「暗行御史~朝鮮秘密捜査団~」第13-14話ネタバレあらすじと見どころ:エルとクォン・ナラ想いが繋がる口づけ
ソ・ヨンの矢に倒れたイギョム(エル/キム・ミョンス)は…WOWOWにて放送・配信中の韓国ドラマ「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」、2022年1月21(金)に放送した第13話「白日のもとに」と第14話「因縁」の詳しいあらすじと見どころを紹介しよう。
「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」は、朝鮮時代の王室の秘密捜査官である暗行御史と御史団が、民衆の無念を晴らすために不正腐敗に立ち向かっていく痛快時代劇。【「暗行御史~朝鮮秘密捜査団~」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレありの詳しいあらすじと見どころ、豆知識、ドラマの見どころなどまとめて紹介している。
■第13話「白日のもとに」
ついにフィヨングン無実の証拠を手に入れたイギョム。だが、再び現れた領相大監キム・ビョングンの刺客ソ・ヨンに射られ倒れてしまう。書状までも奪われそうになったその時、現れたチュンサム、ダインが刺客を倒し、弟イボムとチョン・ゲスによってイギョムは運ばれ一命をとりとめる。御史団は、証拠の書状と証人ソ・ヨンを連れ、漢陽へ向かう。一方、反乱を計画するチョン・ゲスは、観察使が死亡したと知り、新しい観察使が来るまで様子を見ることに。
その頃、宮廷では領相大監キム・ビョングンの手によって、都承旨チャン・テスンの刑が執行されようとしていた。その時「暗行御史のお出ましだ!」という声と共に、死んだはずのイギョムがダインと共に現れ、刑場は騒然とする。「暗行御史の分際で!」というビョングンに「腐敗した役人のいる場所に行くのが御史の使命だ」とイギョム。そこに王が現れ、御史の自決を報告したキム・マニに事情説明を求め、答えに窮するマニに代わって、イギョムが、「全てキム・マニの企みで、イギョムを護送中に殺害しようとし、全羅道の観察使キム・ミョンセ殺害も指示した」と報告する。御史団の策略だと言うキム・マニは、「御史の同行者が男ではなくフィヨングンの娘ヨンシンだ」と、明かす。自らがフィヨングンの娘と名乗るダインは、父の無実を証明する書状を王に差し出す。それが先代王からフィヨングンに託した密書だと認めた王は、「フィヨン君が軍を率いて漢陽へ侵攻する」と進言したキム・ビョングンを詰問する。王の安全のためだと釈明するビョングンに、イギョムは「勢力を強めたフィヨングンを恐れ、彼を自決に見せかけて殺害した」と暴露する。なおもしらを切るビョングンの前に、イギョムは証人としてソ・ヨンを引き出す。フィヨングン殺害の実行犯の彼は全てを認め、マニの失言が致命的となり、王はキム・ビョングンとマニ父子の逮捕を命じる。
イギョムは労をねぎらう王に、「観察使の暴政により飢えている全州一体の民に備蓄米を分か与えてほしい」と願い出、これを了承した王は、ダインにも謝罪し、王族の身分を回復させる。刑場を出たイギョムを追いかけ、「王族という身分に興味がない」というダインに、「与えられた運命を生き、その身分を活かして貧困に苦しむ人を救ってほしい」と、一礼をしてその場を立ち去るイギョム。
ほどなくしてキム・マニは処刑され、先代王の忠臣だったキム・ビョングンは流罪となる。そして、イギョムは吏曹正郎へ、テスンは領議政に昇進し、ダインは王族としての教育が始まるが…。
※吏曹正郎(イジョチョンラン,이조정랑) :行政や文官人事など担当する官庁の部長、正五品。※領議政(ヨンイジョン,영의정): 議政府の最高位である宰相、正一品。詳しくは【朝鮮王朝豆知識】「◆政治機構と官職の品階制度」へ。
王から、ダインの婿選びの相談を受けたテスンは、イギョムに3人の婿候補についての意見を聞く。まさかそれがダインの婿選びと知らないイギョムは、キム・ギョングクを勧めるが、婿選びと知って慌ててギョングクの欠点を並べ立てる。その様子にピンときたテスンは、イギョムのダインへの気持ちを聞き出そうとし、必死でごまかすイギョム。
【拡大して、漢陽(ソウル)と
全州の位置を確認する】全州では民たちに備蓄米が配られイボムは兄イギョムが約束を果たしてくれたと、スネと共に喜ぶ。市場で髪に結ぶテンギ(リボン)を買い求めるが、そこに新しい観察使として赴任してきたピョン・ハクスの行列を見かける。ハクスはかつてイボム達がいた清州で圧制を行い、スネを自分のものにしようとした悪徳役人だった。ハクスの悪行はチョン・ゲスたちの耳にも届いていた。後日、市場でピョン・ハクスの行列を見かけたイボムは、やり過ごそうとするが、民に暴行を加えるのに我慢ができず飛び出し、顔を見られてしまう。窮地のイボムはチョン・ゲスに救われるが、ピョン・ハクスはイボムとの再会を喜ぶ。
※セクシ(색시):市場でイボムがスネのことを“セクシ”と紹介するが、これは“아내(アネ)”や“각시(カクシ)”という言葉と同じ妻という言葉。“각시”に新しいという“새(セ)”がついて새각시となり、縮約されて“색시”となった。
一方、ダインの婿選びが気になるイギョムは彼女の屋敷を訪ねるが、門前払いを食らう。実は、その時、ダインもまたイギョム会いたさに屋敷を抜け出していたのだった。イギョムが諦めて帰ろうとしたとき、帰ってきたダインと出くわし、お互い勘違いしながらも、ついにダインからの告白を受ける。想定外の告白にどぎまぎしながらも、イギョムは言えなかった「暗行御史の任務が終わっても一緒にいたい」という願いを口にする。そして、「なぜ今頃言うの?(私は)はじめからそのつもりでした」というダインに口づけする。
■見どころ
「世の中には、喉の乾きで苦しんでいる人々が大勢いる。 私は彼らに水を与える者だが、お前はその水を奪う者だ。どちらが人らしい生き方か?」漢陽に向かう途中、ソ・ヨンに水を与えたイギョムが口にする言葉だ。この言葉は、ソ・ヨンの心にどう響くのか?
キム・マニの失言はチェ武監の失踪。果たして傷を負ったチェ武監は死亡してしまったのか?
ラスト、ダインとイギョムの勘違い漫才のような告白。「会いたい人はイギョムです」というダインの告白に対して、「私の心の中の蛇使いになってほしい」と返したイギョム。いったい、どんな経緯でこんな奇天烈な告白になったのか?また、イギョムが言いそびれた願いは、6話の賭博場の潜入捜査でダインが「任務が終わるまで一緒にいてください」の返事でもある。
■第14話「因縁」
ダインと想いが繋がったイギョムは、夜間通行禁止令に引っかかって、牢に入れられてもニヤケ笑いが止まらず、翌朝、領議政テスンに叱責されても上の空。ダイムもイギョムを思い出しては笑みがこぼれる。お互いを思いあい、かけがえのない幸せな時間が訪れた2人。イボムたちの暮らす全州も、備蓄米の配給で暮らしぶりも楽になっただろうと楽観視するが…。
全州では新しい観察使として赴任してきたピョン・ハクスが、盗賊を鎮圧する名目で暴政をはじめていた。また、イボムとチョン・ゲスの似顔絵を作って捜索し、陶器村が襲われる。若い女たちが人質に取られ、イボムが役場に出頭しなければ人質を打ち首にすると脅す。一足遅れて村に着いたイボムは、「観察使を殺害する」というチョン・ゲスたちに賛同し、ともに戦うと誓う。
その頃、王宮には全州から2本の上訴が届く。一つは「村を襲う盗賊団を捕えるために兵を送ってほしい」という観察使から、もう一つは「観察使が盗賊を討伐するという名目で暴政を敷いている」というもの。王から相談を受けたテスンは、再び暗行御史を送ろうと考え、イギョムに人選を頼むが、悩んだ末イギョムはもう一度暗行御史の任に就くことを決断する。翌日、ダインに御史になることを告げるが、期待した“求婚”ではなかったことにショックを受けたダインがそのまま立ち去ったために、続きの「今回の任務が終わったら私の妻になってほしい」という肝心な告白はできなかった。
夜が明け、一人全州に向かおうとするイギョムをチュンサムが待っていた。一方、一晩中悩んだダインの元に大提学の子息からの求婚状が届く。申し分のない相手だが…ダインは置手紙を残してイギョムの後を追うことに。
キム・ビョングンの流刑地は全州の近くなので、監視役は全州の監察使であるピョン・ハクス。かつて世話になったビョングンに面会した彼は、暗行御史のために民から税を取り立てることができなくなったと愚痴る。そんなハクスにビョングンは「生きているときは体で、死後は財産を収めさせればよい」と教え、ハクスは奴婢を増やすことを考えつく。そして、ビョングンの住まいを全州に用意する。
※奴婢(ノビ):牛や馬と同じように売り買いの対象とされていた。詳しくは【朝鮮王朝豆知識】「◆身分制度」へ。
全州へ向かう道中、民家に一泊させてもらったイギョムたち。実はそこは立ち寄った者を奴婢にして売りさばこうとしていて、偶然そのことを知ったチュンサムのおかげで命拾いをするイギョム。やっと全州に到着した2人は市場通りで男装のダインを目撃。ダインと口づけしたことをばらされたイギョムは、仕方なく彼女の合流を許す。
一方、ハクス殺害を決心したイボムは、スネに暗殺計画を話し、陶器村の人たちを連れて逃げるように指示する。スネは、テンギ(髪のリボン)をイボムの手首に固く結び、必ず戻ってくるという約束を守ってください、と涙を浮かべ、イボムは約束の口づけをする。
イボムを訪ねて陶器村にやってきたイギョムは、スネから村が襲撃されたこと、イボムが今夜、監察使を暗殺しようとしていることを聞く。ダインをチュンサムに頼んだイギョムは、暗殺計画を防ぐために妓房へ急ぐ。だが、ひと足遅かった。すでにイボムたちは計画を決行し、イボムは逃げるハクスの後を追っていた。追いついたイギョムはハクスを斬り捨てようとするイボムを止める。「民のためにあいつを殺す」というイボムに、「スネにお前を止めるように頼まれた」といい、上訴が届いたことも伝えるが、「兄上は信じてくれといったが、何も変わっていない。これ以上止めるな」と、イギョムに刀を突き付け、ハクスを追いかけようとするが、そこに深手を負ったチョン・ゲスを抱えて仲間たちが現れ、冷静さを取り戻したイボムは、まずはゲスを医者のところへ連れて行く。一方、兵にイボムたちの捕縛を命じたハクスは、イボムが「兄上」と呼んだ言葉を思い出し…。
■見どころ
恋するダインの作ったおにぎりの味やいかに?三度、御史になることを告げる場面。じれったいイギョムの態度に、今回も自ら“求婚”の言葉を口にしてしまったダイン。聞き逃した本物の求婚をダインはいつ聞けるのか?
これまで以上に危険な任務になると考えたイギョムは、同行するかどうかの決断をチュンサムに任せる。イギョムを男泣きさせたチュンサムの行動に注目!
前回、大勘違いからの甘いキスを交わした兄カップル(イギョム×ダイン)対して、弟カップル(イボム×スネ)のキスは悲しく、切ない。
いよいよ次週は最終回。イギョム&イボムは、ハクスをどうやり込めるのか?
■キャスト
ソン・イギョム役:キム・ミョンス(エル/INFINITE)
ホン・ダイン/ホンラン役:クォン・ナラ
パク・チュンサム役:イ・イギョン
他
◇WOWOW「暗行御史<アメンオサ>~朝鮮秘密捜査団~」番組サイト
2021年12月3日スタート 金19:00-21:25 2話ずつ放送
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【作品詳細】【「暗行御史~朝鮮秘密捜査団~」を2倍楽しむ】