Netflix「恋慕」第9話あらすじと見どころ:パク・ウンビン、ロウン(SF9)を身長差30センチの逆ハグ

2021年11月09日08時00分ドラマ
Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中!

ジウン(キム・ロウン/SF9)が酔いに任せて世子(パク・ウンビン)の頬にキスしたことで恋が大きく動き始める!韓国時代劇「恋慕」第9話が11月8日(月)韓国KBSで放送、Netflixを通じて独占配信開始された。毎週月・火曜1話ずつ更新される。

「恋慕」は、王位継承者だった双子の兄の死により、男装して王となる運命を背負った女性が、自分の正体、そして秘めた恋心を誰にも明かせないまま、波乱の人生を歩んでいくフュージョン時代劇。
【「恋慕」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや各話の詳しいあらすじ、豆知識など紹介している。
●キーボードインタビュー映像を日本簿字幕付きで紹介⇒パク・ウンビン篇ロウン篇



■第9話
世子イ・フィの横顔に見惚れ、思わずその尊い頬に口づけしてしまったジウンは、世子が優しく自分に口づけする夢まで見てしまう。一方、世子もまた昨夜のことを切なく思い出す。翌朝の講書の担当は司書チョン・ジウン。昨夜の失態を謝罪するジウンに、酒の上での失態、気にするなと寛大な世子。しかも世子から使臣団の慰労にと菓子を贈られ有頂天のジウン。だが、菓子は司書全員に配られたと知りがっかり。

その夜、閭延開発の案件が、サンホン君ハン・ギジェが国境を守る口実で私兵を増強するためだと見抜いている王は、お忍びで王妃(継妃)の父である領議政チャンチョン君の屋敷へ。そして自分が後押しするので、サンホン君に対抗できる私兵を育ててほしいと頼む。王がお忍びで出かけたことを知るサンホン君は、王の側近の尚膳に探りを入れる。実は、10年前に当時世子だった王の腹心、カン翊善(イクソン)が無実の罪で処刑されたが、罪の証拠となる書状を翊善の屋敷に忍ばせたのは尚膳だった。当時、尚膳の妻が死に瀕し、サンホン君に助けてもらった見返りに命じられたのだ。そのことで今も王の情報を尚膳から探ろうとしている。
※閭延(ヨヨン)開発:第7話で、使臣団歓迎の宴で太監(パク・ギウン)が持ち出した案件。
※尚膳(サンソン):内侍府(ネシブ)の最高位(従二品)の品階。内侍府とは王の食事を含め、身の回りの一切の事も任される部署で、今でいう秘書のような役割。尚膳はその長で王の最側近。
※大殿(テジョン):王の居室。世子住む場所が東宮殿と呼ばれるのは、大殿の東側にあるから。


一方、昨晩のことが頭から離れないジウンは、自分の心が激しく揺れ動く理由が恋煩いと知り戸惑う。その後も世子からのキスの夢が頭から離れず、世子の女姿の幻まで見てしまい、胸の高鳴りに戸惑い、ついには世子の顔も正視できなくなる始末。

そんなある日、シン・ソウンは父・史書判書シン・ヨンスの使いで王宮に届け物をする際、友人で兵曹判書の娘ノ・ハギョンが同行することに。そんな2人を大妃が見ていた。ヨンスの用が終わるまで宮廷内を一人散策するハギョンが、転びそうになったところを助けられる。助けてくれたのが世子だと知り、胸をときめかせ、世子嬪になることを夢見る。

大妃に呼ばれた世子は、大妃から一刻も早く妃を迎えるように言われるが、父である王はまだ早いといい、世子自身も民の負担を考えて先延ばしにしてほしいと願う。ところが、サンホン君は、王が世子の婚姻を先延ばしにするのは、チェヒョン大君に世子の座を渡そうとしていると考え、世子の婚儀を急ぐべきと進言する。結局、世子の婚姻は大妃預かりとなる。
※嘉礼(カレ)と揀択(カンテク):嘉礼は、冠婚の儀礼のことで、王や世子の婚姻に際して、臨時官庁“嘉礼都監(カレトガム)が設置される。揀択はお妃または世子嬪選びのための選抜試験。王族の婚姻(国婚)については「カンテク」で見る王の婚礼儀式まとめで詳しく解説。
※内命婦(ネミョンブ):王宮に仕える宮女たち。宮女を取仕切るのは王妃の務めで、正一品~従九品までこちらも18の等級に分けられていた。詳しくは【朝鮮王朝豆知識】「◆宮女の身分(内命婦)」で。


ソウンの帰りを待つ使用人チャニがチャンウン君とぶつかってしまい、騒ぎになる。ソウンが代わりに謝罪をするが、チャンウン君が乱暴を働こうとし、通りがかったジウンが助ける。ところが、今度はジウンに暴力をふるい、ヒョンの兄ウォンサン君に助けられる。ソウンは、自分のために怪我を負わせたことへの謝罪と感謝を伝え、ますますジウンへの関心を深める。

その夜、婚姻をせかされ頭を抱える世子は、ヒョンに「世子の婚儀を先延ばしにしてくれ」と進言してくれないかと、冗談を言う。世子の深刻な様子に思わず「心を寄せる人はいないですか」と聞くと、世子は、「子どもの頃、池に落ちそうになったある子を助けてやった」と初恋の話をする。

ジウンの恋煩いはどんどん重症化。たまりかねたジウンは、無礼を承知で世子に一度だけ抱きしめてほしいとお願いし、世子は「元気を出して」と願いを叶えてやる。ホン内官が世子の行動をたしなめると、「心を寄せているからだ」とジウンへの恋心を吐露する。世子はこれでジウンへの恋心を整理し、婚姻を受け入れる決心をしようとするのだが…。一方、一向に胸の痛みが治まらないジウンは、世子のお妃選びが始まると知り、胸の痛みを隠して、世子に心にもない祝福の言葉を口にする。

男性でしかも相手は世子。思いを封印しようとするジウン。元気のないジウンを慰めようとするヒョンだが、ジウンが水恐怖症だというのを思い出し、世子の子どもの頃の初恋の話が、ジウンのことではないかと思いつく。一方、ジウンはあることがきっかけで、世子が口づけしてくれたのが夢ではなく現実だったと気づき、世子の元へ駆けつける。そして「恋慕しています」と想いを告白する。

■見どころ
冒頭の世子からの口づけは夢なのか、現実なのか?世子から贈られた菓子を持って大きな体のジウンが飛び跳ねて喜んだり、みんなももらったと知ってがっかりしたり。しかし、先輩司書たちが「20年で初めて」という言葉を冷静に聞けば、みんなに配ったのはジウンに渡したいためのカモフラージュだと気づくはずなのだが。また、チルグムとヨンジにほっぺのキスからプレゼントまでの経緯を話すジウンの頼りなさ。ヨジンや先輩司書から“恋煩い”を言い当てられたときの戸惑い。身長192cmの長身のジウンが背中を丸めて恋に悩む姿や、163cmのパク・ウンビンに抱きしめられる姿は、時代劇につきものの切ない恋とは一味違って可愛く、コミカル感が漂う。SNSには、ジウン役のロウンと世子役のパク・ウンビンの身長差30cmが、ヒールの履けない時代劇にはそぐわないといった書き込みもあったが、このコミカル感が、本来重すぎるドラマの主題を湿っぽくしない本作の魅力の一つだ。ところで、世子からのキスが現実だと気づくきっかけは?ヒントは“停”“恋”。

今回はロウンの幻覚の中で、美しい女人姿のパク・ウンビンも見られるのでお見逃しなく。世子を挟んだジウンとヒョンの恋慕、ソウンのジウンへの関心、はギョンの世子への一目惚れ。ロマンスで混雑する「恋慕」に次回は大きな動きがありそうだ。

そして、王が世子の護衛カオンの何に注視したのかもお見逃しなく。

※Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中

■キャスト
世子イ・フィ役:パク・ウンビン/チェ・ミョンビン
チョン・ジウン役:キム・ロウン(SF9)/コ・ウリム
イ・ヒョン役:ナム・ユンス
シン・ソウン役:ペ・ユンギョン
キム・ガオン役:チェ・ビョンチャン
ほか

■スタッフ
演出:ソン・ヒョンウク「僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside~」「また!? オ・ヘヨン ~僕が愛した未来(ジカン)~」
脚本:ハン・ヒジョン「とにかくアツく掃除しろ! ~恋した彼は潔癖王子!?~」

Netflix
 2021年10月11日スタート 月・火
Youtube予告動画

kandoratop【作品詳細】【「恋慕」を2倍楽しむ】