Netflixで配信開始した「君は私の春」は癒しのロマンスのはずだが…第1話の見どころ

2021年07月06日10時50分ドラマ
Netflixオリジナルシリーズ『君は私の春』独占配信中

ソ・ヒョンジンとキム・ドンウク主演の韓国ドラマ「君は私の春」が、昨日7月5日(月)韓国ケーブルチャンネルtvNにて放送開始し、Netflix でも独占配信開始した。本作がどんなドラマなのか、第1話の見どころと一緒に紹介しよう。
【Netflixオリジナルシリーズ一覧】

「君は私の春」(脚本:イ・ミナ、演出:チョン・ジヒョン)は、7歳の心の中に抱いたまま“大人”として生きていく彼らが殺人事件の発生したビルに集まって生きることから繰り広げられる物語を描くヒーリングロマンス。メインキャストはソ・ヒョンジン、キム・ドンウク、ユン・バク、ナム・ギュリの4人。(作品詳細や韓国での評判などは【新作韓ドラ】で紹介)

ポップなオープニング映像とこの程度の情報だけで第1話を視聴された方は驚いたのでは?いざドラマが始まると、明るい雰囲気は一変。「私が駆け付けたときには、あのひとはどこにもいなかった…」というヒロイン(ソ・ヒョンジン)の意味深なナレーションとおぞましい事件映像から始まる。その後も、ヒロインの7歳のころの辛い記憶が描かれるのだ。ところが、26年後、ヒロインが33歳になると、お洒落なマンションを舞台に、韓国ラブコメあるあるの男女の主人公(ソ・ヒョンジン×キム・ドンウク)が最悪の出会いを果たす展開に。

ソ・ヒョンジン扮するカン・ダジョンは高級ホテルのコンシェルジュマネージャーで、同期の中の出世頭。マンションの部屋はお洒落で屋上ベランダにはプロジェクターもあって、何とも優雅な暮らしぶり。だが、7歳のころのトラウマが原因なのか、男を見る目はないようだ。冒頭の涙をためた表情、友人に見せるちょっぴりドジな一面、ホテルでのバリキャリぶり、男性相手の強気な一面など、これまで多くの作品で繊細な演技を見せてくれた彼女が、“ラブコメディークイーン”の溌剌さや“メロクイーン”の切なさを第1話にしてたっぷり見せてくれる。一方、キム・ドンウク扮するヨンドは死にたいと思う人々に生きる活力を与えるために精神科医になった人物で、持ち物や言動などからその人物の性格や抱える悩みまで言い当てる名医。警察の顧問医も務める。韓ドラの定番で行くと、この2人がロマンスを展開することになりそうだが、初回にして早くも、ダジョンに猛烈アタックするイケメン男性チェ・ジュンが現れる。

ここまで紹介するとありきたりな恋愛ドラマのようだが、実際に第1話をした感想は「甘々の恋愛ドラマとは全く違う!」 実はダヨンが引っ越したマンションでは、殺人事件が起きており、警察の顧問医を務めるとはいえ、わざわざそのマンションにJYD精神科医院を移転させるヨンドの行きすぎ感も否めない。さらにユン・バク扮するジュンは知り合ったばかりのヨンドを挑発し、ヨンドもまたそんなジュンの中にソシオパスな一面を見抜く。さらにもう一人の重要人物となるナム・ギュリ扮する女優アン・ガヨン。彼女が見せる異常なハイテンションぶりも病的な一面を予感させ、どの場面もどんなセリフも聞き逃せない。

他にも、ダヨンの母による絵本の新解釈(?)や、ヨンドの室内の置物から見たてる持ち主のプロファイリングなど興味深い演出もたっぷり。どうやら本作は、Netflixのオリジナルシリーズで人気を博したキム・スヒョン×ソ・イェジ主演「サイコだけど大丈夫」や、コン・ヒョジン×カン・ハヌル主演「椿の花咲く頃」といったロマンチックサスペンスジャンルの作品のようだ。

ロマンス好き、サスペンス好きのどちらもハマれそうな「君は私の春」は、毎週月・火曜にNetflixで独占配信される。第2話の配信が待ち遠しい。

【「君は私の春」を2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじと見どころなど紹介している。

Netflix予告動画
Netflix

kandoratop【作品詳細】【「君は私の春」を2倍楽しむ】