「地獄が呼んでいる」「ある日~真実のベール」で世界から注目される女優キム・シンロクに注目!

2021年12月21日21時00分ドラマ
Netflixシリーズ『地獄が呼んでいる』独占配信中

Netflixオリジナルシリーズ「地獄が呼んでいる」(全6話)とAmazon Prime Video独占配信ドラマ「ある日~真実のベール」(全8話)への出演で世界から注目を集め女優がいる!今回はそんな女優キム・シンロクに注目しよう。



地獄が呼んでいるNetflixシリーズ『地獄が呼んでいる』独占配信中「地獄が呼んでいる」(全6話)は、ヨン・サンホ監督が漫画家チェ・ギュソクと組んだウェブトゥーン「地獄」が原作。ユ・アイン、パク・ジョンミン、パク・ジョンミンらが出演し、突如としてこの世に現れた異型の存在と、それを神の啓示だと説く新興宗教団体「新真理会」、その教えに共鳴する「矢じり」という集団、そして真実を明らかにしようとする者たちを描いたSFホラードラマだ。

このドラマでキム・シンロクは、幼い子供を残して余命宣告を受けて地獄に連れて行かれてしまう悲劇の母親パク・ジョンジャ役を演じているのだが、死に直面してやつれながらも子供の為に気丈に振る舞う強い女性を演じている。彼女が凄いのはその演技力だけでない。地獄に連れて行かれる「試演」のシーンで、原作通りの演出に監督自身が納得できずにいると、「私がやってみます」とキム・シンロクはアドリブで演じ、アドリブと涙まで操る演技力で監督から絶賛されたというエピソードもある。(ビジュアルコメンタリー②より)

【ある日~真実のベール】(全8話)韓国ドラマ紹介(C)2021.Chorokbaem Media/The Studio M.all rights reserved
プライム会員向け『ある日~真実のベール』独占配信中
一方、「ある日~真実のベール」は、ある一夜の事件がきっかけで殺人の容疑者になってしまった大学生とそれを助ける三流弁護士が歪んだ司法制度に挑むドラマであり、2008年にイギリスのBBCで放送されたドラマ「クリミナル・ジャスティス」のリメイクでアメリカやインドでもリメイクが制作されるほどの人気を博した作品だ。

この作品の中で、警察とともにキム・スヒョンが演じる容疑者ヒョンスを犯人だと決めつけ法廷で高圧的にヒョンスを追い詰める役柄を演じているのがキム・シンロク演じるアン・テヒ検事だ。作中では検事でありながらも自分が信じた事件のストーリーを実証する為にヒョンスを犯人にしようとする悪役(ヴィラン)のような位置づけで描かれているキャラクターなのだが、終始冷徹に描かれ、たとえ口元が笑っていても目が笑っていない、いわゆる「目で殺す」キャラクターをキム・シンロクが見事に演じ切っている。

全く対称的な役柄を演じている彼女だが、どちらの役からも感じられるのは「自立した強さ」と「内心が読めないミステリアスさ」だ。「地獄が呼んでいる」についても地獄に連れ去られてしまうのだが、彼女の素性や宣告を受けた理由についてはあまり多く語られず、もし続編があるとしたら必ず登場する重要な役割を果たしている。

キム・シンロクについて調べてみると、1981年生まれでソウル大学を卒業という高学歴を持ち、2004年から演劇や映画を中心に活動しているが、端役を除くドラマへの本格的な出演は2020年に放送された「謗法(ほうぼう)〜運命を変える方法〜」。39歳でのドラマデビューと意外と遅いが、その後、「怪物」「君は私の春」など数作品に出演後、全世界で視聴1位を取得したNetflixオリジナル「地獄が呼んでいる」とAmazon Prime Video独占配信ドラマ「ある日~真実のベール」への出演で世界から注目を集め、2021年に最も飛躍したホットな役者のひとりと呼べるだろう。

キム・シンロクが出演している「地獄が呼んでいる」(全6話)はNetflixにて全話独占配信中で、最新作「ある日〜真実のベール」(全8話予定)はAmazon Prime Videoにてプライム会員向けに独占配信中だ。こちらは、2021年11月27日から毎週土日に1エピソードずつ追加配信されている。

Netflix「地獄が呼んでいる」
予告動画(Youtube)

Amazonプライム「ある日~真実のベール」
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kandoratop
【作品詳細】【「地獄が呼んでいる」を2倍楽しむ】
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