木)からは、イ・ヨンエ×ソン・スンホン主演で贈る、韓国美術史の大学講師ソ・ジユンがイタリアで偶然に発見した師任堂の日記に隠された秘密を過去と現在を行き来しながら追跡していくストーリー「師任堂(サイムダン)、色の日記」を放送。

【「客主」を2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじと見どころ、豆知識やドラマの時代背景などをまとめて紹介している。
※この回の詳しいあらすじと見どころ、豆知識は全52話版詳細あらすじの47話49-50話51-52話



■第37話
行商人の裁きにかけられることになったソゲ。ボンサムはソゲの罪状を読み上げて死刑を宣告するが、ソンドルはソリンの死の真相を明らかにするようソゲに迫る。一方、朝廷ではミン氏一族に代わり大院君が実権を掌握し、王妃とヨンイクは忠州に身を隠していた。その頃、ヨンイクはソンドルとボンサムの仲を切り裂くべくひそかに画策していた。ミン一族の復活に行商人の力が必要だと考えたヨンイクはボンサムに協力を持ちかける。
極悪非道のソゲだが、「真実だけを話す」という“行商人の裁きの掟”を破るほどケトンへの想いは強かったのか。結局父と同じ行商人の裁きで命を落としてしまったソゲ。だが、その理由は、惜しまれて処刑された父親サンムンとはまったく違う。ソゲ役を徹底的に非道に見せたユ・オソンの最期の演技は、妹以上の存在だったケトンのための覚悟の死だった。

■第38話
ソンドルが両班出身であり、そのために仲間を裏切ってヨンイクと手を組んだことを知ったボンサムはソンドルと縁を切る決意をする。その頃、漢陽では清軍が騒乱を鎮圧してミン氏一族が復権し、ヨンイクも朝廷に返り咲く。王妃も宮殿に戻り、王妃救出の功を上げたケトンは真霊君に封じられたうえ俸禄と邸宅を与えられる。そんな中、ソンドルを失ったボンサムは友情の大切さを痛感し、ソンドルが身を寄せるヨンイクの屋敷を訪ねる。
両班の血筋のソンドルにとって王妃殺害に手を貸し“逆賊”になるのは何より不名誉。だが、生まれついての商売人のボンサムとは違う。ボンサムは王妃が復権すれが、反乱に加わった仲間が罰せられる。ボンサムにとって一番大切なのは人、仲間なのだ。ソンドルの両班然とした姿も板についたもの。海東商店開店記念式典ではなんとテープカットまで!朝鮮王朝は500年以上も続いたが、王朝のいつの時代を見ても政争や服装、民の暮らしぶりは大差ない。日本は室町→安土桃山→江戸→明治と変遷し、近代化が進んだ。朝鮮は完全に近代化に乗り遅れてしまった。

■第39話
ボンサムと結婚するため国師堂を出たいというケトンに激怒した王妃だったが一途に相手を想うケトンの姿に心を打たれ結婚を承諾する。さらに王妃は結婚祝いとして人参の売買独占権である黄帖を与えると決めるが、その頃ボンサムとソンドルは米の買い入れを巡り熾烈な争いを繰り広げているさなかであった。ボンサムが実質的な黄帖の持ち主になることに危機感を抱いたソンドルとヨンイクはケトンの結婚を阻むため、ある策略を考える。
テープカットに続いて今回はソンドルの雨傘や懐中時計など出てくる。“黄帖”とは人参と紅参の販売独占権のこと。人参(インサム)とは高麗人参(朝鮮人参)のことで、不老長寿の薬。紅参(ホンサム)は6年間栽培し続けた高麗人参を加工したもので、人参の中でも最も高級で効果が高いとされたもの。

■第40話
朝鮮流水組合商会の店開きで日本人死者が出た事件はたちまち外交問題に発展し、義禁府はボンサムの追捕令を下す。仲間の勧めでケトンの屋敷に身を潜めたボンサムはソリン殺しについてケトンを問いただす。一方、ソンドルは自分のたくらみでボンサムが死刑の危機に直面していることに動揺するが、なすすべがない。ちまたでは朝廷がボンサムを処刑し任房を閉鎖しようとしているとの噂が流れ、行商人たちは団結してこれに対抗しようとする。
殺人罪として指名手配されてしまったボンサム。事態の深刻さに一番戸惑ったのはソンドル本人かもしれない。任房解散後、ソンドルは20万人の行商人たちをどうすると言うのか?いきり立つ行商人たちを落ち着かせるボンサム、涙の解散演説、涙の行進をお見逃しなく。

■第41話(最終回)
ボンサムに絞首刑の判決が下る。動揺するソンドル。そんな中、銃弾を浴びて死を目前にしたチェ・ドリが身代わりを買って出る。メウォルがボンサムを眠らせた隙にチェ・ドリに刑が執行される。こうして15年の歳月が流れる。大事業を展開するソンドルは鷺梁津の土地を買い占めようとするが、その土地はメウォルからボンサムに譲られる。時代の波は行商人にとって厳しいものになっていた。
いくらボンサムを助けるため、ドリの余命がいくばくもないとはいえ、ドリのボンサム愛を利用したケトンの作戦はあまりにも身勝手。ボンサムとドリの最後の挨拶と、肩を揺らしながら歩くドリの姿に涙腺決壊必至。ドリのボンサム愛が深すぎる。自分の身代わりでドリが死んだと知った時、ボンサムがどんな嘆きをするのか、お見逃しなく。15年後のソンドルとボンサムの服装の違いに朝鮮の近代化の遅れが見てとれる。「京仁鉄道」は京城 (現ソウル) -仁川間に日本資本によって敷設された朝鮮最初の鉄道で1900年に開通した。全長はフルマラソンとほぼ同じ約42km。

■キャスト
チョン・ボンサム 役:チャン・ヒョク
チョ・ソリン 役:ハン・チェア
ケトン=メウォル 役:キム・ミンジョン
キル・ソゲ 役:ユ・オソン

テレビ愛知「客主」番組公式サイト
 2020.01.22-03.18 月~金08:15-09:30
「客主」DVD公式サイト

kandoratop【作品詳細】【「客主」を2倍楽しむ】