「サイコだけど大丈夫」第15-16話(最終回)あらすじと見どころ:仲のいい兄弟~本当の顔を探して

2020年08月24日21時30分ドラマ
Netflixオリジナルシリーズ
『サイコだけど大丈夫』独占配信中!

Netflixで独占配信中のキム・スヒョンとソ・イェジ主演の「サイコだけど大丈夫」、ガンテ兄弟の母の死にまつわる真実が明らかになり、挑発するヒジェに怒りを露わにしたガンテだが…、第15話~第16話(最終話)のあらすじと見どころを紹介しよう。(※場面写真は話数と異なることもあります)

「サイコだけど大丈夫」は、手に負えない人生の重さで愛を拒否している精神病棟の介護士ムン・ガンテ(キム・スヒョン)と、生まれつきの欠陥で愛を知らない童話作家コ・ムニョン(ソ・イェジ)が、お互いの傷を労り治癒していく、ファンタジー童話のようなロマンチックコメディ。

■第15話「仲のいい兄弟」
サンテとヒジェのもとへ駆けつけたガンテ。ヒジェは眠っているサンテの横で不気味な笑みを浮かべながら、ガンテの母を殺した理由を明らかにする。真実を知り怒り狂ったガンテは衝動でヒジェの首を絞めるも、ムニョンの言葉が頭をよぎり一瞬ひるんだ隙に注射器で刺されてしまう。そこに駆けつけたムニョンがペンを片手にヒジェに飛びかかろうとするが、ガンテは朦朧としながらも体を張って妨ぎ、その場に倒れこむ。絶体絶命のピンチを迎えたガンテとムニョンであったが、危機一髪で二人を救ったのはサンテだった。目を覚ましたサンテがヒジェを本で殴り気絶させ、そのままヒジェは警察に連れて行かれ事件は一件落着となった。
しかしムニョンは、これ以上二人を苦しめたくないとガンテに家を出て行くよう頼む。突然のことに驚くガンテは二人で乗り越えたいと主張するも、ムニョンはこれ以上無理して平気なふりをするな、そんな姿を見て過ごすのは自分も辛いと別れを告げたのであった。実際にムニョンの言う通りであったガンテ。辛い記憶が蘇り、ムニョンとの向き合い方に悩む正直な気持ちをオ院長に打ち明けた。オ院長はヒジェを殺したくても殺さなかったのはムニョンが安全ピンになっていたからだと指摘し、ガンテは再びムニョンに向き合おうとする。
ガンテは退職の意思を伝えたが、また来れるようにと病院の庭に母の樹木葬として木を植えた。サンテからその存在を聞いたムニョンは自身も病院に向かい、木の前でガンテとサンテの母に謝る。するとそこにガンテが現れ「僕がずっと努力して打ち勝って、耐えるから、受け入れてほしい」と語りかける。ムニョンはその場を立ち去るも、ガンテは粘り強く追いかけ、終いには「愛してる」と叫び続け…。
いよいよクライマックス、ヒジェとの対決シーン!ヒジェを演じたチャン・ヨンナムの大迫力演技は圧巻!しかし意外とあっさり解決してしまったという意見や、ガンテの母が殺された理由があまりの些細なことに驚く人も多く、ここにきてストーリー展開に拍子抜けした人もいるかもしれない。しかしこのドラマは敵に打ち勝つということよりも、主人公たちが自身の過去に打ち勝ち、成長することを主軸としていることから、その後の展開に重きを置いたのだろう。ガンテ達を不幸にしたくないと身を引いたムニョンと、追いかけるガンテ。ラストシーンで、ガンテがムニョンに「愛している」と叫び続けるが、かつてムニョンが愛してると叫んだ時と全く逆の立場になってるのは面白い演出だ。当初の感情を押し殺すガンテからは想像できない積極的な姿だ。最終回では、無事幸せなエンディングを迎えられるだろうか?
余談だが、サンテがド・ヒジェの著書『西の魔女の殺人』を超つまらないと爆弾発言をするシーンで出てくる「핵노잼」【핵(ヘク、ヘッ/核)+노(ノー/No)+잼(ジェム/재미있다の略で面白い)】という単語は、本当につまらないものなどに対して若者が使う新造語。노잼(ノージェム)でつまらないという意味だが、핵(核)を語頭につけて「超〜」といったような強調された意味になる。反対語は꿀잼(クルジェム)、핵꿀잼(ヘックルジェム)。꿀とは蜂蜜で、甘く美味しい蜂蜜のように、と肯定的な意味で使われる。このように最近よく使われる新造語もセリフに登場する本ドラマ。それだけ日常に浸透している言葉ということだろうが、サンテの口から出るのが驚きで余計面白さを増している。


サイコ16■第16話「本当の顔を探して」
かつてムニョンがガンテに向けた情熱的な気持ちと同じように、ガンテはムニョンに自身の思いをぶつけ、そしてついにムニョンもそれを受け入れる。紆余曲折を経た二人であったが、過去のしがらみから解放され改めて互いの気持ちを確認しあった。
母ヒジェのもとへ面会に行くムニョン。母の記憶を消そうと努力するムニョンに対し、絶対に無理だと叫ぶ、相変わらずのヒジェ。しかしムニョンはもうこれまでとは違い、しっかりと前を向いていた。病院に向かったムニョンは、サンテがヒジェによって落書きされた蝶の上に自身の蝶を上書きし、美しい壁画を誕生させている姿を見て「消えないならもっと良いもので上書きすればいいのね」とすっきりした表情で笑うのであった。
そしてムニョンは再びサンテと共に絵本の創作活動に精を出し、ついに二人の初めての作品である「本当の顔を探して」が出版される。 挿絵作家でデビューすることになったサンテは初版を手にすると、すぐさま母がいる樹木葬に走り、母に向かって涙ながらに絵本を読み聞かせ、ガンテとムニョンもあたたかく見守った。
病院で開かれた絵本の出版記念会では多くの職員や患者達が見守る中、ムニョンとサンテ、そしてガンテによる朗読が行われた。しかし途中でまさかのムニョンとサンテの喧嘩が始まってしまい、会はめちゃくちゃに。更にその様子がネット上で動画が拡散されサンインは頭を抱えるが、ジュリが不器用ながらも励ましてあげるのであった。
そんな中、サンテは病院ロビーの壁画の代価としてオ院長からキャンピングカーをプレゼントされる。 3人はキャンピングカーに乗り、念願であった目的地のない旅行を楽しんでいたが、途中でサンテが家に帰りたいという意向を明らかにし…。
ついに迎えた最終回。終始あたたかな空気が流れ、登場人物一人一人が新たなスタートラインに立ち、明るい未来を彷彿とさせるシーンが数多く描かれている。長年の親友ガンテとジェスのシーンでは、ガンテがずっと支えてくれたジェスに対し素直に感謝の意を示し、またジェスをヒョン(韓国語で兄や親しい年上男性に対する呼称)と呼ぶ。韓国ではこのような呼び方ひとつでも一気に関係性が深まることが多く、これからも長く続くであろう熱い友情を見せてくれている。またサンインとジュリの関係も、少しずつではあるが変化しつつある様子!?サンインが勇気を出すものの、たったそれだけ!?と思わず笑ってしまうであろうシーンもお楽しみに。
サイコ16−2‘サイコだけど大丈夫’特別童話シリーズ 5
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ムニョンとサンテの絵本「本当の顔を探して」の朗読会もまた感動的だ。かつての患者たちも集まり、クァク・ドンヨン、ペ・ヘソンも再び登場!この絵本の内容は正にガンテ、ムニョン、サンテの成長記録だ。絵本の朗読が始まるとこれまでの出来事やその時の感情が鮮明に蘇り、涙が思わず溢れてしまう…この絵本は本ドラマそのものだということが感じられる、最終話にふさわしい展開だ。また改めて俳優達の演技や演出の素晴らしさを感じずにはいられない。ここがラストシーンかと思ってしまうほどだが、それだけで終わらずコメディチックに持っていくのもまた本ドラマの魅力。

キャンピングカーでの旅行シーンはこれまで見られなかった3人のはじけた姿が見ることができる。このまま笑顔でドラマ完結かと思いきや、最後の最後にまた涙が止まらない展開が待っている。これまでガンテの助けを常に必要とし、ガンテなしでは生きてこれなかったサンテ。そんなサンテから出た「僕ももう必要な人だ」という言葉。そしてガンテに「ガンテはガンテのもの」と、過去にガンテが苦しみながら放った言葉を言ってあげるのだ(過去には「ガンテはサンテのもの」と何度も発言していたサンテが!)。ついに二人の兄弟が各自の人生を歩み始めた感動の瞬間。多くの視聴者がガンテと同じ気持ちで、サンテの成長に感動したことだろう。これ以上未来が明るく幸せな結末はない、あたたかな涙で締めくくられる最終回だ。


■キャスト
ムン・ガンテ役:キム・スヒョン
ムン・サンテ役:オ・ジョンセ
コ・ムニョン役:ソ・イェジ
ナム・ジュリ役:パク・ギュヨン

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