過去を振り返らない街、秋葉原を「ブラタモリ」-NHKオンデマンド

2009年11月20日17時55分暮らしと文化
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家電の街・オタクの聖地の知られざる歴史をタモリ流に探究するNHK「ブラタモリ」の第6回「秋葉原」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円(税込み)。

電気街・オタク文化の発信地として世界にその名が鳴り響く秋葉原だが、江戸、明治、大正、昭和と時代ごとに違う形で注目を浴びる街として存在しながら、次々に新しい形へと変化してきたことから、昔の形跡を見つけにくい街でもある。そんな往年の片鱗を、タモリさんが街の隅々から見つけに行く。

JR秋葉原駅周辺は、江戸時代から明治初めにかけ大火が相次いだ。その供養にと建てられた「秋葉神社」が、地名の由来となっている。火事が起きてはまた街を作り直すことを繰り返したことから、過去を振り返らず、常に新しい文化を吸収して発展し続ける“秋葉原気質”が生まれたのか。

一方、秋葉原南端の万世橋は、中央線、総武線、山手線と四方に鉄道の線路を眺めることのできる、タモリさんにとっては絶好のスポット。しかもここは3年前まで交通博物館があった場所。さらに100年前は東京駅を彷彿とさせる赤レンガ駅舎の万世橋駅が建っていた。文豪・芥川龍之介も常連だったという万世橋駅構内の様子をCGで再現する。

さらに、世界にここしかない、無数の電子部品の店がひしめく秋葉原の黎明期の様子を、露天商が集まっていた終戦直後の姿を知る地元の人々の証言から紐解いていく。

ブラタモリ「秋葉原」 NHKオンデマンド