母との別れに涙!「青天を衝け」第33話早くも栄一に銀行倒産の危機!第32話ネタバレあらすじと予告動画
小野組倒産の影響を受けて第一国立銀行も倒産の危機に直面!実業家として第一歩を踏み出した栄一に早くもピンチが訪れる!吉沢亮主演、NHK大河ドラマ「青天を衝け」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)10月31日(日)放送の第33話「論語と算盤」、前回第32話「栄一、銀行を作る」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。
実業<算盤>編がスタートした10月24日に放送された第32話では、父に続き栄一の母・ゑい(和久井映見)がこの世を去った。妾のくに(仁村紗和)と共に暮らす千代(橋本愛)に詫びを入れたり、政府を辞めた栄一の心配をしたりと、最期まで人への気配りを忘れなったゑい。「みんなが幸せなのが一番」というゑいの教えを胸に栄一はここまで走り抜いて来たが、そんな息子に「寒くはないか。ごはんは食べたか」と亡くなる直前まで体の心配をするゑいの優しさに視聴者の涙腺も崩壊。「優しいかっさまをありがとう!」「和久井さんの演技に涙が止まらない」など優しく温かい母親を好演した和久井映見に称賛の声が集まった。
一方、視聴者の視線を集めたのが栄一のお妾問題だ。くにと娘のふみを見た栄一の姉・なか(村川絵梨)は、「何やってんだい」と栄一を一喝。「子は多くいた方がよい。お千代もわかってくれている。」と開き直る栄一に、なかは「わかるしかないから飲み込んでいるのもわからないのか」と千代の気持ちを代弁した。これまで千代もくにに関しては口出しせず受け入れ態勢を取っていたため、栄一をバンバン叩くなか姉さんに気持ちをスカッとさせた視聴者からは「さすがなか姉さん!」「なか姉さまのお仕置きはさすが」などの声が寄せられた。
そして10月31日に放送される第33話では、第一国立銀行が早くも経営のピンチに立たされる。小野組が放漫経営のため倒産、多額の貸しつけをしていた第一国立銀行もその影響を受け、そのチャンスを逃すまいと三井の三野村利左衛門(イッセー尾形)は第一国立銀行の乗っ取りを計画する。果たして栄一はこのピンチをどう切り抜けるのか?また、政府との癒着を強める岩崎弥太郎(中村芝翫)の動向からも目が離せない。第32話で五代友厚(ディーン・フジオカ)が言っていた“商売に巣くう魑魅魍魎”たちが次第にその姿を現す第33話もお見逃しなく!
■三菱の精神「おかめの面」が大河出演
立派な髭を蓄え、葉巻を吹かしながら登場した中村芝翫演じる岩崎弥太郎。三菱財閥の創業者としてトップに君臨するワンマン社長風情な姿とは裏腹に、無茶な政府の依頼も二つ返事で応える身の軽さ。野心に満ちた岩崎弥太郎の雰囲気に、ネットでは「ラスボスの登場」などの声も持ち上がり、大きな存在感を見せた。
そんな岩崎弥太郎と共に登場したのが、三菱を象徴する「おかめの面」だ。これは、商売繁盛の為だけでなく、店員たちがお客様に笑顔で接し、お客様もこれを見て和やかな気分になってもらいたいと弥太郎が店頭に掲げたもの。このおかめを目にした福沢諭吉は「岩崎は商売の本質を分かっている。間違いなく成功する。」と確信したそう。このおかめの面は、店頭の少し高い位置に飾られ、客から見た時柔和な笑顔になるよう設置されていた。ちなみにこのおかめの面は、現在文京区湯島の三菱資料館に保管されているので、展示によって実際見ることができる。
★U-NEXTで放送当日、午後9時から配信★
■前回(第32話)ネタバレあらすじ
栄一は銀行という仕組みを民間に根付かせるため、3年半務めた明治政府を辞める決意を固め、杉浦譲(志尊淳)に別れを告げ辞表を提出した。同じ頃、政府のやり方に不満を持っていた井上磬(福士誠治)も栄一と共に政府を去る決意をし、2人は連名で政府の内情を赤裸々に綴った記事を新聞に寄稿し政府内を騒がせた。そしてやっと政府を辞めることができた栄一が家に帰ると、それを聞きつけた三野村利左衛門が訪ねてきていて、自分は引退するから後任に推薦したと言ってくる。しかし、合本がやりたい栄一はその誘いを断り、三野村からは「これからは敵同士だ」と告げられた。
明治6年(1873年)、民間資本による日本初の銀行、第一国立銀行が開業した。総監役となった栄一はこれまでの大福帳をつけるのをやめ、行員たちには算盤を使って西洋式の簿記を習わせた。ある日、五代友厚が訪ねてきた。同志を集めて西で鉱山のカンパニーを作っていた五代は、一足先に政府の仕事を辞め、民間事業を始めた先輩として栄一に「政府は厄介な者の集まりだったが、商いは化け物。魑魅魍魎が跋扈している」とアドバイスをした。
そんな中、ゑいが体調を壊し、栄一の家に身を寄せることとなった。妾のくにと共に暮らす千代に心を痛めていたゑいは「すまないねぇ」と詫びるが、千代はゑいや亡くなった義父・市郎右衛門に支えてもらったうえ、かわいい子供に恵まれ、栄一のお陰で贅沢な暮らしをして何の苦労もないと告げるのだった。
その年、喜作がイタリアから帰国した。栄一のもとを訪れた喜作は、「お前の変わり身の早さにはついてゆけぬ」と大蔵省を辞めた栄一に文句を言うが、喜作も政府を辞めて横浜で生糸の商いを始めようと考えていた。この頃、富岡製糸場で作った生糸が万国博覧会で二等進歩賞を受賞したことで、生糸の産業をしたい者が増え、養蚕は新しい事業として注目されていた。栄一は、近いうちに富岡と静岡を訪れて、慶喜に会いに行こうと喜作を誘ったが、喜作は慶喜が望まない戦を続け、多くの直参を死なせたから合わせる顔がないと同行を断った。
一方、栄一のところに身を寄せているゑいは、政府を辞めた栄一の心配をしていた。栄一は、今の仕事にやりがいを感じていることや、みんなが幸せになる世の中を作りたいと語るが、ゑいはそんな栄一を見て、近くにいる者を大事にすることを忘れてはいけないと釘を刺した。それから間もなくして、ゑいの具合は悪くなり家族が呼ばれた。千代やくにも見守る中、ゑいは栄一の手を取り最期までご飯は食べたか、寒くはないかと息子の心配をし、千代には「ありがとう」と礼を言って静かに息を引き取った。
その年は、岩倉具視暗殺未遂事件や、江藤新平(増田修一朗)による佐賀の乱など不平士族たちの反乱が目立つようになっていた。さらに台湾に漂着した宮古島の島民が殺害される事件が起こり、明治政府は警察ではなく軍を派遣することを決定。大隈重信(大倉孝二)は政府のために動く商人として、海運業で成功を収める岩崎弥太郎に兵の輸送を任せた。そこにきて、小野組が放漫経営により経営が悪化。第一国立銀行は小野組に多額の貸しつけをしていたことから、返済がないと巻き添えで破産する恐れに陥っていた。
■第33話「論語と算盤」あらすじ
第一国立銀行の大株主、小野組が放漫経営で倒産する。小野組に無担保で多額の貸しつけをしていた第一国立銀行にもその余波が襲い掛かり倒産の危機に陥る。さらに三井はこの機に乗じて第一国立銀行を乗っ取ろうと画策する。栄一は銀行を守るために三野村と一世一代の大勝負に出るのだが・・・。
一方、喜作は外国商館が口裏を合わせて主要な輸出品である蚕卵紙を値崩れさせようと買い控えしていることを知り憤慨する。
NHK大河ドラマ「青天を衝け」第33話は10月31日(日)総合よる8時よりBSプレミアム、BS4Kよる6時より放送。脚本:大森美香、出演:吉沢亮/高良健吾/橋本愛/志尊淳/福士誠治/大倉孝二/和久井映見/中村芝翫ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_seiten」。第33話予告動画が番組公式サイトで公開されている。
◇NHK大河ドラマ「青天を衝け」番組公式サイト
◇★U-NEXTで放送当日、午後9時から配信★
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