「麒麟がくる」第39話いよいよ物語は佳境へ!光秀と信長、深まる溝!第38話ネタバレあらすじと予告動画

2020年01月02日08時00分ドラマ
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長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)本能寺の変まであと7年!狂気を帯びる信長に振り回され、戦続きの光秀が過労でダウン!1月3日(日)放送の第39話「本願寺を叩け」あらすじと第38話「丹羽攻略命令」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。

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光秀とは共に将軍擁立の為に奔走した三淵藤英(谷原章介)が幕臣としての誇りを貫き切腹した12月27日放送の第38話。もはや向かうところ敵なしの信長(染谷将太)は難攻不落の土地、丹波攻略に踏み出すことに。言動が傍若無人な信長に対し、あくまで理性で応戦する光秀(長谷川博己)。両者のひりひり感が増す一方で、すっかりシリーズ化された光秀のコスプレ衣装が視聴者の間で話題に。信長からプレゼントされたバテレン衣装に身を包んだハセヒロのタイツと革靴姿にTwitterでは「足が完全に女子。かなりの美脚」「ハセヒロの美脚にうっとり」など波紋を呼んだ。

1月3日放送の第39話では信長と本願寺の戦いが激化。丹波平定に苦戦する光秀だったが、信長に呼び戻され大阪本願寺との戦いに参加する。しかし戦続きで疲弊した光秀は倒れてしまう。そんな中、本願寺に手を焼く信長は新たな策を思いつく。それは本願寺に物資を運んでいる毛利水軍を潰し、供給ルートを断つことだった。言動に狂気を帯びる信長に対し、今まで以上に振り回される光秀はどう立ち向かっていくのか?クライマックスに向けて加速する「麒麟がくる」。番組公式サイトでは2分の特報動画を公開中なのでこちらも是非チェックを!

■強敵、丹波の赤鬼
京都の北に位置する丹波地方。京に近いことから国衆は朝廷や将軍・義昭と繋がりを持っていた為、反信長勢力が息づいていた土地だった。山続きで攻略しづらい地形ということもあり、丹波地方は難攻不落とされていた。しかし信長は天正3年(1575年)ついに丹波攻略に打って出る。それを任されたのが光秀なのだが、光秀はなんと足掛け5年を費やし丹波に侵略、平定した。

光秀を苦しめたのは、丹波の第一勢力である黒井城城主・赤井直正。別名「丹波の赤鬼」と呼ばれた赤井直正は、黒井城城主だったおじを殺して城主になった強者。そんな直正相手に、光秀は第二勢力である波多野秀治と共に黒井城落城まであと一歩というところまで追い込んだ。

しかし、織田方についていたはずの波多野の裏切りにより事態は一変。実は波多野氏は以前から赤井氏と手を組んでいたのだった。まんまと「赤井の呼び込み戦法」にはめられた光秀は赤井、波多野の丹波ツートップに攻撃され退去を余儀なくされるのだった。そこから光秀は準備を重ね数年後に再度挙兵。病死で直正を失った赤井方は破れ、天正7年(1579年)光秀は黒井城を陥落して丹波攻略を果たすことになる。

■前回(第38話)ネタバレあらすじ
信長から三淵藤英に切腹の命が下った。三淵は紀州の由良に逃げた足利義昭(滝藤賢一)と文を交わし、信長討伐の企てをしているとの情報が信長に知られてしまったのだった。弟の細川藤孝(眞島秀和)は幕府を見限ったが、自分は生まれ持っての幕臣と語る三淵は、坂本城に送られてから切腹は覚悟していた。三淵を死なせたくない光秀は信長に切腹を撤回するよう直訴すると申し出るが、それは武士の恥と言って三淵に断られた。そして三淵は最期まで幕臣であることを通し、坂本城で自害したのだった。

天正2年(1574年)秋、光秀は佐久間信盛(金子ノブアキ)、細川藤孝の軍と共に河内の国に攻め込み、三好の一党と一向一揆の連合軍と戦った。光秀らは高屋城を落としたが三好康長を討ち逃した。一方、信長は長島の一揆の鎮圧に成功。光秀が坂本城に戻ると、稲葉一鉄(村田雄浩)の家臣、斎藤利三(須賀貴匡)が光秀の帰りを待っていた。

利三はころころ主君を変える稲葉に以前より不満があり、その稲葉から馬をよこせと言われ、断ったら草履を投げられたことから堪忍袋の緒が切れたのだと説明した。そして、比叡山での戦に参戦した折、光秀が女子供を逃がすところを見て、光秀に仕えたいと思い美濃から逃げきたのだった。

妙覚寺にいる信長に呼び出された光秀は、そこでバテレン(宣教師)と出会った。信長はバテレンから贈られた地図や金平糖を光秀に見せ、彼らについて生き生きと話して聞かせた。すると信長は、「ちいさな国の些細な話」と前置きして、光秀のもとに逃げ込んだ利三を稲葉に返すよう命じた。しかし、利三を返せば稲葉に殺されるのは明白だった。光秀は家臣の命を大事にするよう信長を説得した。すると信長はそれに腹を立て光秀を追い返し、光秀も言われるがままその場を後にした。

追い返したものの、すぐに光秀を呼び戻した信長は、「今度は大きな話じゃ」と言って光秀に丹波平定を命じた。丹波は義昭の息がかかった土地。何年かかってもいいから丹波を抑え込めと告げた信長は、利三のことは稲葉に話をつけると約束した。坂本城に帰った光秀はさっそく信長から貰ったバテレンの衣装を着てみたが、左馬之助(間宮祥太朗)や岸(天野菜月)、玉(芦田愛菜)から笑われてしまったが、煕子(木村文乃)はとても似合っていると大いに褒めた。

一方、若宮御殿では関白・二条晴門(小藪千豊)や信長が見守る中、正親町親王(坂東玉三郎)の息子である春宮・誠仁親王(加藤清史郎)が従者たちと蹴鞠を楽しんでいた。春宮は信長を「参議」と親しみを込めて呼び、信長への信頼はあつかった。二条晴門と三条西実澄(石橋蓮司)、信長は秘密裡に正親町親王の譲位を進めていた。しかし、春宮が帝になれば新たな御所作りや儀式などその準備に1万貫という大金が必要だった。押しの強い二条に対し、信長は譲位が帝の気持ちならば出資する意向を示した。

その報告を受けた正親町親王は、二条に焦りがあると感じた。二条は足利家と繋がりがあったが、今やその敵の信長と手を組まなければその立場が危うくなるため、帝の譲位を利用し、信長と良好な関係にありたいと考えていた。一方、信長も蘭奢待切り取り以降、二条と関係を深めていた。信長が何を考えているのか測りかねた帝は、信長を良く知る光秀に話を聞きたいと実澄に所望したのだった。

信長から丹波平定を任された光秀は、情報収集のために伊呂波太夫(尾野真千子)に助けを求めた。丹波にいる近衛前久(本郷奏多)に会って丹波がどんな国かを見たいと考える光秀に、伊呂波太夫は前久に会わせるかわりに、前久が京に戻れるよう信長に口添えして欲しいと頼んだ。伊呂波太夫は園部まで来れば前久に会わせる段取りをつけると約束し、その道案内に菊丸を紹介した。東庵(堺正章)のところに身を寄せていた菊丸を訪ねた光秀。駒から言われたことを書き留める菊丸の文字を見た光秀は、以前受け取った武田信玄の死を知らせてきた手紙と同じ筆跡であることに気づいた。

菊丸の案内で丹波の園部に到着した光秀。丹波の情勢に詳しい菊丸から、船井の小畠永明だったら光秀の話に耳を傾けてくれるかもしれないと助言を受け、光秀は菊丸と別れた。前久は二条晴門に京都を追われ、一向宗本山本願寺に助けを求めたが、それも信長と手を組んだため丹波に逃げて来ていた。光秀は前久が今後誰につくのか本心を聞くと、前久は信長の味方になることを断言し、自分にできる事があれば何でも手伝うと申し出た。そこで、光秀は船井荘の小畠永明に会わせて欲しいと願い出た。しかし、前久からは話し合いでは攻略は難しい、まずは戦だと言われてしまう。

光秀は話し合いで解決することを望んだが丹波の国衆は信長に従おうとせず、そして天正3年(1575年)夏、光秀は丹波攻略に踏み出した。それは長い戦の幕開けだった。

■第39話「本願寺を叩け」あらすじ
次々と武功を上げる信長は、朝廷より武士としては最も高い冠位を授けられた。しかし、三条西実澄は、もはや帝さえもさえもないがしろにするその態度を危険視していた。丹波攻略を中断し、大阪本願寺との戦いに疲弊する光秀のもとにやってきた信長は、一方的で無茶な要求を繰り返す。

そんな中、光秀は高熱で倒れてしまう。運び込まれた京の館で、必死に回復を祈る妻・煕子。東庵に診てもらうが光秀の昏睡状態は続いた。数日後、信長は秀吉を連れて自ら光秀の館にやってくる。光秀はすっかり回復しており、正装して2人を館に招き入れる。すると、信長は「本願寺の叩く方法がわかった」と次に控える戦の作戦を話し出すのだった。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第39話は1月3日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/門脇麦/滝藤賢一/佐々木蔵之介/谷原章介/坂東玉三郎/石橋蓮司ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第39話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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