【3、4話ネタバレ】家族の絆を家族が描くNHKリモートドラマ「Living」!2組の夫婦が息ピッタリに熱演!

2020年06月08日10時00分ドラマ
@NHK

今のこの時代だからこそ、家族の絆を描く!坂元裕二が脚本を手がけたリモートドラマ「Living」!第3話には中尾明慶&仲里依紗夫妻、第4話には青木崇高と妻の優香は声のみだが登場した!中尾明慶&仲里依紗夫妻のリアルな夫婦役や青木崇高の一人芝居に高評価!NHKオンデマンドでは過去放送分を、NHKプラスでは同時配信と1週間見逃し配信できる。⇒NHKプラスについて



「Living」は、リモートドラマの新たな可能性に挑戦した坂元裕二の新作ファンタジードラマ。4つの家族の物語を、実際に家族として日常を共にする豪華キャストで演じられた。締め切りを60分後に控えた小説家(阿部サダヲ)の妄想という体で、奇想天外な秘密を抱えた4つの家庭が描かれた。1話15分の中で共演者たちの姉妹、兄弟、夫婦での熱演が光った。

6月6日(土)に放送された第3話、第4話に登場したのは中尾明慶&仲里依紗と、青木崇高&優香夫妻だ。第3話は「妻より怖い存在はこの世にいません」という恐妻家の夫を中尾が演じたが、靴下をそこらへんに脱ぎ散らかしているという設定に、妻の仲里依紗は「あて書きかしら」と笑ってコメントしていた。夫婦での共演は結婚後初めてというが、本番前のテスト段階では目を合わせて芝居することが難しかったという。しかし、本番になるとそれほど緊張することなく演技できたと二人とも話している。また、劇中で、不機嫌になった妻が夫のことをおたまで叩くシーンがあるが、中尾は「叩くシーンに遠慮がない」と思い切り叩かれたといい、仲は「普通だったらたたかれるほうも気を遣って『痛い』とは言わないと思いますけれど、今回はすぐに『痛い』って。そういう気遣いがありませんでした(笑)」と話している。

第4話の青木崇高&優香夫妻の場合、優香は産休中なので、電話での声だけの出演となったため、ほぼ、青木の一人芝居となった。シチュエーション的には一人だが、脚本で細かく、周りに人がいるという設定となっていたため孤独を感じることはなかったと青木は感想をもらしている。また、この時期に撮影することに最初は戸惑いがあったというが、「この時期にこのドラマを制作したという姿勢も見どころというか、誇らしいことになったらと思います。 間違いなく自分の人生に残るドラマになるので、しっかり向き合いたいと思って頑張りました」と語っている。なお、出演者のインタビュー動画は、番組公式サイトで閲覧することができる。

■第3話ネタバレあらすじ
「妻より怖い存在はこの世にいません」-愛しているからこそ、妻(仲里依紗)に怒られ、捨てられることを恐れる気弱な夫(中尾明慶)は、妻に「ワッパドデンタンバンブンデン」という言葉をかけると短い時間の記憶をなくさせることができる魔術をかけてもらった。

おでんとビールで夕食の準備をしていると仕事で疲れた妻がやってきた。妻は「この服いくらだったと思う?」と夫にきくと、夫はずばり900円とあててしまう。少し機嫌が悪くなった妻は後輩の愚痴を言う。それについても夫は同感しないといった態度をとっていると、ますます妻の機嫌が悪くなり、ソファに脱ぎ捨てていた夫の靴下について文句を言い始め、そこから発展し、離婚したいと言い出す。慌てた夫は「ワッパドデンタンバンブンデン」の言葉は妻にかけた。

妻はまた「この服いくら」の質問を始めた。調子よく妻にあわせていると、妻が「結局、私にむかいあっていない」と言いだし、また、離婚の話へと発展する。再度、言葉をかけると、また、妻は「この服いくら」と言い出す。また、展開が不利になってきたが、魔法の言葉をかけることなく、夫は妻に向かい合うことを約束し、二人は仲直りをする。そして、おでんを食べ始めた。はんぺんは要らないという妻に「やっぱおでんははんぺんだって」と夫が声をかけると、妻がまた記憶をなくしてしまう。

「ワッパドデンタンバンブンデン」
「やっぱおでんははんぺんだって」
妻は、「この服いくらだったと思う?」と夫に声をかけるのだった。

■第4話ネタバレあらすじ
出産直後の妻(優香)に風邪をうつさないよう、自室で過ごす夫(青木宗高)は、会社を休み、ぼーっとテレビを見ている。仕事はテレビのディレクターだ。後輩から「これを放送したい」と上層部の意見と違うことを言われるが、放送はできないと指示をする。

ひまになり、外出しようとした矢先、なぜか野球中継が目に留まる。野球の試合は自粛されているはずなのだが、そこには高校生の野球が映っていた。実は、夫は高校時代に甲子園に出場したピッチャーだった。よく見てみると、それは、高校時代の自分の県大会の決勝戦だ。夫の学校は決勝戦で「高校一のスラッガー」率いる高校と対戦するも、すべての打席を敬遠して勝ち上がったのだ。甲子園に出場したことはうれしいが、「勝負しなかった」という気持ちは心の隅に残っていたのだ。投げても勝てていたと思っていた。

野球中継は夫の記憶通り、最終回まで進む。ここで敬遠するはずだが、中継の中の夫はボールを投げない。そして、1球目、なんと敬遠ではなく、ストレートを投げた。湧き上がるスタンド、茫然とする監督たち。しかし、2球目も敬遠せず投げ、2ストライクをとった。後1球で打ち取れば……と思った。そして、投げた。しかし、そのボールは見事にバットに当てられ逆転ホームランを打たれてしまった。

中継を見終わった夫は、後輩に電話をして「放送してもいい。自分が責任をとる」と言う。そして、妻には、仕事を失うかもと連絡をする。妻は、「じゃ、二人で飲もうか?」と優しく言う。

テレビの放送がスタートすると、そこには上層部が指示した通りの画面となっていた。

NHK 2020年5月30日スタート。毎週土曜日夜11時30分から放送、全4話のドラマ「Living」。出演:中尾明慶/仲里依紗/青木崇高/優香(声)/壇蜜(声)/阿部サダヲ。NHKドラマ公式Twitterアカウントは「@nhk_dramas」。予告動画はでNHKスタッフブログ公開されている。

NHK「Living」番組公式サイト

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