【最終週ネタバレ】「おかえりモネ」ラストは百音(清原果耶)と菅波(坂口健太郎)らしい幸せなハグ!

2021年10月29日08時31分ドラマ
@NHK

百音(清原果耶)は気仙沼に残り少しずつ仕事の幅を広げ、未知(蒔田彩珠)は大学へ!亮(永瀬廉/King&Prince)は自分の船で出航!2年半後、菅波(坂口健太郎)とやっと再会!幸せを感じるラストで幕を閉じた!NHKテレビ小説「おかえりモネ」、清原果耶のメッセージ動画など関連動画は番組公式サイトで公開中だ。



2021年5月17日から放送されたNHK朝ドラ104作目の「おかえりモネ」が10月29日、120話の放送をもって終了した。通常であれば、4月から9月までの半年間での放送となるが、コロナ禍で前々作の「エール」の放送が一時中断した関係で、放送開始終了時期、放送回数も通常の朝ドラとは異なるものとなった。

NHK朝ドラでオリジナルの現代劇は受けが悪いといわれ、実際「おかえりモネ」も視聴率的には苦戦する状況も続いたが、清原果耶の声のトーンを押さえた演技と言葉がなくても伝わる表情、永瀬廉(King&Prince)、蒔田彩珠、恒松祐里、前田航基、高田彪我ら若手ももちろん、藤竜也、内野聖陽、浅野忠信、鈴木京香、夏木マリらベテラン勢がいい味を出していた。

中でも、話題沸騰となったのは、坂口健太郎演じた、主人公・百音(清原果耶)の恋人・菅波先生だろう。登米で最初にあったころは、ぶっきらぼうで人付き合いの悪い医者で、百音が子供を助けた時に「あなたのおかげです」とお礼を言われると「その言葉は麻薬です」と言い切るなど、印象は悪かった。しかし、真面目な百音のことが徐々に気になり、本当にスローにスローに二人の恋は進んでゆく。二人のゆっくりとした恋を視聴者は応援していた。恋に疎い菅波の行動には「#俺たちの菅波」をつけたSNSでの投稿が増え、菅波が登場しない日には「#休菅日」という言葉まで登場するほどだった。

東日本大震災からの人々の気持ちを丁寧に描いた「おかえりモネ」だが、最終週は2020年、つまり、新型コロナの感染が爆発する年になる。週の初め、第116話はお正月ののんびりとした雰囲気となっているが、第118話で東京に戻ってゆく菅波の姿がスローモーションになり、視聴者に一抹の不安がよぎった。もちろん、予告動画で砂浜で二人でのんびりと話すシーンがあるので菅波に万が一のことはないと思いつつ、心配する視聴者も多かった。もちろん、ラストに菅波が東京での感染症の対応を終え、気仙沼の百音の元に会いにくる。時間がたっても変わらない二人の初々しいハグに心が癒される結末となった。

番組公式サイトでは、ヒロインを務めた清原果耶のメッセージ動画がアップされた。視聴へのお礼をいい「日々の小さな幸せを感じ取ってもらえるような」作品として視聴者の心に残ればいいと結んでいる。



【最終週・第23週(2021/10/25-10/29)ネタバレあらすじ
百音(清原果耶)がラジオの放送をしている間、菅波(坂口健太郎)と亮(永瀬廉)がみんなの広場で話し込んでいた。亮は百音のことを大事に思う菅波に「そんなに大事な人をいつかなくすかもしれない」と思うと怖くないかと尋ねる。菅波は怖いといい未来に対して無力だと言った上で「今、目の前にいるその人を最大限大事にすることのほかに、恐怖に立ち向かうすべはない」と話す。菅波の言葉で何かが吹っ切れた亮は、未知(蒔田彩珠)が待つ喫茶店へと向かう。そして、未知のことを幸せにできるのは自分だけだといい、涙ぐむ未知の肩を抱いた。

一方で菅波は、今の百音との関係を耕治(内野聖陽)と亜哉子(鈴木京香)が理解してくれるのだろうかと、不安に陥っていた。百音は、そんな菅波を励ましながら一緒に実家へと向かう。しかし、耕治(内野聖陽)は帰ってきていなかった。どうやら菅波と対面するのが怖くて逃げているらしい。耕治の帰りを待つ間、百音は菅波に、未知の研究スペースを案内する。そこで2人の仕事について語り合っていると、泥酔した耕治が帰ってきた。「将来を誓い合う2人がする会話か」と文句を言いながらも、いつの間にか百音・菅波・耕治の3人でこれからの仕事について話し合う。

そして菅波は改めて自分たちの将来について話す。百音と菅波が別々の場所で仕事をしていても、一つの目標に向かう気持ちを理解してほしいという。それを聞いた耕治と亜哉子(鈴木京香)は納得する。そして、耕治は最初からいいと思っていた、二人がいいと思うよりも前からと菅波と百音が合うと確信した。そこへ未知から連絡が入り、亮とちゃんと話せたことがわかり、百音は自分の大事な人たちが幸せになるのがうれしいと涙ぐむ。そんな百音の背中を菅波は優しくたたいた。

翌日、東京の病院から「呼吸器に詳しい医師」として呼び出しがかかる。感染症で緊急事態が発生したようだ。菅波は登米に寄って帰ることにして、次に会える春を待ちつつ島を出てゆく。

百音は遠藤(山寺宏一)らに気象情報の投稿アプリとコミュニティーFMとを連動出来ないか?と提案する。双方向に情報をやりとりして、災害時の避難行動に繋(つな)げようと考えたのだ。皆は、提案に興味を示してくれる。百音の仕事は、少しずつではあるが軌道に乗り始めていた。

一方で未知は大学に行くかどうかで悩んでいた。百音は、未知の心の内を聞こうと、ずっと胸にしまってきた“あの日”に触れる。百音が仙台から島に戻った時から未知は何かをこらえているようだった。百音はそれを知っていながら聞けないでいたが、9年経ってやっと聞くことができた。押し出すように未知が話し出したのは、祖母・雅代(竹下景子)を何回説得しても動いてくれず、一人で逃げ出したということなのだ。その後、大人が雅代を助け、事なきを得たが、未知は自分が祖母を捨てて逃げたということから、地元の役に立たなければいけないと自分をしばってきた。

ある日、気仙沼にサヤカ(夏木マリ)がやってきた。百音は、登米でサヤカと過ごせたことへの感謝の気持ちを改めて伝える。サヤカは、誰が来ても受け入れて、いつでも行っておいでと送り出す人。百音は、未知にとってのサヤカのような存在になれないかと考えていた。翌日、百音は未知を誘って浜へ行く。そこで百音は未知に「なにがあっても、みーちゃnは悪くなかったと言い続ける」と約束した。未知は「それでも記憶に残っている」というと、百音は「みーちゃんは悪くないよ」と抱きしめた。未知は大学への進学を決めた。永浦家では、未知の大学合格をお祝いするため、幼なじみたちが集まっていた。そこで百音は、あの日以来開けられずにいたサックスケースを開けた。無力だった自分には戻らないという百音に未知、亮たちは「おかえり、モネ」と優しく言葉をかけた。

そして2月。百音、未知、新次(浅野忠信)たちに見送られ、亮は自分の船で海へ。そして、耕治と龍己も牡蠣棚のある海へ向かい、それぞれの道を歩み始める。

そして数年後…。百音の「みんなが気象予報士」計画は利益を上げるにはまだ遠いものの少しずつ進んでいる。朝岡(西島秀俊)は夢を捨てずに続けることを話す。

百音が海岸にいると、なつかしい菅波先生がやってきた。実に二年半の期間、二人は会えていなかったが、百音は落ち着いて「私たちは時間も距離も超える」と話し、会えた喜びでハグをした。

【脚本】安達奈緒子
【出演】清原果耶,坂口健太郎,鈴木京香,永瀬廉,蒔田彩珠,藤竜也,竹下景子,浅野忠信,坂井真紀,夏木マリ,西島秀俊,恒松祐里,前田航基,高田彪我,平山祐介 他
【語り】竹下景子
公式Twitterアカウント「@asadora_nhk」

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 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

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