中国ドラマ「隋唐演義~集いし46人の英雄と滅びゆく帝国~」ってどんなドラマ?演義・瓦崗塞って?

2020年08月23日08時00分ドラマ

中国ドラマ「隋唐演義~集いし46人の英雄と滅びゆく帝国~」は、信念とプライドを賭けた英雄たちの物語!今回はそんなドラマを詳しくご紹介、本作はDVD-BOXも発売中で作品公式サイトにて予告動画も公開中だ。

【「隋唐演義」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや時代背景、各話のあらすじなどまとめて紹介していくので視聴の参考にどうぞ。

ますは簡単に物語のあらすじから紹介しよう。



■あらすじ
隋唐開皇9年(紀元589年)、初代皇帝・楊堅(ようけん)の次子・楊広(ようこう、のちの煬帝)は、うわべは孝行息子だったが内心では皇位継承を企んでおり、側近の宇文化及(うぶんかきゅう)や正妻の蕭美娘(しょうびじょう)がその陰謀に加わり、悪智恵をめぐらせて父王や皇太子の兄を暗殺。2代目皇帝の座を手に入れたが、楊広は本性を表して独裁者となる。淫蕩にふけり、外征や大規模な土木工事を繰り返し、世は乱れ庶民は苦しみ、各地で反乱の動きが高まっていった。
隋唐演義清廉な役人の秦瓊(しんけい)は、義賊の元締め・単雄信(ぜんゆうしん)とも親しく交わる仁義の士で裏社会でも人望があった。楊広の叔父で隋の功臣・楊林(ようりん)に見込まれた秦瓊は、かねて心を通わせていた楊林の娘・玉児(ぎょくじ)と結婚する。ところが義父となった楊林が父の仇だったことが判明。衝撃を受けた秦瓊は楊林と決別し、楊広の数々の悪行を知り、打倒朝廷を決意する。志を同じくする秦瓊、単雄信を筆頭に、羅成(らせい)、程咬金(ていこうきん)、徐茂公(じょもこう)ら46人の英雄好漢らは瓦崗塞(がこうさい)に集結し、朝廷をおびやかす一大勢力となっていく・・・。

隋唐■中国三大演義のひとつ
タイトルの「隋唐演義」の"演義"とは、史実をベースに民間伝承や虚構をまじえた通俗小説のことで、歴史小説と伝奇小説の両面を持っている。「隋唐演義」は、「三国志演義」や「封神演義」と並ぶ中国で人気の高い演義の1つ。作者は清代の褚人獲(ちょじんかく)で、物語は、唐・宋の伝奇小説や筆記、民間の伝承文芸から材料を収集して作られた。文帝(=楊堅)が陳を滅亡させ隋を建国したところから始まり、安史の乱の後、唐の第九代皇帝・玄宗(げんそう)の治世までを描く。
ドラマ「隋唐演義」では、中国統一を果たした隋の興亡を経て、唐が建国されるまでを舞台に、悪名高き暴君を倒すために、義で結ばれた有名無名の英雄たちを主人公に、ドラマチックかつ大迫力のスケールで描いている。

■瓦崗塞(がこうさい)って?
秦瓊を筆頭に世直しのために英雄たちが集結した場所が“瓦崗寨”である。「水滸伝」で言うところの“梁山泊”といいうところだ。
ちなみに本作のアクション監督・グオ・ジェンヨンは、国内外の映画で活躍し、ドラマ「水滸伝」でもアクションを担当しており、一対多のバトルから、馬上戦、大規模な戦乱シーンまで数多くの迫力あふれる劇中アクションを見せてくれる。「水滸伝」にも出演したイェン・クァンやフー・ドンたちも出演しており、水滸伝ファンは必見の作品だ。

“中国三大演義”の傑作を映像化した本格史劇「隋唐演義~集いし46人の英雄と滅びゆく帝国~」のBS11で9月3日より無料視聴できるこの機会をお見逃しなく。

BS11「隋唐演義~集いし46人の英雄と滅びゆく帝国~」番組公式サイト
 2020.09.03スタート 月~木19:00-19:55 BS初放送
「隋唐演義~集いし46人の英雄と滅びゆく帝国~」公式サイト

【華流ドラマ】【作品詳細】【「隋唐演義」を2倍楽しむ】