最終回視聴率11.2%%!「青天を衝け」栄一が語る最期の言葉に視聴者感涙!第41話ネタバレあらすじ
生涯青春の渋沢栄一の人生、ここに完結!栄一(吉沢亮)、最期の演説で国民に語りかけた言葉は母の教えだった!吉沢亮主演、NHK大河ドラマ「青天を衝け」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)12月26日(日)放送の最終回・第41話「青春はつづく」のネタバレあらすじを紹介。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでは全話配信中だ。
幕末から昭和の時代を駆け抜けた実業家・渋沢栄一の生涯を描いた「青天を衝け」が12月26日放送の第41話で最終回を迎えた。2月放送開始という大河としては変則的なスタートを切ったものの、初回視聴率は前回「麒麟がくる」の初回19.1%を上回る20.0%と好発進。その後は13%から15%台をキープし、栄一が慶喜からパリ随行を打診された第21話では16.5%をマーク。途中、東京五輪オリンピックやパラリンピック、さらに衆議院選特番など放送休止や放送時間の変更を余儀なくされたが、物語が明治に入り、栄一が岩崎弥太郎との舌戦を見せた第34話では14.4%を記録、最終回は11.2%%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で終幕した。
最終回では外交問題に揺れる日本の姿と共に、80歳、90歳を超えても前向きで力強い栄一の姿が描かれ大きな感動を呼んだ。栄一役の吉沢亮は体重を8キロ増やしながら晩年の渋沢栄一を好演。老年の栄一は、体はふっくらしているものの眼光は鋭く、首相にもお得意の論舌で軍縮とアメリカでの排日運動反対を唱え、関東大震災では先陣を切って復興の為に尽力した。そして病床から水害に苦しむ中国への義援金を募るラジオ放送では母・ゑいの教えである「みんながうれしいのが一番」と語りかけ、多くの視聴者の心を打った。
残念ながらアメリカでは排日移民法が可決、満州事件がきっかけで中国からは支援を拒否され、またしても栄一の願いは崩れてしまう。しかし彼の物語を振り返れば常に不条理な世の中に悲憤慷慨し、それが原動力となって昭和の時代まで突き進んできた。「青天を衝け」はそんな渋沢栄一と、彼と共に激動の時代を駆け抜けた徳川慶喜や平岡円四郎をはじめとする人々の群像劇が鮮やかに描かれた作品となり、放送終了後のTwitterでは「青天を衝け」がトレンド1 位を獲得。「青天を衝け最高に面白すぎたありがとう」というハッシュタグができるほど感謝と称賛の声が寄せられ有終の美を飾った。
そして「青天を衝け」の次は、源平合戦から鎌倉幕府ができるまでを描く「鎌倉殿の13人」がスタート!第1話は2022年1月9日(日)に放送、権力の座を巡る駆け引きを制した北条宗家の祖となった主人公・北条義時を小栗旬、脚本は三谷幸喜が担当する。「13人」とは源頼朝死後に発足された集団指導体制「十三人の合議制」を構成した御家人たちのこと。「新選組!」(2004年)「真田丸」(2016年)を手掛けた三谷幸喜が贈る予測不可能なエンターテインメントをお楽しみに!
★U-NEXTで放送当日、午後9時から配信★
■最終回(第41話)ネタバレあらすじ
大正8年(1919年)、ドイツの降伏で第一次世界大戦が終結した。日本はパリ講和会議で中国山東半島のドイツの領域を要求したため、諸外国からの警戒が強まり、中国や朝鮮半島では反日運動が激しさを増していた。そんな中、栄一は実業界から完全に引退していたが公衆衛生や都市開発、東京養育院の運営、そして民間外交など精力的に活動していた。そして孫の敬三(笠松将)は大学に通いながら跡継ぎとして栄一の仕事を手伝っていた。
この頃、アメリカのワシントンで軍縮会議が開かれることになり、栄一は今こそ会議に参加し、軍縮と日本移民の排斥運動反対を唱えるべきだと首相の原敬(石丸謙二郎)を説得。そして体調を崩していた大隈重信(大倉孝二)を見舞い、ワシントンへ行くことを告げた。それから栄一は再び渡米し、声高に軍備縮小に賛成し、移民問題の改善を叫ぶのだった。しかし原敬が暗殺される事件が起こり、駐米大使・幣原喜重郎(近藤芳正)は外交問題が危うい時に首相が亡くなったことを悔やんだ。結局、日本は欧米諸国の要求を受け入れ世界は軍縮に向け少し動きだしたが、移民問題は取り上げられることはなかった。そして栄一はその旅の途中で大隈重信が亡くなったことを知った。
大正11年(1922年)、敬三は岩崎弥太郎の孫・木内登喜子(今泉マヤ)と結婚、横浜銀行のロンドン支店で働くため渡英した。そしてとの年の9月1日、関東大震災で明治の時代に作り上げた東京の街は焼け野原となった。それでも栄一は避難者の救護所を開き復旧への支援を惜しまなかった。それから栄一のもとにはアメリカ財界や中国から多くの義援金や支援物資が届き、栄一は築き上げた友情に感動するのだった。
しかし、アメリカで排日移民法が可決されると、日本でも反米感情が高まり、これまでの努力が水の泡となった栄一は落胆した。そして時代はかわり昭和6年(1931年)夏、中国で未曾有の大水害が起こった。日本で中華民国水災同情会が設立されると栄一はその会長に就任、ラジオを通じて募金活動を呼び掛けることとなった。医者から外出を止められていた栄一のために自宅に機材を持ち込み即席のラジオ局が作られた。
そこで栄一は、国民に向かって中国への支援を呼びかけ、「手を取り助け合い、皆がうれしいのが一番なんだ」と自らの思いを届けるのだった。しかし、満州にいた日本の関東軍が満州事変を引き起こした為、同情会の救援物資は受け取ってもらえなかった。その年の11月11日、家族に見守られて栄一は長い眠りについた。跡を継いだ敬三は追悼式で、栄一のことを世間では「近代資本主義の父」と偉人扱いされるが、終生、郷里血洗島の空の下で励む青年のようだったと振り返った。そして「おつかれさん」「よく励んだ」と渋沢栄一を思い出して欲しいと締めくくった。
NHK大河ドラマ「青天を衝け」2021年2月14日~12月26日(日)総合よる8時よりBSプレミアム、BS4Kよる6時より放送。脚本:大森美香、出演:吉沢亮/高良健吾/橋本愛/大島優子/泉澤祐希/笠松将/大倉孝二/和久井映見/小林薫ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_seiten」。
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