Netflix「D.P. -脱走兵追跡官-」第6話(最終回)あらすじと見どころ:イジメと傍観者が温厚な兵士を犯罪者にした
連行されるソクポンが車の中で暴れたために車は事故を起こし、ボグムとジュノは気絶し…Netflixシリーズの2021年下半期最高の期待作、チョン・ヘイン主演「D.P. -脱走兵追跡官-」(全6話)がNetflixで一挙独占配信中だ。一人の脱走兵の捜索が、警察を巻き込んだ逃亡劇へと発展する第6話(最終回)のあらすじと見どころを紹介。
「D.P. -脱走兵追跡官-」(原題:D.P 개의 날=D.P犬の日)は、ごく普通の二等兵アン・ジュノが、ある日突然D.Pに配属されて、脱走兵たちを追跡する中で彼らと向き合うようになる”青春の混乱”と”人権”を描く作品。
※【「D.P. -脱走兵追跡官-」を2倍楽しむ】では、ドラマ詳細や原作WEB漫画の紹介、各話のあらすじと見どころなどまとめて紹介。
※主人公の名前“안준호”は、一文字ずつ読むと“アン・ジュン・ホ”。続けて読むと“アン・ジュノ”と発音。タイトルの“D.P.”とはDeserter Pursuit=脱走兵追及の略で、陸軍憲兵隊傘下の軍務離脱逮捕組のこと。
5話から続くチョ・ソクポンの脱走劇。ソクポンを演じたのはチョ・ヒョンチョル(1986年12月24日)。2010年に短編映画『脊椎側彎』で監督デビューし脚本も手掛ける多才な人物。俳優としては、キム・ゴウン×キム・ヘス、パク・ボゴムも出演している2015年映画『コインロッカーの女(原題:チャイナタウン)』(監督・脚本ハン・ジュニ)での演技が高く評価され、その後も『マルモイ ことばあつめ』(19)、日本でも今年公開された「サムジンカンパニー」(20)などに出演している。ドラマ初出演はキム・ジュヒョク主演の「アルゴン」(17)で、「アルハンブラ宮殿」(18)でヒョンビンの部下を演じ、「ホテルデルーナ~月明りの恋人~」(19)ではヨ・ジングの先輩で御曹司サンチェス役、同年の「みんなの嘘」(19)では精神病院職員役と、本数は少ないものの様々な役を演じている。本作のチョ・ソクポンでも、温厚で優しい人物からイジメに苦しみ、やがて壊れていく兵士の心の内を見事に演じ分けている。
■第6話「傍観者たち」
車から逃げたチョ・ソクポンは、再びファン・ジャンスのアパートに戻り、ジャンスを拉致し軍の訓練で使用した防空壕へ。大将は警察との協力を拒み特殊部隊まで出す。ボムグはジュノたちを連れて先に見つけようとする。さすがのイム大尉も大将を止めようとするが、聞き入れられず、GPSの情報をボムグたちに教える。一足早く駆け付けた警察がソクポンに暴行を加えるのをみたジュノが止める。警察の拳銃を奪ったソクポンがジャンスを威嚇するために発砲。この音で、ボムグが押しとどめていた、大尉と特殊部隊がなだれ込む。ジュノとホヨルがソクポンを必死の説得するが、「ずっと傍観者でいたのに、なぜ今になってここまでするのか」とホヨルに銃口を向ける。だが特殊部隊に包囲されたソクポンは引きがねを引き、ジュノがソクポンにとびかかる。銃声が空しく響き渡る。
<除隊514日前>大尉に逆らったボムグは懲戒処分、イム大尉は転出命令。ジュノは練炭自殺を図った脱走兵の納骨堂に行き、彼の姉からも「なぜ傍観したのか?」と問い詰められる。軍に戻ったジュノは、行進で命令に従わずに反対に歩いていく。マスコミは「軍生活に馴染めなかったうつ病兵士の事件」として片づけ、軍内では今なおイジメは横行していた。
ソクポンは中学まで柔道をしていたが、人を倒すのが嫌で漫画を描き生徒を教えていた。護送の車の中で、「みんな傍観していた!」というソクポンの訴えがボムグとジュノの胸をえぐる。力で止められなかったソクポンの暴挙を、ジュノが絵画クラブの生徒の話で落ち衝かせようとするが…ソクポンは誰に向けて引きがねを引いたのか?ソクポンの棚に約束のカラーマジックを置いたジュノ。本当のエンディングはクレジットの後なので、最後の最後までお見逃しなく。
■キャスト
アン・ジュンホ/アン・ジュノ役:チョン・ヘイン
ハン・ホヨル役:ク・ギョファン
パク・ボムグ役:キム・ソンギュン
イム・ジソプ役:ソン・ソック
チョン・ヒョンミン役:イ・ジュニョン(U-KISS JUN)
リュ・イガン役:ホン・ギョン
チョ・ソクボン役:チョ・ヒョンチョル
キム・イルソク役:キム・ボムス
ファン・ジャンス役:シン・スンホ
チョン・ヨンドク役:ヒョン・ボンシク
ほか
◇Netflix
◇『D.P. -脱走兵追跡官-』予告編
【作品詳細】【「D.P.」を2倍楽しむ】