Netflix「恋慕」パク・ウンビン、ロウン(SF9)と不機嫌な視察学習!第5話あらすじと見どころ
世子イ・フィ(パク・ウンビン)の笠のヒモをジウン(ム・ロウン/SF9)が結んでいると、ヒョン(ナム・ユンス)が駆けつけ…10月25日(月)韓国KBSで放送、Netflixを通じて独占配信された韓国時代劇「恋慕」第5話あらすじと見どころを紹介しよう。
※毎週月・火曜1話ずつ更新。
「恋慕」は、王位継承者だった双子の兄の死により、男装して王となる運命を背負った女性が、自分の正体、そして秘めた恋心を誰にも明かせないまま、波乱の人生を歩んでいくフュージョン時代劇。
※【「恋慕」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや各話の詳しいあらすじ、豆知識など紹介している。
■第5話
従兄イ・ヒョンとお忍びで出かけた市場で偶然ジウンと遭遇した世子イ・フィは、2人が親友だと知る。「類は友を呼ぶ」と散々ジウンとその友の悪口を言っていた世子はばつが悪い。ホン内官たちにも追いつかれ、ジウンと別れて王宮に戻る。別れ際、「いつか大切な人が出来たら渡してください」と世子から返された指輪と世子の背中をいとおしく見つめるヒョン。実は、ヒョンは少年時代から世子が女だと知っていた。一方、東宮殿に戻った世子はジウンが結んでくれた笠をみて頬を赤らめる。
※벗(ポッ):친구(チング)と同じく同年代の友人のこと。벗(ポッ)は書き言葉で日常会話の中では使われず、時代劇では使われる。벗は人以外に愛用のモノなどにも使える。
世子と喧嘩しながらも、講武場で出会った女人の面影と世子を重ねてしまうジウン。舞い落ちる花びらを眺める世子の美しい横顔にもうっとり。世子もまた少年内官たちと楽しそうに蹴毬(チュック)に興じるジウンを見て思わず頬が緩む。講書の時間にもたびたび世子に見惚れてしまうジウンだが、人を遠ざける世子が気になり「家和万事成」という言葉を使って、もっと宮中のことを把握すべきだと助言してしまう。
※家和万事成(カファマンサソン):家が平穏であってこそ万事が平穏になる、という意味。
ところがこのジウンの言葉が世子の闘争心に火を点けた。世子が官庁を次々と視察し始める。気を抜いて休んでいたり、整理整頓が出来ていないなかったりで、不機嫌な世子は、水剌間の女官の指先が黒ずんでいることを理由も聞かずに厳重注意する。ジウンは王宮を一望できる高台に世子を案内し、指先が黒ずむ理由を説明し、「目に見える結果だけで判断せず、仕える者たちを信じてみては?」と言う。世子は「この世で一番信じられないのが人の心だ。己のために人を欺き、生きるために殺せる」と言い返す。「それでも一度くらいは信じてみては?自分のために。人を遠ざけないでください」と食い下がるジウン。
※侍講院(シガンウォン)=東宮(後継者、世子・世弟)の教育を担当する部署、内医院(ネイウォン)=宮中内の医療施設、水剌間(スラッカン)=王族の食事を準備する部署。
※九節草(クジョルチョ):菊の一種で、喉の風邪、痰、咳、主に風邪に効果があり、韓国では昔から、民間療法で使われてきた。
反発しながらもジウンの言葉が胸に率いたのか、夜、女官が体調を崩し倒れると、世子は女官を医師に見せるよう指示し、乱暴な言葉で疲れているだろう女官たちを休ませる。一方、世子の視察中、内禁将ユン・ヒョンソルが怪しい男を目撃し、それが世子の護衛ガオンかもしれないと考え、彼の身元を調べる。
翌朝、世子の師でだったカン・ウナム翊善(イクソン)が自死する。10年前の無実のウナムを尋問した時の2名が立て続けに死亡したことで、チョン・ソクチョは自殺でないと睨み、ヒョンソルに探りを入れるが、有益な情報は得られない。
一方、王室の問題児チャンウン君は、女性を全く寄せ付けない世子を陰で笑いものにし、世子が男色家でかどうか試そうとある方法を思いつく。
湯あみの時間、人を追い払い世子が服を脱ごうとした瞬間、ガオンが許可なく入ってきて湯殿の向こうの幕を刀できる。そこには精気を高める香を焚く薄絹姿の女人が隠れていた。これがチャンウン君の仕業と分かり、大妃が世子に謝りに行かせるが、一向に反省の色は見えない。そこに世子の外祖父サンホン君ハン・ギジェがやってきて王族の彼をビンタしたうえ、激しい剣幕で「世子を殺めようとすると、命がないぞ」と恫喝する。流刑して軟禁するとその場を収めようとする世子にまで、「手ぬるい!世子に害を及ぼすものは誰あろうと始末する」とすごむ。チャンウンのお仕置きはまだ続く。帰路、ヒョンが待ち伏せし「今度、世子を弄んだら私の剣が許さない」とお仕置き。
※資善堂(サソンダン):世子の居所である東宮にある世子夫婦が居所する生活空間が資善堂(ザソンダン)と。勉強や仕事をしたりする空間を丕顕閣(ビヒョンガク)と呼ぶ。
世子は憂鬱な思いを読書で紛らわそうと書庫へ。講書の時間になってもやってこない世子を迎えにきたジウンが、机で転寝する世子の顔に触れようとしたとき、気配に気づいた世子が飛び起きてジウンに飛び掛かり首を絞めようとする。我に返って立ち上がった世子の頭上の壺が落ちそうになり、ジウンが世子を抱き寄せ守る。
■見どころ
今話も、ジウン(ロウン)、ヒョン(ナム・ユンス)、ガオン(チェ・ビョンチャン)のイケメン3人が入れ替わり立ち代れ世子(パク・ウンビン)を助ける。
ヒョンは、ジウンが世子の笠のヒモを結んでいるのを目撃したとき、指輪を手に世子の後姿を見送るとき…恋心が見え見え。少年時代に彼は何を見て世子が女だと知ったのか?チャンウォン君にお灸をすえる切れのある刀捌きに注目。
チェ・ビョンチャンが演じるガオンは、少年内官が蹴った球から世子を身をもって守り、ふろ場で世子が女だとバレそうなピンチもかっこよく守ってくれる。ただ、その正体がわからない。味方なのか、敵なのか?ヒョンソルが調べた彼のプロフィールは?
一方、ロウン扮するジウンは、世子から叱られる少年内官たちや女官をさりげなくフォローする大人な優しさの一面を見せる一方で、男と信じ込んでいる世子にうっとりしたり、迫ったり、自分の汗のにおいを気にしたり…と、その戸惑う様子が少年のようで笑える。それでも世子を抱き締めてクルリと反転してかっこよく守る韓ドラあるあるシーンは、今話一番の胸キュン。ちなみにロウンが口にした「家和萬事成」がタイトルのドラマがある。「ハッピー・レストラン~家和萬事成~」で恋人同士役で主演したキム・ソヨンとイ・サンウは本作がきっかけでリアル恋人になり、結婚した。
そんな甘々のドラマの中で、本作でドラマ復帰した外祖父サンホン君ギジェ役のユン・ジェムンの凄みには画面を通してもひるんでしまうほどの気迫。ユン・ジェムンは「根の深い木」以来約10年ぶりの時代劇。
※Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中
■キャスト
世子イ・フィ役:パク・ウンビン/チェ・ミョンビン
チョン・ジウン役:キム・ロウン(SF9)/コ・ウリム
イ・ヒョン役:ナム・ユンス
シン・ソウン役:ペ・ユンギョン
キム・ガオン役:チェ・ビョンチャン
ほか
■スタッフ
演出:ソン・ヒョンウク「僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~」「また!? オ・ヘヨン ~僕が愛した未来(ジカン)~」
脚本:ハン・ヒジョン「とにかくアツく掃除しろ! ~恋した彼は潔癖王子!?~」
◇Netflix
2021年10月11日スタート 月・火
◇Youtube予告動画
【作品詳細】【「恋慕」を2倍楽しむ】