【最終回ネタバレ】月9「絶対零度-未然犯罪潜入捜査」井沢(沢村一樹)の放った銃の先は?第11話ネタバレ

2020年03月17日10時30分ドラマ
@フジテレビ

月9「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」、視聴率9・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で幕を閉じた最終回の第11話は15分拡大SPで放送された!篠田(高杉真宙)の歪みきった正義の前に井沢(沢村一樹)の銃が放たれた!井沢の考える正義とは?3月23日(月)夜9時から「絶対零度-未然犯罪潜入捜査」アフターストーリーが放送される!見逃し配信はFODにて。



3月16日(月)に放送された最終回(第11話)で、井沢(沢村一樹)の妻と娘を殺した犯人が分かった。それは、香坂(水野美紀)の弟で、父親の映画館ガステロ事件の巻き込まれたせいで悲惨な人生を送り、歪んだ正義を持ったカメラマンの篠田(高杉真宙)だった。篠田は、テロを起こすとみせかけて実際にはそれを“ミハンシステム”により封じ込めさせ、ミハンの法制化を認めさせようとしていた。しかし、そのことを知った井沢の妻で、元管理官の妻の口を封じるために殺害してしまったのだ。その時その場に居合わせた娘の命までも。そのことを知った井沢は篠田の前で銃を放った。しかし、その銃は篠田の胸にむけられたものではなく、宙に向って撃ったのだった。井沢は前を向き始めた。

罪を憎むあまり、容疑者に対して“行き過ぎた”態度をとってしまう井沢だったが、最終回では妻子の命を奪った篠田には銃を向けず、銃を宙に向けて放ち、「君は僕だ。僕が君だったかもしれない。犯罪を憎みこの世からなくす。その祈りのような重いは僕と一緒だ。だから僕は、君を許す」と話す。ラストシーンで井沢の家にミハンチームのメンバーが集まり、にぎやかに時を過ごす。井沢が妻子の死を乗り越えて前を向けたことがわかるシーンとなった。

「絶対零度-未然犯罪潜入捜査」の視聴率は、10.6%、10.7%、8.6%、9.4%、10.6%、9.2%、9.7%、9.5%、10.0%、10.6%と推移し、最終回は9.7%だった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。主演の沢村一樹はこの”井沢”という役を演じたことについて「自分としても“井沢範人”という役は、この仕事をやっている中でも、なかなか巡り合うことができないという思いです」とコメントしている。また、「世間が色々と大変な状況の中でしたが、撮影を無事に終えられたことはすごいことです。みなさん、本当にお疲れ様でした」と共演者やスタッフをねぎらった。

そして、3月23日にはアフターストリーとして2時間のドラマが放送される。未然犯罪防止法案が成立した後の問題点などもわかってくる。「絶対零度-未然犯罪潜入捜査」のキャストがそのままでドラマが展開される。

■最終回・第11話ネタバレあらすじ
井沢(沢村一樹)たちは、テロ計画の黒幕と思われた水島歩の正体が篠田(高杉真宙)だったことに気づく。そのとき、ミハンが加賀美(柄本明)を危険人物として検知した。26年前、映画館で起きた神経ガステロの際に、犯人の息子である歩を救った加賀美は、彼にミハンのことを話していた。加害者家族ゆえに激しいバッシングに遭いながら生きてきた歩は、ミハンに強くひかれ、この世から犯罪をなくしたいという思いに囚われて暴走したのだ。加賀美がミハンに志願したのも、そんな歩を自らの手で葬るためだった。

加賀美は、拳銃を手に、篠田が入院している病院へと向かっていた。井沢と吉岡が、加賀美を止めるために駆けつける。そこにいたのは加賀美一人だった。加賀美が来る前に篠田は逃亡していた。自分の手で篠田を始末できなかったことを悔いる加賀美だった。

山内(横山裕)は、クラッカーの諏訪(松尾諭)が刺殺されていた篠田のアジトで捜査一課の早川(マギー)らに合流する。そこで早川は、諏訪が篠田を拳銃で撃ったものの反撃にあって刺殺されたこと、そして小田切(本田翼)の骨伝導ベルトに精巧な盗聴器が仕掛けられていたことを山内に告げる。無線で香坂(水野美紀)を呼び出し、射殺したのも篠田だった。

小田切は監察官から聴取を受ける。香坂の死で自分を責めていた小田切は、警察を辞める決意をする。そんな折、ミハンが篠田を危険人物として探知する。篠田は、元傭兵の里谷(高岩成二)と行動を共にしていた。篠田がまだ爆弾を所持していることを知った井沢たちは、すべてを終わらせるために動き出す。

篠田に助けてもらったことのある小宮山が警備部を訪ねていた。井沢が小宮山の元へ行くと篠田から「未完成の夢を完成させる。そしてあなたの夢も叶えてあげる」というメッセージを預かっているといわれる。篠田は犯罪をなくすことが夢。井沢の夢はミハンの法制化だ。二つの夢を疎外しているのは、元総理の南雲だ。南雲の暗殺を企てていると考えた井沢たちは南雲が入院している病院に急ぐ。そこでは南雲が手術中だった。そして、爆弾も仕掛けられていた。手術にも3時間、爆弾の解除にも3時間を要する。爆発は起爆装置からの遠隔操作と考え、井沢たちは篠田を追う。

篠田の潜伏先を、父親が犯した事件現場の映画館と考えた井沢達がそこへ向かう途中、里谷たちの妨害にあう。山内たちが里谷と対峙している隙に井沢が駆け出した。映画館にいたのは病院を抜け出した篠田だった。そして、篠田は26年前にいっそ死んだほうがましだったと思ったが、加賀美と出会ったことで救われたとも話す。ミハンの法制化を邪魔する人物として、姉の香坂(水野美紀)も殺したと。井沢は妻子の殺害に使われた血のついた凶器をみせると、篠田は「プレゼントだ」という。篠田はミハンの法制化を監察官である井沢の妻に邪魔されると思い、その場にいた娘と二人の命を奪ったという。井沢の銃は篠田に向っていた。

映画館へ山内や小田切たちが駆け付けると、銃声がとどろいた。ドアをあけると、天に向かって銃口を向けている井沢がいた。井沢は篠田が井沢に殺されたがっていることがわかっていた。そして、爆弾の起爆装置をもっている篠田を撃っても井沢は処罰されず、妻子を殺した仇をとらせることもできると思っていた。しかし、井沢は犯罪を憎む気持ちは自分も一緒だといい、篠田を許すという。加賀美か駆け付けるが、篠田は力尽きて倒れた。

落ち込んでいる小田切の元へ山内が篠田が持っていた手紙を持ってきた。そこには「あなたへの思いに嘘はなかった」と書かれていた。

公安の曽根崎が逮捕され、南雲は無事に手術を終え、ミハンの法制化への反対を唱えなくなった。テロを防いだことでミハンの活動は今まで通りとなった。井沢の家にメンバーが訪れ、5人で鍋を囲んだ。山内は井沢の妻子の遺影もないといい、「そろそろ開放させてあげてもいいんじゃないですか」と井沢に告げる。

事件の連絡を受けて出勤する井沢は棚に飾った遺影に挨拶をしていた。

■アフターストーリーあらすじ
あれから1年後――未然犯罪防止法案が成立する。だが、犯罪抑止への期待が寄せられる一方で、個人情報の取り扱い方や監視社会を危惧する声も上がっていた。

そんな中、警視庁では、未然犯罪捜査課の任命式の準備が進められていた。山内(横山裕)は、所轄の会計課にいる小田切(本田翼)を訪ねミハンに誘うが、小田切の決意は固くて……。

一方、井沢(沢村一樹)をリーダーとして活動している未然犯罪捜査対策準備室は、新たな危険人物・桐島直久を探知した。彼は、退官した元陸上自衛隊員で、狙撃の名手。そんな人間がいったい誰を狙っているのか――。

井沢は、防犯カメラで桐島の姿が確認された付近のオープンカフェにいた。すると突然、店内に銃弾が撃ち込まれる。そして、店内のテーブルに置かれていたノートPCから、命令に従わなければ殺す、という音声が流れた。犯人は、隣のビルから井沢を狙っているのだ――。そして、井沢にインタビューをしたいと言い出す。その目的は、ミハンの真実を暴くことだった――。

フジ 2020年1月6日スタート。毎週月曜日夜9時より放送、月9ドラマ「絶対零度-未然犯罪潜入捜査」。出演:沢村一樹/横山裕(関ジャニ∞)/本田翼/水野美紀/上杉柊平/マギー/粗品(霜降り明星)/高杉真宙ほか。番組公式Twitterアカウントは「@zettai_0_mihan」。PR動画は番組公式サイトで公開されている。

フジ 2020年1月 月9ドラマ「絶対零度-未然犯罪潜入捜査」番組公式サイト
フジ 2020年1月 月9ドラマ「絶対零度-未然犯罪潜入捜査」FOD配信

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