韓国ドラマ「君は私の春」第5-6話あらすじと見どころ:江陵の恋人とイカれた雪、殺意の記録

2021年07月21日09時00分ドラマ
画像:tvNより

ラジオがきっかけで一気に近づくヨンド(キム・ドンウク)とダジョン(ソ・ヒョンジン)!一方尾行に気づいたイアン・チェイス(ユン・バク)は…韓国tvN月・火ドラマ「君は私の春」7月19日、20日に放送した第5話と第6話の詳しいあらすじと見どころを紹介、本作は日本ではNetflixで独占配信している。
※ネタバレが気になる方は、先に見どころをご覧になって、あらすじは視聴後の確認用にどうぞ。



「君は私の春(너는 나의 봄)」(脚本:イ・ミナ、演出:チョン・ジヒョン)は、7歳の心の中に抱いたまま“大人”として生きていく彼らが殺人事件の発生したビルに集まって生きることから繰り広げられる物語を描くヒーリングロマンス。
【「君は私の春」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや、韓国での放送前の評判などまとめて紹介している。

■キャスト
カン・ダジョン役:ソ・ヒョンジン
チュ・ヨンド役:キム・ドンウク
チェ・ジュン/チェ・ジョンミン役:ユン・バク
イアン・ノーマン・チェイス役:ユン・バク
アン・ガヨン役:ナム・ギュリ
 ほか

■第5話
2003年3月のことを回想したイアン・チェイスは、ジョンミンが投身自殺した現場を訪れる。そこでヨンドと遭遇し、ジョンミンとの関係を聞かれるが、答えず立ち去る。ヨンドはジョンミンとチェイスがここまでそっくりとは思わず、ダジョンから“ドッペルゲンガー(そっくりの姿をした分身)”の話を聞いた時に、ピント外れなことを言ったと反省し、翌朝、コーヒーを持って謝る。だが、ダジョンがヨンドの言葉を好意的に解釈してくれていたことに一安心する。

ホテルで子供コーナーのテントに4時間こもったまま出てこない男児に手を焼くダジョンは、テレビ電話でヨンドに相談しトラブルを解決する。

後日、チェイスは、顧問弁護士と共にコ刑事に会うために警察に足を運ぶ。警察でヨンドと再会し、彼が警察の顧問医で事件当時現場にいたと知る。コ刑事はチェイスが連絡もなしに自ら出向いたことに驚き、事情徴収するが、ジョンミンの葬儀をチェイスが執り行うこと以外に、何の情報は得られず、若いパク刑事に引き続き尾行させる。そんな中、チェイスは自分が尾行されていることに気づき、隠れたパク刑事を探す。その後、パク刑事は…。

ある日、ガヨンはアイドルのパトリックとの密会で、間違ってチェイスの車に乗り込んでしまう。ガヨンの失態を笑い「愛してる」と告白するパトリック。彼の真剣な告白に戸惑うガヨンは彼を避けるようになる。一方、パトリックは評判の良くないガヨンとの付き合いはやめるよう事務所から厳しく忠告される。

ヨンドはラジオ番組で“江陵(カンヌン)に一緒に行った恋人ダジョン”のために歌をリクエストしたことにされてしまう。翌日、ダジョン母ミランへのプレゼント選びをしていたヨンドは、帰宅途中のダジョンに見つかる。ラジオの一件でバツが悪いヨンド。ヨンドの前では平然を装っていたダジョンだが、実は昨夜ラジオを聞いて思わずスピーカーをとんでもないところにしまいこむほど動揺していたのだった。

母との電話中に、弟テジョンが盲腸で入院した30年近くも前のことを思い出すダジョン。ミョンイン病院の庭に咲くタンポポとキャンディーが結んだヨンドとの縁をダジョンは知らない。

2003年3月ソウル。瓜二つの少年2人。狭いアパートの一室で一体何があったのか?ダジョンの友人ウナとチョルドのようにジョンミンとチェイスも双子なのか?
出勤途中のダジョンに「10分ほど遅刻して、ラーメン食べる?」と聞くと、ダジョンが「だから“口説きのヨンド”なのね」と驚くシーンがある。パク・ソジュン主演の「キム秘書はいったい、なぜ?」第5話/16話版でも「家でラーメン食べる?」というパク・ミニョンのセリフあるが、韓国では異性への誘い文句として「ラーメン」をよく使う。もちろんヨンドはそんなつもりではなかったのだが…(笑)。相変わらずダジョンとヨンドのテンポのいい会話が楽しい。今回はダジョンの思わせぶりなセリフもあるのでお聞き逃しなく。セリフも素敵だが、イカれた雪が降る夜、屋上ベランダからの夜景が何ともロマンチック。ダジョンとヨンドのロマンスの本格展開を予感させる。ところで、ラジオに動揺したダジョンはスピーカーをどこにしまったのか?
そんな2人は30年近くも前からある縁=丸い円でつながっていたことが回想シーンで明らかになる。
今回のヨンドの患者はクマのぬいぐるみを抱えたちびっ子。ヨンドに協力するのは階下の獣医ハヌル。クマの治療の後のヨンドとハヌルのブロマンス(?)にも注目したい。


君は■第6話
雪が降ったことを口実に、2人でイカれたことをしようとダジョンを連れ出すヨンド。その頃、パク刑事が何者かに刺され、イアン・チェイスが手術で執刀する。駆け付けたコ刑事は手術室から出てきたチェイスに掴みかかるが、チェイスは自分がパク刑事を連れてきたと告げる。防犯カメラには何者かに刺されたパク刑事をチェイスが手当する姿があった。

ある日、見合いをしたウナは、相手が知人だったことに驚くが、相手からウナが貧しい恋人を捨てたと非難され、深く傷つく。一方、告白以降、ガヨンに避けられているパトリックは、悩んだ末にプライドを捨ててヨンドに会いに行く。その頃、パトリックから逃げるガヨンは、ダジョンの車に乗り込み、そのまま99ビルのダジョンの部屋に数日の居候を決め込む。帰宅したヨンドのマンションにも親友のハヌルとスンウォンが潜り込んでおり、落ち着かず99ビルに戻ったヨンドは、気詰まりだと外に出てきたダジョンと出くわす。二人はヨンドの医院でひと時を過ごすことにし、そのまま朝まで転寝。翌朝、看護師ミギョンに目撃されてしまう。

入院するパク刑事を見舞ったヨンドは、刺された恐怖から彼がPTSDになることを懸念し、刑事であっても痛ければ病院に行き、何かあれば自分のところに来るように話す。そして警察署に立ち寄り、パク刑事一人でチェイスの尾行させたことで署長から叱責されるコ刑事を見て、30年近く前の幼い頃を思い出す。

実は、ヨンドの兄は病弱で幼いヨンドは兄のために腎臓移植するといい、母は兄を助けるために移植させようとするが、父は幼いヨンドを心配して移植させないために、ヨンドをある場所に匿う。だがその間に兄は亡くなってしまったのだった。

パク刑事が刺された当日の防犯カメラを見たヨンドは、そこにチェイスが映っているのを確認する。一方、ジョンミンの葬儀を済ませたチェイスは、彼の遺した殺人の記録を辿る。「2003年3月13日21時、キム・ミョンジャを殺した」「2018年6月3日14時、プンジ8洞の路地でイ・ジョンボムを刺した」「2020年12月18日2時、チョ・グァンフンを殺した」。そのビルは無人で余裕をもって行動できた。99ビル1階のカフェに立ち寄ったチェイスは、そこにダジョンがいることに驚く。「記録を辿ってきた」と言うチェイスは、「記録の最後にあなたがいた。ジョンミンはあなたも殺そうとしたのか」とダジョンに尋ねる。「わからない」と答えるダジョンは「私が知るあの人なら違うはず」と答える。そして「チャンビ洞にあったナヌムジェイル教会をご存じで?」と尋ねるダジョンに、「昔の記憶がほとんどない」と答えるチェイス。

ホテルに戻ったチェイスはチャンビ洞ミドゥメ教会での恐ろしい出来事を思い出し、また悪夢にうなされる。目覚めたチェイスは…。

ヨンドとダジョンのイカれた行動…モクレンに挨拶したり、ヨンドの髪に花を挿したり、挙句の果てには仮装して街を走る。長い髪を押さえて走るヨンド役のキム・ドンウクが可笑しい。ヨンドは「最善を尽くしてできるだけ長生きするために禁酒した」と話し、やりたいことを聞かれ「思い切り走った」と答えるが、これは自分の胸で鼓動を打つジョンボム刑事の心臓を大切に思うから。どんどん距離が近づく2人だが、ヨンドが恋に踏み出せない一歩をダジョンが知るのは次回、7話

今回は、ウナの心の傷についても描かれる。彼女は10年つきあったのちに別れた恋人がいた。傷ついたウナを慰めたダジョンの心の声。「自分は正しかったと言われたいのは、自分が間違っていたと思ってるから。500回言ってというのは、500回考えても自分は間違っていたと思ってるから」ウナはいったいどんな悲しい別れをしたのだろうか。一方、ダジョンとガヨンの車中の傑作な会話もお楽しみに。


「君は私の春」は7月5日から、毎週月・火曜夜9時から、韓国ケーブルテレビtvNで放送、日本ではNetflixで独占配信している。

tvN「너는 나의 봄」番組サイト
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