Netflix「恋慕」世子、両手に花美男!ロウン(SF9)モムチャン上半身披露!第4話あらすじと見どころ
薬房・三開房を襲わせ、ジウンを連行させたのが父チョン・ソクチョ(ペ・スビン)だと知ったジウン(キム・ロウン)は…10月19日(火)韓国KBSで放送、Netflixを通じて独占配信開始した韓国時代劇「恋慕」第4話のあらすじと見どころ、豆知識をご紹介。
※毎週月・火曜1話ずつ更新される。
「恋慕」は、王位継承者だった双子の兄の死により、男装して王となる運命を背負った女性が、自分の正体、そして秘めた恋心を誰にも明かせないまま、波乱の人生を歩んでいくフュージョン時代劇。
※【「恋慕」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや各話の詳しいあらすじ、豆知識など紹介している。
■第4話
三開房に兵を送ったのが父チョン・ソクチョだと知ったジウンは、チルグクとヨンジの解放を訴える。言うとおりにすれば解放してやると、世子の学問と道義の師である講書の司書を務めるよう命じるソクチョ。
※侍講院(シガンウォン):東宮(後継者、世子・世弟)の教育を担当する官庁。
※司書:侍講院に属する正六品官職で世子の師の一人。官職のうち、正一品〜正二品の者は「大監(テガム)」、従二品〜正三品堂上官は「令監(ヨンガム)」、正三品堂下官以下の者は「ナウリ」と呼ばれた。
師との初顔合わせで目の前のジウンに怒る世子イ・フィだが、王命なのでご容赦くださいと、勉強を始めようとするジウン。ジウンの任命を解こうと王に訴えるフィは、証人としてジウンと親しいク別監や宮女も呼ぶが、ソクチョが手を回しており、逆に世子の素行が悪いと叱責されてしまう。その頃、ジウンは侍講院で世子の別称が“東氷庫(トンピンゴ)”と聞く。
※宗親:宗親:王の血族
その夜、ジウンは投獄されたチルグムに会いに行き、自分だけ釈放されたことを謝り、漢城府に送られたヨンジともども必ず助けると約束する。
※漢城府:当時の首都で、現在のソウル特別市に相当。また、管轄内の司法・行政全般を管轄する王直属の官庁の事もさす。
なんとしてもジウンを追い出したいフィは次なる手を考える。大量の筆写、酒責め、挙句の果てにはドジョウを捕まえる課題まで出すが、すべて通過。これにはさすがのフィも頭を悩ませる。
一方、ジウンは唯一無二の親友イ・ヒョンと久々の再会を果たし、東氷庫(世子)に苦しめられていると愚痴る。翌日ヒョンはフィに新任の司書(ジウン)は文武両道で人格もよく、立派な友が多いはずだ、というと、フィは、全ては外祖父サンホン君ハン・ギジェの作り話で、“類は友を呼ぶ”ので友もろくでもないはずと散々ないいよう。
講義に出ないフィに、ジウンは賭けを申し出るが、フィはこれを断り「命を賭けるなら」と弓を構える。ジウンは標的の前に立ち、命を賭ける。この騒ぎを聞きつけた者たちが集まり、外祖父サンホン君までやってくる。フィの矢にびくりとも動かないジウンの度胸に、フィは彼の提案を飲むことに。
そんな中、世子とサンホン君の不仲の理由が、父王と外祖父の板挟みのためだと知ったジウンは、それが自分を追い出そうとする理由と納得する。さらにジウンはそんな2人の会話を偶然聞いてしまう。その会話とは…ジウンの推挙が「ソクチョの息子だからですか」と聞くフィに、「高潔でなくてもよい。王宮は泥沼のようなところ。味方をおくべき…」と言い、「私の側近は世子の側近でもある」と言い聞かせるものだった。
ジウンが出した提案は、王と臣下たちが一堂に会する公開講義。ジウンの質問へのフィの解答に全ての師から最高点を出せば、フィの勝ちで、ジウンは辞職する。ジウンは“種”を渡し、あらかじめその種を調べておかないと当日の課題に正しく解答できない。さらに「それは世子しか解けない問題」という一言でフィは、少年ジウンからもらった『春秋左氏伝』とタミにつけてくれた命名書“蓮膳”を取り出し、答えのヒントを得る。
一方、王が王妃(継妃)とその子チェヒョン大君に肩入れするのが気に入らない大妃は、世子の護衛武士キム・ガオンを手配し、東宮殿ではそのイケメンぶりに女官たちが大騒ぎする。
ついに公開講義の日。フィは「種は蓮の種で、泥沼の中でも汚れない蓮のように民を慈しむ心を失うな」と答えを出すが、そんな模範的な解答を求めるはずはないと「蓮は捨てるところのない。君主は民を慈しむだけでなく、民の苦しみにも目を向けることができる仁君になれという意味」と、居合わせた全員がうなる名解答を出す。だが、ジウンは「自愛の念を持つ君主こそ民に施せる」といい「泥沼の中でも自浄作用のある蓮のように高潔な世子が、屈強な君主になるのを願った。大義のために罪のない民を犠牲にする者がいるが、どんな大義より、民の命より尊いものはない。どうか世子も蓮を手本にし、自ら決断する高潔さを忘れないように」と、まるで父王と外祖父サンホン君との板挟みに苦しむフィを励ますような言葉を口にし、フィに不合格を出す。それまで黙って聞いていた王が、手をたたいて喜び、素晴らしい人選だとサンホン君に嫌味な賛辞を贈る。
※フィが参考にした『宗鏡録(すぎょうろく)』は、中国五代十国時代の呉越から北宋初の僧の永明延寿が撰した仏教論書。
その夜のジウンの歓迎会が開かれ、その場から抜け出すフィの後をジウンが追う。「王宮は寛容な場所ではない」と今日のジウンの言葉を危険だと忠告するフィに、泥沼に例えたのがソクチョとサンホン君のことで、あの回答は自分自身への戒めと言うジウンは、「このことで危険が身に迫っても怖くない。怖いのはいつかここの空気に慣れ、染まってしまわないか、それだけです」と続ける。
他日、フィはホン内官とガオンを連れて、ヒョンと一緒に市場へ繰り出す。雑踏に紛れてヒョンがフィの手を取り、ホン内官たちをまいて二人っきりに。そして店でフィが熱心に見つめていた指輪を贈り、驚くフィに…。そして汚水からフィを守るためにヒョンがずぶぬれになってしまう。自分が濡れたことよりフィの笠が崩れたことを気にし、新しい笠を買いに走るヒョン。偶然通りかかったジウンは、ひん曲がった笠をかぶったフィを見かけ、自分の笠を貸してやり、うまく結べないフィに代わって優しく紐を結んでやる。
※フィたちが被っている黒笠は、흑립(フンニプ)または갓(カッ)と呼んで主に両班が外出時にかぶった。詳しくはキム・マンドク」最終回で。
■見どころ
世子の別称が“東氷庫(トンピンゴ)”の意味は?トラ、タカ、ウサギ、野ネズミで現した王族はだれか?侍講院での説明をお聞き逃しなく。ところで、1年前に明から帰ったジウンは、その後何をし、チルグムとヨンジ兄妹とどこで知り合ったのか?
今回はフィによる追い出し作戦が傑作。酒責めでは医員らしい奥の手を使うジウン。ドジョウ獲りでは、演じたロウンの上半身裸の眼福にあずかれるのでお見逃しなく。これまで仏頂面ばかりのフィだったが、ジウンのジョークに初めて笑顔を見せる一幕も。果たしてそのシーンは?今回は“パク・ウンビンの両手に花美男(イケメン)”といううらやましシーンがたくさん。橋の上ではジウンと護衛武士ガオンに見守られ、市場でぶつかったときにはヒョンとガオンに支えられる。またラストではヒョンに汚水から守られ、ジウンに笠のヒモを結んでもらう。何ともうらやましい限りだ。
ところで、ヒョンがフィに指輪のプレゼントをする。ヒョンはなんと言って渡すのか?言葉通りに受け取っていいのか?それとも…。気になる第5話は25日Netflixで独占される。
■キャスト
イ・フィ役:パク・ウンビン/チェ・ミョンビン
チョン・ジウン役:キム・ロウン(SF9)/コ・ウリム
イ・ヒョン役:ナム・ユンス
シン・ソウン役:ペ・ユンギョン
キム・ガオン役:チェ・ビョンチャン
ほか
■スタッフ
演出:ソン・ヒョンウク「僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~」「また!? オ・ヘヨン ~僕が愛した未来(ジカン)~」
脚本:ハン・ヒジョン「とにかくアツく掃除しろ! ~恋した彼は潔癖王子!?~」
◇Netflix
2021年10月11日スタート 月・火
◇Youtube予告動画
【作品詳細】【「恋慕」を2倍楽しむ】