裏主役・弥太郎の奮闘劇、大河ドラマ「龍馬伝」配信―NHKオンデマンド

2010年02月22日19時41分ドラマ
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理不尽な仕打ちに抵抗する弥太郎―、大河ドラマ「龍馬伝」の第8回「弥太郎の涙」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円(税込み)。

父の葬儀後のあいさつ回りに出かけた龍馬(福山雅治)は、弥太郎(香川照之)の父・弥次郎(蟹江敬三)が男たちに囲まれて殴られている現場を目撃する。弥次郎は庄屋による理不尽な振る舞いをめぐり争っていた。江戸で学問修行についたばかりの弥太郎の元に父のけがの知らせが届き、大急ぎで土佐に帰郷する。

弥太郎は庄屋や奉行所に訴えに行くものの、取り合ってもらえないばかりか、行く先々ですでに龍馬が抗議を申し立てにきていたことを知る。

一方、攘夷の主張をますます強くする半平太(大森南朋)は、岡田以蔵(佐藤健)、平井収二郎(宮迫博之)らとともに江戸へ出発。剣術修行を表向きに、半平太は龍馬に、各藩の攘夷派の人間と江戸で接触すると打ち明ける。

奉行所が取り合ってくれないことに納得できない弥太郎と龍馬は、ある噂を聞きつけ、藩の実力者・吉田東洋(田中泯)に直談判に赴く。しかし東洋は2人に、思いがけない言葉を投げかける。業を煮やした弥太郎はある決意を秘めて再び奉行所の門前へ…。

今回の見どころは、“裏主役”というべき弥太郎の奮闘。ラストシーンも重要だが、急報を知って江戸から土佐まで強行軍を押して駆け抜けていく様子は圧巻。シーンそのものは数十秒に過ぎないが、5つのブロックに分け、3カ月もかけて撮影されたという。時代劇では、今の感覚からは計り知れない江戸と地方との距離感がどうしても見落とされがちだが、そのギャップを埋めようとするユニークな演出に、ありのままの幕末を描こうとする工夫が見え隠れする。

「龍馬伝」をもっと楽しむために、ナビコンでは「龍馬伝の特集ページ」を掲載している。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」「龍馬伝」各放送回の見どころ

大河ドラマ 龍馬伝 第8回 「弥太郎の涙」 NHKオンデマンド