「サイコだけど大丈夫」第13-14話あらすじと見どころ:薔花と紅蓮のお父さん~手とアンコウ
Netflixで独占配信中のキム・スヒョンとソ・イェジ主演の「サイコだけど大丈夫」(tvN)、ガンテは自身の母を殺した'蝶'の正体がムニョンの母ド・ヒジェという事実を知り苦しむも、ムニョンからの手紙を読み、再びムニョンと向き合おうと家族写真を撮り…、第13話~第14話のあらすじと見どころを紹介しよう。(※場面写真は話数と異なることもあります)
■第13話「薔花と紅蓮のお父さん」
無事に家族写真撮影を終え、ガンテはムニョンに「家族を命がけで守り抜く」と誓いを立てる。ムニョンは不安げに「その家族の中に私はいるの?」と問うも「家族写真を撮ったら家族でしょ」と優しく答えるガンテ、そして二人は笑顔で向き合う。
一方、ムニョンはオ院長から父デファンの容態が思わしくないという知らせを聞くこと。もう二度と父と話す機会がないかもしれないムニョンに対し、ガンテは最後に言い残すことや後悔はないかと心配するも、ムニョンは表情ひとつ変えずに「言うべき言葉も後悔する言葉もない」と断言。しかしながら、ジュリに対しては、デファンがかつて童話を読み聞かせしてくれた、その思い出が忘れられないと本音を漏らすのであった。
夜デファンの病室では、パク看護師長が訪ねてきており、デファンは過去に妻を殺したこと、そしてその一部始終を娘のムニョンは目撃していたことを涙ながらに告白する。手をとり親身に聞いていたパク看護師長であったが、その話を通りがかりのガンテの耳にも入ってしまう。そして翌朝デファンはあえなく息を引き取ってしまう。ムニョンはガンテ、サンテらと共に葬儀を執り行い、翌日病院に向かった。すると多くの患者がサンテに祝福や労いの言葉をかける。ピロンは「ついに扉を見つけたんだね」と言い、不思議に思いながらも壁画を見に行くと、そこにはなぜか、見覚えのある’蝶'が大きく描かれており…。
第12話のラストシーンで既にご覧になっているかとおもうが、スーツ姿にきっちり髪を整えたガンテに、心を持って行かれたのでは!?これまでカジュアルな私服か看護服姿しか見ていなかったため、ここにきてのこのギャップはずるい。ムニョンもとても嬉しいのか満面の笑みを浮かべるが、嫉妬でもうスーツは着るなと言うのも彼女らしくてかわいらしい。そして何よりガンテがムニョンに対して放った「家族を命がけで守り切る」とプロポーズかのような頼もしい発言!ここでの二人の会話は、視聴者にとって名シーンの1つとなったはず。そのシーンが撮影されたのは議政府(ウィジョンブ)美術図書館。2019年11月末にオープンした地下1階地上3階建、2千坪(6,565.2㎡)の敷地面積を誇る最新スポットだ。階ごとに異なるテーマカラーや、広々とした空間の美しさは実際に見ると想像以上だという。
また絵本の製作にあたり、ムニョンに宿題を出されて表情の勉強をするサンテ。その手助けをしてあげるジェスが実際に怒った表情などを見せるも、どれも同じ顔だと困惑する。その二人のやりとりがとても純粋で可愛らしいのと、サンテのスケッチがそっくりすぎてびっくりするだろう。いよいよクライマックスに向け重いシーンが続く中、このシーンは束の間のオアシスのような癒しタイムだ。
そしてラストは衝撃の事実が判明し、ムニョンの母の正体がついに明らかになる!勘が鋭くやっぱりと頷く人もいるかもしれないが、まさかの展開に鳥肌モノだ!!
■第14話「手とアンコウ」
病院の壁画に描かれた’蝶’。サンテは自分が描いた絵ではないとパニックを起こし、ムニョンはすべての真実を悟り泣きながらその場を去る。ガンテはムニョンは母とは違う、死んでもムニョンのもとを離れないと伝えるも、「偽善者」と突き放されてしまう。落書きをした犯人を突き止めようとガンテはオ院長と監視カメラを確認すると、そこに映っていたのは不気味な笑みを浮かべたパク看護師長だった。この残酷な現実を目の当たりにしながらも、ガンテは閉じこもるムニョンを部屋の外で待ちつづけ「僕たちは何も悪くない」と語りかける。そしてガンテは意を決して、ムニョンの母が生きていること、そしてそれがパク看護師長だったことを正直に打ち明ける。ムニョンは「いくら何でも私が母親に気づかない訳がない」と混乱するも、サンテとガンテを苦しめてしまった罪悪感でいっぱいになり、これ以上一緒にいられないとガンテを追い出そうとする。そしてムニョンは自分が何とかしなければと、隠し持っていた『西の魔女の殺人』の原稿を使って母をおびき寄せようとする。一方、サンテと連絡がつかず不安になるガンテ。やっと電話が来たと思えば、電話口から聞こえたのは…。
サンインにこれ以上の悪縁はないと言われたガンテだが、「僕にとってはムニョンはド・ヒジェの娘でなくただのコ・ムニョンです。」という頼もしいセリフを発する。しかし実際にこの状況になって、本当にそう割り切れるだろうか。ムニョンの口から再び出た「偽善者」という言葉が重くガンテにのしかかる。そんな中ガンテやムニョンを心配するサンテの純粋さが今回特に際立ち、視聴者の涙を誘う。第7話で登場する「春の日の犬」にまつわる内容(体の具合が悪いと涙が出て、心が苦しいと夜に(犬の鳴き声のように)泣く)が再び登場する。ガンテが電話口で泣きながら答える姿も心が痛むが、サンテがムニョンにお粥を食べさせてあげるシーンは第14話でも特に心に残るシーンだろう。事態の重さを知らずムニョンを心配するサンテの純粋な優しさから感じる家族の温かさ、そんな彼らを苦しめていた原因が自分だという罪悪感、どうしようもない現実に直面し、視聴者も心がずーんと重くなったことだろう。
‘サイコだけど大丈夫’特別童話シリーズ 4
「手、アンコウ」書影
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今回登場する絵本は、ムニョンの唯一の失敗作と言われている「手、アンコウ」。親のエゴで育て上げた子供を失敗作と言い捨ててしまい、自分の何がダメだったのか、深く傷つく子供。子供に罪はないはずなのに…今のムニョンの心境を考えながら読むと心が張り裂けそうになるほど苦しく辛い内容だ。「失敗作は廃棄処分しなければならない」というド・ヒジェに、ガンテとムニョンはどのように立ち向かうのだろうか!?
■キャスト
ムン・ガンテ役:キム・スヒョン
ムン・サンテ役:オ・ジョンセ
コ・ムニョン役:ソ・イェジ
ナム・ジュリ役:パク・ギュヨン
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