「七人の秘書」最終回視聴率16.7%で有終の美!最強の黒子は、なんと岩下志麻!最終回ネタバレあらすじ

2020年12月11日14時00分ドラマ
© tv asahi All rights reserved.

木村文乃主演「七人の秘書」12月10日(木)放送の最終回拡大スペシャルは、番組平均視聴率で個人9.1%、世帯16.7%を記録し、番組史上最高記録を更新する有終の美を飾った!秘書軍団と粟田口(岸部一徳)の最終決戦が描かれた最終回のネタバレあらすじをご紹介!なお、TELASA(テラサ)では「七人の秘書」スピンオフドラマも独占配信中だ。



「七人の秘書」は「目立たぬことこそ黒子の極意」をモットーに、影の秘書軍団が政界や経済界に蔓延る悪に立ち向かう勧善懲悪ドラマ。12月10日(木)放送の最終回拡大スペシャルは、最強の黒幕・財務大臣粟田口(岸部一徳)と秘書軍団の最終決戦が描かれ、番組平均視聴率で個人9.1%、世帯16.7%を記録、番組史上最高記録を更新する有終の美を飾った。

最終決戦では、ニセの動画配信で粟田口を追い込んだ影の秘書軍団。影の秘書軍団だけでなく、まさかの現役大臣秘書も絡んで悪を成敗したという、なんともスカッとしたエンディングだった。「すべて秘書がやったことです!」と最後まで無様な姿を晒した岸部一徳の演技もお見事で、どこまでも現政財界への皮肉が止まらない最終回となった。

内閣総理大臣・天粕八太郎は、顔の下半分しか映らないものの、どう見ても前総理にしか見えないカメラワークで、SNSでも「前総理に似すぎ」「そっくりさんでは!?」など、話題沸騰となった。しかも、総理大臣秘書として、本作のナレーションを務める岩下志麻が79歳とは思えない美貌で特別出演し、ドラマ冒頭の決めゼリフを総理大臣に向かって唱えたのにはビックリ!秘書たちのラスボスは岩下志麻だったのか!と、視聴者を沸かせた。長い女優生活の中でナレーションを担うのは初めてだったという岩下だが、存在感のある声がドラマに深みを与えるだけでなく、実は最強の黒子のラスボスだったという展開には、中園作品アッパレとしか言いようがない。

また、今日11日(金)の「あさイチ(NHK総合)」にゲスト出演した五月役の室井滋にも「七人の秘書」の感想が視聴者からたくさん寄せられ、ドラマの人気の高さが伺えた。
他にも、シリーズ化してほしい、スピンオフでもいいから放送してほしい、などの声も多く聞かれ、続編制作に期待が高まっている。
ドラマ終盤では「ドクターX」を彷彿とさせる結婚詐欺師(勝村政信)の登場で、またもや中園マジックが全開。最後まで視聴者を沸かせた週中木曜日のスカッとドラマが惜しまれつつ、幕を閉じた。

なお、ドラマ「七人の秘書」のスピンオフドラマ「ザ・接待~秘書のおもてなし~」が、TELASA(テラサ)で独占配信中なので「七人の秘書」ロスの人にはオススメ。このスピンオフドラマでは、5人の各秘書を主人公に据えた5本のオリジナルストーリーが展開され、用途や相手に合わせたおもてなしをする秘書たちの姿を描いている。また、ゲストも豪華な顔ぶれ。望月千代編にはDAIGOと春海四方、風間三和編にはゆりやんレトリィバァと萬田久子、照井七菜編には石井智也、山下容莉枝、おかやまはじめ、朴四朗編には中越典子、長谷不二子編には田山涼成がゲスト出演。本作に登場する店や手土産は、「七人の秘書」本編の監修を担当している渡邉華織がセレクトした実在のものが使用されている。

■最終回ネタバレあらすじ
裏で自分の悪事をかぎ回っている者がいることに気づいた粟田口(岸部一徳)は、手下として丸め込んだフリーライター・黒木瞬介(坂口拓)を使ってサランを襲う。階段から突き落とされ負傷したサランを救ったのは、運転手として粟田口のもとに潜入している東都銀行 常務秘書・望月千代(木村文乃)の兄・一男(マキタスポーツ)だった。

翌朝、お見舞いに来た家政婦・鰐淵五月(室井滋)とサランの前に、警視庁 警務部長秘書・長谷不二子(菜々緒)、東京都知事秘書・風間三和(大島優子)が現れ、仕事をクビになったと告げる。そのころ東都銀行では、千代も頭取・霧島和夫(小林隆)からクビを宣告されていた。何者かが裏仕事中の秘書軍団の写真をそれぞれのボスに送り付けていたことが突然解雇された理由だった。それを知ったラーメン店「萬」の店主・萬敬太郎(江口洋介)は、自分たちの存在が完全にバレていて、動きを封じるために先手を打たれたと考える。

地方議員らが粟田口の差し金でお金を受け取ったことを告白、記者が詰めかける中、ニュース画面を見つめる千代の目に飛び込んできたのは、粟田口のもとに駆け寄る一男の姿だった。粟田口襲撃の罪で留置場に入れられた一男に面会しに行った千代と萬は、サランを襲った黒木が記者の中に混ざっていたこと、そして、粟田口に苦しめられた過去を聞かされる。

粟田口への怒りに燃える七人だが、クビを免れた東都銀行 頭取秘書・照井七菜(広瀬アリス)以外の秘書たちは、職探しのため裏稼業の解散を決意。千代は銀座の高級クラブに源氏名「月子」として返り咲き、萬もラーメン店を休業する。ある日、月子目当てに、粟田口と関係のある林議員がクラブにやって来た。そこで、千代は秘密の通話記録と危ない交友録を入手。一方、五月(室井滋)の夫の墓参りに来た萬も、五月と共に墓を掘り返し、“粟田口後援会名簿”を入手する。

秘書たちの裏仕事の写真は、三和の父親のホテルで撮られたものだった。監視カメラは止めていたつもりが、古いバッテリーで動くカメラがあったのだ。やはり、三和の父親と粟田口は繋がっていた。三和はサランに父親の口座と会社の口座のハッキングを頼む。不二子は特捜部の後輩からマル秘文書の入ったUSBを入手する。そして、萬は長年隠し持っていた、粟田口の秘書時代の業務日誌と何やら怪しげな酒の瓶を取り出してくる。

サランも松葉杖をつきながら退院し、萬のラーメン店へ。そして、三和の父の会社である風間グループから粟田口に振り込まれた不正献金情報をお得意のハッキングで入手する。

最先端科学大学院機構にまつわる連中たちを調査するうち、15年前から粟田口が「鹿賀山商事」と繋がっていたことが判明する。鹿賀山商事は、萬がはめられた時に献金を持って来た会社だ。林議員と鹿賀山商事が不動産取引をしていたことも判明、続々と粟田口の悪事の証拠を掴む秘書たちだが、過去の証拠では粟田口に逃げられてしまうと睨む萬だった。

最先端科学大学院機構にまつわる連中たちを繋げているのは、全てお金!東都銀行と粟田口の今の絡みを掴みたい秘書たちが、最終兵器として選んだのは銀行をクビになっていない七菜だった!頭取室にお茶を運んだ七菜は、つまずいた表紙に頭取にお茶をぶちまける。怒った頭取たちが部屋を出た隙に七菜は東都銀行のデータをサランに転送、サランが得意のハッキングで証拠を掴み、いよいよ萬が本丸に乗り込んだ!

粟田口のもとに乗り込んだ萬に「正義の味方ごっこか?」と不敵な笑みを浮かべる粟田口。「弱いものは強いものに従っていればいい、国民は底辺だ」と叫ぶ粟田口のもとに、今のやり取りがSNSで生配信されています!と秘書が慌てて部屋に飛び込んでくる…。萬が粟田口の机上に置いた酒の瓶にはカメラが隠されていたのだ。
慌てた粟田口は即座に会見を開き「林議員や鹿賀山商事とは、面識はない、全て秘書がやったこと!」と釈明するが、記者たちは何のことかわからず唖然とする。

実は、SNSに動画など拡散されておらず、現秘書と萬が企てたことだったのだ。泡を食って会見場から逃げ出した粟田口は、無様な姿で「秘書が全てやったことです!」とだけ繰り返した。

粟田口は辞任し、内閣総理大臣・天粕八太郎は、粟田口の後任の相談を秘書・鈴木六都美(岩下志麻)に持ち掛ける。「お任せください、本当にこの世を動かしているのは、影の黒子たちです」秘書・六都美は、内閣総理大臣に向かって淡々と唱えるのだった。

「七人の秘書」テレビ朝日、2020年10月22日スタート。毎週木曜日よる9時放送。脚本:中園ミホ 出演:木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、大島優子、シム・ウンギョン、室井滋、江口洋介ほか。番組公式Twitterアカウントは「@7_hisho_tvasahi」。PR動画は番組公式サイトで公開されている。

テレビ朝日「7人の秘書」番組公式サイト

【2020年秋ドラマ一覧】【関連記事・各話のあらすじ】