「暗行御史~朝鮮秘密捜査団~」第3-4話ネタバレあらすじと見どころ:キム・ミョンス(エル)の華麗なアクション炸裂
WOWOWにて放送・配信中のキム・ミョンス(エル)主演の韓国時代劇「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」、12月10日(金)放送の第3話「事件の謎、彼の過去」と第4話「盗掘の山」の詳しいあらすじと見どころを紹介しよう。
「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」は、朝鮮時代の王室の秘密捜査官である暗行御史と御史団が、民衆の無念を晴らすために不正腐敗に立ち向かっていく痛快時代劇。【「暗行御史~朝鮮秘密捜査団~」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレあり、なしあらすじと見どころ、豆知識、ドラマの見どころなどまとめて紹介している。
以下(※豆知識)は全て朝鮮王朝時代においての解説
■キャスト
ソン・イギョム役:キム・ミョンス(エル/INFINITE)
ホン・ダイン/ホンラン役:クォン・ナラ
パク・チュンサム役:イ・イギョン
他
■第3話「事件の謎、彼の過去」
イギョムとダインを連れ出したサウォルだったが、彼女が何か告げようとした時、何者かに射られてしまう。サウォルは何とか身籠る赤子を出産するも、そのまま命を落としてしまい、彼女がなぜ森にまで連れてきたのか、何も聞き出すことができなかった。一時はイギョムに疑いがかかるが、医者の証言で容疑ははれるが、カン守令は犯人を捜す気配はなく、イギョムたちは誰が何の理由で彼女を殺したのか調べることに。
その頃都では、先王の甥であるフィヨン君を護送した者を探す都承旨テスンは、宣伝官名簿を手に入れ、そこに記された全羅道の監察使の金冥勢(キム・ミョンセ)がフィヨン君を護送した人物だと分かる。そんなテスンの動きを領議政ピョングンは監視していた。
その頃、暗行御史だと偽ったまま守令の家に招待されたチュンサムは、ご馳走を振舞われ金まで受け取ってしまう。いったんは突き返すが、結局受け取り、助けてやった未亡人にやる。一方、イギョムが矢師を訪ねたとき、すでに何者かに殺害され、サウォル殺害の唯一の手掛かりがなくなってしまう。さらに、ダインが妓房の仲間から彼女が産んだ赤子の父が、守令の息子ジョンギルだと聞き出し、酒癖の悪いジョンギルを酔わせて情報を聞き出すことに。ところが、ダインがジョンギルに襲われ、隣室で聞き耳を立てていたイギョムが助けて逃げ出す。
一足先に酒幕に戻ったダインは、チュンサムからイギョムの腕っぷしの強さを聞く。未亡人が金を返しに来たことで、チュンサムが暗行御史を騙って賄賂を受け取ったことがバレ、イギョムはチュンサムを殴る。落ち込むチュンサムを慰めるダインは、イギョムが恋人スネのために科挙を首席合格したが、イギョムが不在の間、彼女が村の男たちや弟を誘惑したという疑いで投獄され、弟が彼女を脱獄させて逃げる途中にスネは胸を射られそのまま弟と共に行方をくらました。それ以降、イギョムは人が代わってしまったのだと聞く。
※酒幕(チュマク):イギョムたちが宿泊しているのは、飲食や宿泊もできる施設。
前暗行御史チョルギュは殺害されたのに、チュンサムには賄賂まで贈ったことから何か隠していると考えたイギョムは、サウォルが殺害された場所へ行く。そこでダインと共に地面を掘って、行方不明とされていたチョルギュの遺体を発見。ところが医者からサウォルが赤子を産んだと聞いてやってきたジョンギルに捕まり、投獄される。実は、ジョンギルがチョルギュの遺体を埋める現場をサウォルが目撃し、殺害されかけたが彼の子を授かったと聞き匿っていたのだった。
2人が連行されるのを目撃したチュンサムは暗行御史を騙って2人を釈放するよう守令に掛け合うが、2人はどこかに連れ出された後だった。
■見どころ
ダインの遺言「私をあの場所に埋めてください」がとんでもない手がかりだとは…。赤ん坊に飲ませる乳の件で、イギョムと医者の視線に笑わされる。ダインの色仕掛け作戦のお試しでたじろいだり、障子に穴をあけて盗み見したり。ダインに対するイギョムの過剰反応は「色に出にけり“イギョム”の恋は…」のようだ。妓房からダインと赤子を逃がした後、イギョムのアクションに注目。3話と4話は、ダンスで鍛えたイギョム役エルのキレのいい殺陣や華麗な足さばきがたっぷりみられる。
暗行御史を騙ったチュンサムを都に戻ったら罷免するというイギョム。チュンサムは本当に罷免されるのか?そして、イギョムの初恋の人スネと弟は本当に恋仲になったのか?今回は、イギョムの悲恋だけでなく、チョルギュとの関係も明らかになる。また、ダインの役目がイギョムを監視することだということもイギョムの知るところになる。ダインの脱出計画は成功するのか?エルのヒクヒク演技にも注目!それにしても獄中に一人の罪人もいないとは…。
■第4話「盗掘の山」
獄中のイギョムとダインはジョンギルに連れ出され、人狩りで殺されそうになるが、イギョムの見事な石蹴りで逃走成功…となるはずだったが、そこにチュンサムが守令を連れて現れたために、チュンサムともども再び捕らえられてしまう。
その頃、王の元には、「県監カン・インチュンが過度の税を徴収し、権門勢家に賄賂を贈った」という報告が届いていた。すると領議政は賄賂を贈った相手は、新たに送った暗行御史だと言い出す。過去にも暗行御史が賄賂を要求し、地方官の腐敗は暗行御史のせいだと言い出し、それが実証された暁には、領議政が推挙する者に仕事を任せるようと訴える。朝廷がざわめく中、王は「関係者全員を漢陽に呼び、賄賂を授受した者は官位はく奪、関係した者も罰する」と宣言する。
村ではダインが殺されそうになるが、イギョムの機転でジョンギルの赤ん坊の居所を理由に命拾いし、チェ武官の助けによって守令から逃れるのに成功する。一方、連れ出され、怪しい山へ辿り着いたイギョムとチュンサム。そこでは、罪のない人々が、金の盗掘をやらされていた。地方で発掘された金を朝廷に報告せず、着服していたことを知ったために、前御史チョルギュが殺害されたのだと得心がいくイギョム。さらに強制労働させられている若者の一人が、サウォルの弟だと判明。イギョムは、彼にサウォルはジョンギルに殺されたが、赤ん坊が生まれて保護していると教える。
その頃、ダインから事情を聞いたチェ武監は王に「前暗行御史が殺害され、新しい暗行御史は労役のために拉致された」という報告書を送り、王命が下るまで待機するというが、ダインはイギョムたちを助けると聞かず、ファオム山に行くことに。途中で男たちが崖下に遺体を破棄する現場を目撃したダインたちは、崖下に大勢の遺体が転がっているのに驚く。鉱山に物資を搬入しているのを目撃したダインは麻酔を仕込んだ酒を売る作戦を決行することに。ところがダインが襲われ、助けようとしたチェ武監まで捕らわれてしまう。それを知らないイギョムはチュンサムと喧嘩し、見張りと入れ替わる作戦で牢からの脱出に成功。一方、ダインが用意した麻酔入りの酒のおかげで見張りたちが居眠りし、ダインたちも逃げ出す。
※ナウリ:チュンサムがイギョムを「ナウリ」と呼ぶが、18品階ある官職のうち、正一品〜正二品の者は「大監(テガム)」、従二品〜正三品堂上官は「令監(ヨンガム)」、正三品堂下官以下の者は「ナウリ」と呼ばれた。詳しくは【朝鮮王朝豆知識】「◆官職の品階」で。
村で、チュンサムから赤子を預かっていた未亡人を発見したジョンギョルは、ダインを捕らえたと聞き鉱山へ。手下を引き連れやってきたジョンギョルの言葉からダインが来たことに気づいたイギョムは、ジョンギョルと対峙する。その時、イギョムが暗行御史だと知った労働者たちが、ダインたちと立ち上がり、イギョムたちと共に山の者たちと戦う。劣勢とみたジョンギルがダインを人質に逃走し、追いかけるイギョムの目の前でダインを崖に突き落とす。イギョムが助けようとするが…。
■見どころ
冒頭からエルのうっとりする華麗なアクションがさく裂。牢にダイン一人を残して去り際、「生きて漢陽(都)に行け。今度会ったら…」の次にイギョムは何を言おうとしたのか?
本作はエルをはじめ、正義も悪もイケメンが揃いする。チェ武監を演じたのは「欠点ある人間たち」でトップスターを演じたシン・ジフン、鉱山の責任者は「広開土太王」で百済の将軍、「帝王の娘スベクヒャン」では高句麗の将軍を演じたチョン・ウィガプ。そして領議政の忠臣ソ・ヨン役には「不滅の恋人」「王の顔」「剣と花」など時代劇に多く出演しているパク・ジュヒョン。他にもまだまだ登場するのでお楽しみに。
前回はイギョムのダインを憎からず思っていることが視聴者にもよくわかったが、今回はチェ武監にイギョムの行状を説明する言葉で、チェ武監にもダインの恋心を見透かされてしまう。果たしてダインはイギョムの言動をどう報告したのか?
鉱山でサウォルの弟からこれまで実践された脱出の手口を、愉快な音楽をバックにチュンサム(イ・イギョン)主演再現ビデオで見せるのが面白い。また、労働者たちが手にかがり火を持って「暗行御史のお出ましだ!」と声を挙げた後、印籠ならぬ馬牌を掲げて「私が、暗行御史だ」とイギョム(エル)がいう場面。まるで水戸野黄門さまのようだ。
◇WOWOW「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」番組サイト
2021年12月3日スタート 金19:00-21:25 2話ずつ放送
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【作品詳細】【「暗行御史~朝鮮秘密捜査団~」を2倍楽しむ】