Netflix「恋慕」第7話あらすじと見どころ:パク・ギウンの狼藉(ろうぜき)にパク・ウンビ憤怒の拳固!
韓国時代劇「恋慕」に俳優パク・ギウンがカメオ(特別出演)を果たし、パク・ウンビン、キム・ロウン(SF9)と緊迫の演技対決をした!11月1日(月)放送の第7話が韓国KBSで放送、Netflixを通じて独占配信開始した。毎週月・火曜1話ずつ更新される。
「恋慕」は、王位継承者だった双子の兄の死により、男装して王となる運命を背負った女性が、自分の正体、そして秘めた恋心を誰にも明かせないまま、波乱の人生を歩んでいくフュージョン時代劇。
※【「恋慕」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや各話の詳しいあらすじ、豆知識など紹介している。
■第7話
王から処罰を言い渡されたジウンは、自分を助けた2人が行方不明なので捜してほしいと願い出る。そこに世子イ・フィが姿を現し、劣悪な環境の牢獄から2人を王の許可なく移したと謝罪と共に釈明。さらに両班の権威を失墜させたのはジウンではなく、高額な薬材を売りつけられたと証言したチェ進士たちの方だと、証人と証拠の台帳まで用意してジウンを弁護する。すると、ジウンの免職を王に進言した吏曹判書シン・ヨンスが世子の考えを支持し、軽率だったと自身の過ちを認める。だが王は事実を隠したことへの罪を問う。だが、これについてはジウンの正体を知っている世子が、前に「ジウンの任命を解いてほしい」と王に頼んだところ聞き入れてもらえず、王が司書任命を強行したといい、責めるべきは身辺調査を怠った王と大臣たちだと発言主張し、ジウンは無事無罪放免に。
※進士:科挙の合格者。
実は世子は前夜にシン・ヨンスに会っており、三開房が貧しい民を助けており、道義には背いていないことを説明していた。それは、世子が将来この国で見たい正義には反していないとも。また「外祖父の道に従え」と恫喝してきたサンホン君ハン・ギジェにも、「その道を共に歩みたい。私がどんな方法で外祖父に従うのか、気になりませんか?」と独自のやり方で進むことを宣言していたのだった。
世子に感謝を伝え典獄署へ駆けつけチルグムとヨンジと再会するジウン。父チョン・ソクチョは仕官の無理強いはしないが、医員のマネだけはするなと厳命する。その夜ジウンは母キム氏に会うために久々に実家に戻る。ジウンを信じ理解のある母は、戻って来いという言葉を飲み込み、好きなことをして幸せになることが一番の出世、人の目は気にするなと元気づけてくれる。
※典獄署(チョノクソ):朝鮮時代に囚徒に関する業務を行った実在の役所。詳しくは【韓流コラム】で紹介。また、典獄署で生まれた少女がヒロインの波乱の生涯を描いた「オクニョ 運命の女(ひと)」というドラマがある。
翌日、講書の時間にジウンが来ていたのに驚く世子。三開房の2人を助けたら王宮を去るつもりのジウンだったが、世子の尽力に対する感謝で留まることにしたのだ。そして“東氷庫”といった世子が冷淡、傍若無人などと言った悪口を「氷は澄んでいて光り輝き宝石よりも気品に溢れている」という新解釈で世子の評価を爆上げする。すっかり世子に懐いたジウンは「春の夜 飴を喜ぶ…」という感謝の詩を捧げ、世子にとって折よく降る雨になると約束する。ジウンの無邪気な笑顔に世子の口元もほころぶ。
サンホン君は、体調の良くない王に代わって世子に使臣団の迎接を任せてほしいと大妃に願い出る。大妃はこの提案を受け入れながらも、王をないがしろにしないようにと忠告するが、大妃が家門の者を要職に就けて勢力拡大を狙っていると、逆に脅迫される。そんな中、父王の脚の具合が悪いと聞いた世子は、自ら薬を持参し、使臣団の迎接を任せてほしいと頼む。サンホン君をけん制する王は、我が子でありながらも彼の孫にあたるフィの世子冊封にも反対していたのだった。世子はあくまでも自身の意向だといい、これを任されることに。
※そう血:盟約を交わすときにいけにえの血をのむこと。ドラマ「華政(ファジョン)」52話では、中国の清が朝鮮第16代王・仁祖に「そう血」を迫るエピソードが描かれている。
市場に出たジウンは買い物をするシン・ソウンを見かける。さらに迎接の準備のために市場に来ていた世子とヒョンとも遭遇し、4人で食事をすることに。世子は2人仲良く両手いっぱいの花を抱え、ソウンの髪にまで花を挿しているのが気に入らず、不機嫌になる。
ついに明国の使臣団がやってくる。重要な役目を果たして王の信頼を得ようとする世子だが、賓客である若い太監の不機嫌そうな態度が気になる。その後、使臣団は迎賓館でサンホン君とソクチョと共に膳を囲み、その席にかつて礼部侍郎の命を助けたジウンも呼ぶ。だがその席はある裏取引のために設けられたものだった。サンホン君は国境を守るという口実で国境近くの閭延(ヨヨン)で密かに私兵を育てるため、大金と引き替えに太監に、朝鮮が閭延を開発せざるを得ないような状況を作ってもらうためだった。
歓迎の宴の席、サンホン君の目論見通り太監は、朝鮮と明との交易のためだと、閭延開発を強引に持ち掛ける。その後、美しい舞に興じる太監に接待係が「貢女」の話をすると、太監が係の者に殴りかかり、王の制止もきかず斬り殺そうとする。たまりかねた世子がこれを止め、険悪な状況になったとき、ジウンがその場をとりなそうと割って入り、礼部侍郎の宥めもあってその場は収まる。だが、一歩間違えばジウンは危険な状態になったかもしれない。世子はジウンを呼び出し、今後余計な真似はするなと忠告する。
※貢女:女性を朝貢品の1つとして献上すること。朝鮮時代の前の王朝である高麗後期から朝鮮時代にかけて中国(元、明など)に貢女の献上が盛んに行われた。詳しくは高麗王朝とモンゴル(元)の関係、貢女制度とは?で解説。また貢女から後宮になり、ついには皇后の座に上り詰めたのが奇皇后。その波乱万丈な人生をモチーフに描いたのが、ハ・ジウォン主演「奇皇后-ふたつの愛 涙の誓い-」だ。
翌日の食事の席でも太監の無礼な態度は変わらず、世子の我慢の緒が切れそうになった時、傍に仕えていたキム尚宮が世子に我慢するようにと目配せ。それに気づいた太監がキム尚宮をつかまえ、大切な黒髪をバッサリ斬り落とす。王妃亡き後、母代わりに尽くしてくれたキム尚宮への狼藉に、ついに世子の怒りが爆発。太監に馬乗りになって何度も拳固で殴りつけ…。
■見どころ
髪に花を挿したジウンが、散策する世子を見かけて子犬のようにちょこまか駆け寄ってくる姿が笑える。180センチを優に超えるロウンのキュートな演技が今回は随所にみられる。また、これまでイケメンたちに何度も抱きかかえられて危険を回避してきた世子役のパク・ウンビンが、転びそうなロウン抱き留める場面もある。それを思い出してはニヤニヤが止まらないロウン。
だが、世子のジウンに向ける笑顔ややきもち顔などを、ナム・ユンス扮するヒョンがどんな表情で見るのかもお見逃しなく。
そんな和やか中盤までの雰囲気を一変させるのが、ドラマ「新米史官ク・ヘリョン」以降、約2年ぶりの時代劇出演したパク・ギウンだ。使臣団の太監役で登場するすが、とにかく不機嫌で、朝鮮を目の敵にしている。彼の持つ小刀、同行者が言った「故国」、歓迎の宴で「貢女」という言葉への過剰反応などが彼の過去と関係があるようだ。回想シーンと合わせてお見逃しなく。
※Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中
■キャスト
世子イ・フィ役:パク・ウンビン/チェ・ミョンビン
チョン・ジウン役:キム・ロウン(SF9)/コ・ウリム
イ・ヒョン役:ナム・ユンス
シン・ソウン役:ペ・ユンギョン
キム・ガオン役:チェ・ビョンチャン
ほか
■スタッフ
演出:ソン・ヒョンウク「僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~」「また!? オ・ヘヨン ~僕が愛した未来(ジカン)~」
脚本:ハン・ヒジョン「とにかくアツく掃除しろ! ~恋した彼は潔癖王子!?~」
◇Netflix
2021年10月11日スタート 月・火
◇Youtube予告動画
【作品詳細】【「恋慕」を2倍楽しむ】