無情な恋の果てに怒る龍馬、大河ドラマ「龍馬伝」-NHKオンデマンド
旧友の非常な決断に怒りを爆発させる龍馬―、大河ドラマ「龍馬伝」の第10回「引き裂かれた愛」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円(税込み)。
江戸での2度目の剣術修行を終えた龍馬(福山雅治)に、密かに思いを寄せていた佐那(貫地谷しほり)は自らの気持ちを打ち明ける。しかし龍馬はそれを断り、土佐に戻る。故郷に戻った龍馬は加尾(広末涼子)と再会し、剣術道場を開く夢を語りながら夫婦の約束を求める。加尾はその言葉に感涙する。
その頃、武市半平太(大森南朋)は、朝廷の意向を無視して日米通商条約を締結した幕府の大老・井伊直弼のやり方に反発し、攘夷決行に向けた土佐藩の強化を考えていた。
一方、蟄居の身から返り咲いていた土佐藩内の開国派・吉田東洋(田中泯)は後藤象二郎(青木崇高)に命じて、弥太郎(香川照之)を牢から出し、清潔な身なりとなって郷廻り役として長崎に派遣する。
この東洋の動きを警戒した半平太は、東洋の藩政改革で地位を失っていた柴田備後(北見敏之)に接近。朝廷内で攘夷派の急先鋒として知られる三条実美(池内万作)の動きを探るため、平井収二郎(宮迫博之)の許しを得て、加尾を隠密として送り込もうと決める。半平太のやり方に、龍馬は強く反発するが…。
今回は、龍馬の恋をめぐり事態が急展開する。結婚の約束をし、壮大な夢まで語りながら、それを許さなかった非常な結末は、土佐藩内での龍馬の立場をも締め付ける導火線となっていく。
その旧友・龍馬への非常な決断を下す、半平太の心の中の葛藤を描く大胆な演出は必見。半平太役・大森南朋の、巧みな役の使い分けに注目したい。
「龍馬伝」をもっと楽しむために、ナビコンでは「龍馬伝の特集ページ」を掲載している。
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大河ドラマ・龍馬伝 第10回「引き裂かれた愛」 NHKオンデマンド