「麒麟がくる」第43話心を決めた光秀!麒麟を呼ぶことが出来るのか?第42話ネタバレあらすじと予告動画

2021年01月30日08時00分ドラマ
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長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)麒麟を連れてくるのは一体誰か?ついに光秀(長谷川博己)と信長(染谷将太)が袂を別つ1月31日(日)放送の第43話「闇に光る樹」あらすじと第42話「離れゆく心」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。

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本能寺の変まで残すところあと2回!早くも“麒麟ロス”に怯える視聴者が続出する中、1月24日放送の第42話では、オープニング映像中盤の麒麟らしき影に炎が追加され「麒麟が十兵衛さまの前に来た!」「炎に包まれた麒麟!」とTwitterで話題になり、最終回に向けてさらに期待が高まった。

天下統一を目指すも、横暴な振る舞いで味方を遠ざけてしまう信長(染谷将太)。荒木村重(松角洋平)の寝返りにより光秀(長谷川博己)は説得に尽力するも離れて行く心は戻ることはなかった。さらに嫡男の謀反を疑われた家康(風間俊介)も信長への不信感を募らせていく。再会を果たした将軍・義昭(滝藤賢一)からは、光秀だけの京都ならば上洛を考えると言われ、新たな望みを見つけた光秀だった。

1月31日放送第43話ではとうとう帝にまで不信感を抱くようになった信長が強引に譲位を進める一方で、光秀は武家が譲位に口をはさむものではないと思いを巡らせる。もはや誰にも止められない信長を、道三ならばどうしただろうかと光秀の頭に思い浮かんだ疑問。それを帰蝶が鋭い答えで返すのだが・・・。ついに光秀の心が決まる第43話もお見逃しなく!

■作曲家・ジョン・グラムがテーマ曲に込めた思い
最終回に向けて緊張が高まる中、物語を盛り上げているのがジョン・グラムの音楽だ。ジョンはワーナー・ブラザーズの専属オーケストレーターとして活躍後、作曲家としても頭角をあらわし、テレビドラマやアニメーション、ゲーム音楽など活躍の幅を広げてきた作曲家だ。

歴史好きで日本史にも詳しいジョンは「麒麟がくる」のテーマ曲の制作にあたり、戦国時代についての書物を読み知識を深めた。そして資料を通して光秀や信長、秀吉のイメージが沸き上がると同時に、その時代に生きた多くの兵士や庶民たちの人生や悲しみや願いも感じたジョン。彼はそこからさらにイメージを膨らませて完成させたのがあの荘厳なテーマ曲だ。最初は平穏な旋律で始まり、やがて多くの人々の暮らしを思い描くようなメロディーに移行していく。そしてラストに出てくるコーラスは、大名、武将、名もなき兵や庶民など、その時代を生きた人たちの声を表現したという。

「“麒麟”はすべての人の願いの象徴」と位置付けるジョン・グラハム作のテーマ曲。そこに隠された作曲家の思いと共に、物語の結末を見守りたい。

■「麒麟がくる」オリジナルサウンドトラック発売決定!
大河ドラマ「麒麟がくる」オリジナル・サウンドトラック「完全版」と「The Best」が2月24日(水)に2タイトル同時発売決定!全111曲を完全網羅したコレクターズ・アイテム「完全版」と、その中から厳選した18曲が収録された「The Best」に加え、最終回直前の2月3日にはヴォーカリスト堀澤麻衣子がフィーチャーされた「悠久の灯」も先行配信が決定。物語のクライマックスを彩る名曲にも注目です!

■前回(第42話)ネタバレあらすじ
天正6年(1578年)秋、有岡城城主、荒木村重がが毛利方に寝返り信長に反旗を翻した。播磨攻めの副将である村重に対し、羽柴秀吉(佐々木蔵之介)と光秀は荒木城を訪れ説得に臨んだが結果は変わらなかった。村重は信長の過酷な税の取り立て、さらに義昭への酷い仕打ちに我慢がならなかった。それに対し毛利方は、将軍・義昭を京に戻し幕府再興を狙っていた。村重は信長から離れ、毛利に従うと光秀に告げた。

その後、秀吉が信長に会いに京へ向かったと聞いて、光秀は備後の鞆の浦にいる義昭に会いに行くと言い出し、細川藤孝(眞島秀和)を驚かせた。戦が終わらないのは義昭に原因があると、光秀は左馬之助(間宮祥太朗)を連れて海路で鞆へ向かった。

備後の鞆に着いた光秀は毎日釣りをしている義昭のもとに案内された。義昭は日がな一日糸を垂らし、1匹の鯛を釣り従者と共にその鯛を食べることが楽しみだと話し光秀に微笑んで見せた。光秀は内心思っていることを義昭に話し始めた。諸大名が信長から離れ毛利方に付くのは、義昭がいるからだ。しかし毛利は義昭と共に上洛する気配はない。これは以前の朝倉と同じで、将軍を備後に留め置き己の威光を高めるためではないかと。義昭はその考えに賛同するがなぜ京に戻らないのかと問う光秀に、「信長のいる京には戻らない。光秀1人の京なら考えてもいい」と告げた。

摂津に戻った光秀は、秀吉からどこへ行っていたか問い詰められた。「鞆へ行ってきたが得たものはない。」と答えた光秀は再度、村重を説得するため有岡城に向かおうとした。秀吉もついて行こうとしたが、光秀は邪魔だから来るなと断った。自分は村重の頭であり、信長からの命令も受けていると秀吉は食い下がったが、「頭ならなぜ村重をここまで追い詰めた。目が行き届かないと叱責を受ける立場だろう。」と光秀に一喝された。

しかし、光秀の説得もむなしく、村重の籠城は続いた。光秀の館には、村重の息子、村次に嫁いだ長女、お岸(天野菜月)が離縁され戻ってきた。二条の館では信長が思うようにいかない戦況に焦っていた。有岡城を攻めると明言した信長は、落城の後は荒木家の家中、女子供一人残らず殺せと言い渡した。光秀は、周囲を敵に囲まれている最中、荒木とは話し合いで歩み寄るべきと申し出たが、本願寺と毛利は朝廷にお願いして和議に持ち込むと言って、荒木への攻撃を止めようとはしなかった。そして信長は有岡城へ攻撃を開始した。しかし、堅ろうな城と勇猛果敢な荒木勢に苦戦し、1年に渡る持久戦となった。

ある夜、光秀の館に菊丸(岡村隆史)があらわれ、家康が光秀と会いたいと言ってきたので、光秀は摂津へ向かった。摂津沖に停泊する家康の船に到着した光秀。家康は信長から息子と妻を殺せと言われ、光秀に助けを求めたのだった。家康は嫡男、信康と妻の築山が武田勝頼に通じていると信長に疑われていた。もしそれが事実だとしても、息子を殺せと言われる筋合いはないと家康は憤った。今の信長は周りの者を遠ざけている。これでは天下は一つにまとまらないと話す家康は、さらにこれが続けば自分も信長から離れる覚悟があると光秀に告げた。

光秀はさっそく、京の二条の館にいる信長をたずねた。九鬼水軍が毛利水軍を破ったことで本願寺の兵糧の道を断つことができ、信長は上機嫌だった。光秀は信康と築山を殺すことを考え直してもらないか、信長に進言した。すると信長は、自分に従うか、はむかうか、家康を試していると告げた。自分についてこなければ成敗するまでと言う信長に対し、それでは人はついて来ないと反論する光秀だった。

平行線を辿る2人だったが、信長はふいに話題を変え、光秀が帝と会っていることを追求し始めた。そこで自分の話は出たのか、帝は何と言っているのかと質問攻めにする信長だったが、光秀は、三条西実澄から御所での会話は他言してはいけないと言明を避けた。しかし、信長は自分が蔑ろにされたことに怒りを覚え、持っていた扇で光秀の頭から血が出るまで何度も殴打した。そして思い通りに行かない帝であれば譲位してもらおうと言い出し、光秀には1年以内に丹波を平定するよう命じ帰らせた。

館に帰った光秀を駒(門脇麦)が出迎えた。駒はたまと、光秀が帰って来る日は薬を用意して帰りを待つと約束していたのだった。光秀の額の傷を心配した駒はすぐに手当てに取りかかった。駒は備後の義昭から手紙を受け取ったと言って、光秀にその内容を話して聞かせた。そこには、2人で釣りをした他愛もない話の後に、光秀なら麒麟を呼んでこれるかもしれないと、らちのないことを思ったと記してあった。それを聞いた光秀は、義昭が自分にかける期待を感じずにはいられなかった。

■第43話「闇に光る樹」あらすじ
信長はもはや己の言いなりにならない正親町親王の譲位を強引に進め、その責任者を光秀に命じた。光秀は譲位のことまで武家が口出しするものではないと考え、藤孝に相談したが、藤孝は歯切れの悪い答えをしてみせた。

それから光秀は、月にまで届く巨大な巨木を切る不思議な夢に毎晩うなされるようになる。病の治療のため京にやってきた帰蝶(川口春奈)に、光秀は「こんな時さ、斎藤道三ならどうしただろうか」と尋ねると、帰蝶の口から意外な言葉が返ってくるのだった。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第43話は1月31日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/門脇麦/間宮祥太朗/風間俊介/佐々木蔵之介ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第43話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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