【最終回ネタバレ】NHK土曜ドラマ「わげもん~長崎通訳異聞~」第4話 壮多が新たな船出へ!次回作の期待高まる

2022年01月30日10時30分ドラマ
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永瀬廉(King&Prince)が最終回で見せた迫真の演技に視聴者釘付け!伊嶋壮多(永瀬廉)が通詞として新たな一歩を踏み出す爽やかなラストに次回作への期待が高まったNHK土曜ドラマ「わげもん~長崎通訳異聞~」。1月29日(土)夜9時に放送された最終回・第4話ネタバレあらすじを紹介、見逃し配信はNHKプラスにて、全話はNHKオンデマンドにて配信中だ。



永瀬廉が初めて本格時代劇に挑戦したNHK土曜ドラマ「わげもん~長崎通訳異聞~」が1月29日の放送で最終回を迎えた。物語は失踪した父を探して江戸から長崎にやってきた永瀬演じる伊嶋壮多が、そこに住む人々との出会いを通じて成長する様子を軸に、海外との交易があった長崎で活躍する通詞(通訳)たちや外国の血が混ざりながら長崎で暮らす人々の葛藤が描かれた。そしていよいよ大詰めとなった最終回では、通詞をしていた父の謎を知った壮多が、奉行所まで絡んだ密輸の謎に迫った。

永瀬は前回のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の“りょーちん”役で人気を博したが、「わげもん」では優しい青年役が好感を呼び、憂いや鋭さを持った力強い目の演技に注目が集まり演技者としての躍進を見せた。そして、回を追うごとに脇を固める小池徹平の熱演、高嶋政宏の怪演が話題に。ついに迎えた最終回では長崎を出ようとする壮多、神頭有右生(高嶋政宏)の過去、そして通詞のプライドをかけた森山栄之助(小池徹平)の説得など3人の迫真の演技に視聴者も釘付けになった。

さらに最終回では密輸の黒幕であった家老・周田親政が壮多と対峙するシーンで、周田役の武田鉄矢が九州弁を披露。これまで江戸から赴任してきた井戸対馬守覚弘(石黒賢)などにいい顔しか見せなかった周田が、壮多に密輸をバラされると豹変。「他の国から来た者たちから長崎を守るためには金が必要だった」と心の内を九州弁でまくしたてた。福岡出身である武田のあまりの流暢な九州弁にTwitterでは「訛りがリアルすぎる!」「ネイティブすぎてヤバい」と盛り上がりを見せた。

全4回では惜しいほどの内容の濃さに加え、燃え上がる船の中で命を落としたと思われた神頭が生きているという衝撃のラストを受け、視聴者からは「何か続きがありそうな・・・」「これ続編あるね」などの「わげもん2」を期待する声が高まった。そして、長崎に留まり、森山の塾で英語の通詞を目指すことになった壮多。亡き父の思いを胸に前進する壮多の清々しいラストに、次回作への期待を込めずにはいられない幕引きとなった。

■最終回(第4話)ネタバレあらすじ
投獄された壮多の前に行方をくらましていた神頭が突然あらわれ、壮多に「長崎を出ないか」と誘ってきた。神頭の目的は、吉次(サンディー海)のように日本の内情を外国に伝え日本を滅ぼすことだった。しかし壮多は父親のことや殺人の濡れ衣を着せられたまま長崎を去ることはできないとその誘いを断った。すると神頭は周田親政が忠弥(蟷螂襲)とヤンセン(村雨辰剛)を味方につけ抜け荷(密輸)を行っていたことを暴露し、その証拠を壮多に渡すのだった。

翌日、森山は事件の捜査に当たる滝口(平山祐介)に呼ばれて出島へ出向くと、そこには大田崇善(本田博太郎)、清十郎(浅香航大)、トリ(久保田紗友)と共に壮多の姿があった。滝口に通訳を頼まれた森山は、ヤンセンに忠弥が抜け荷に関わっていることを問い詰めると、ヤンセンは罪を認め、さらに忠弥を殺したことまで白状した。疑いが晴れた壮多はトリと共に柳屋へ戻ると、しず(紅壱子)らに温かく迎えられた。

その晩、壮多は決着をつけるために自分に忠弥殺しの濡れ衣を着せた周田に会いに行った。周田は江戸をはじめ他の国からくる武士たちに勝手をさせないために抜け荷で金を得ることが長崎を守るためだと言って、邪魔をする壮多を始末しようとする。そこへ神頭が止めに入り、さらに滝口が駆け付け周田は捕らえられ、その隙に神頭と壮多はその場から逃げだした。その足で、壮多は神頭の船に身を乗り込むのだった。

そして、壮多はそこで神頭の壮絶な過去を聞かされる。昔、神頭は水夫として船に乗っていたが、漂流を繰り返しやっとの思いで日本まで乗せてくれるアメリカ商船に乗り込んだ。他の漂流民と共に5年ぶりに日本に帰れることに喜んだが、日本から向けられたのは大砲だった。母国から向けられた敵意に落胆した神頭は、こうして海洋に現れる外国船に働きかけ、日本の崩壊を目論むようになっていったのだった。その頃、奉行所に呼ばれた森山は、通詞のプライドをかけて交渉役として神頭の船に向かうことになった。

船に到着した森山は、長崎を出ようとする壮多に必死の説得を試みる。さらに、神頭がマカオで聖書を翻訳していた漂流民であることを明かし、船を明け渡して長崎を出るよう迫った。ちょうどその時、奉行所では神頭の船に火薬を乗せた船が近づいていたところを捕らえたと報告が入り、井戸は船を攻撃するか決断を迫られる。そしてついに、森山が壮多を引き留める中、船に火が放たれた。火はみるみるうちに燃え上がり、壮多は森山を迎えに来た船に乗り脱出するが、神頭は船と共に火の中に消えて行った。

それから数日が過ぎても壮多は気落ちしたままだった。そこへ森山が訪ねてきて、壮多が船で失くしたはずの父の手帳を渡してくれた。そこに記してあった父の言葉を胸に、壮多は通詞になることを決意し、長崎に留まることを決めた。そして亡くなったと思われた神頭も、小舟に乗って船を脱出し、命をつなぎとめるのだった。

NHKよるドラ1月8日~1月29日「わげもん~長崎通訳異聞~」。出演:永瀬廉(King&Prince)、小池徹平、久保田紗友、浅香航大、トラウデン都仁、平山祐介、宮川一朗太、髙嶋政宏、本田博太郎、石黒賢、武田鉄矢ほか。NHKドラマ公式Twitterアカウントは「@nhk_dramas」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

NHKよるドラ「わげもん~長崎通訳異聞~」番組公式サイト

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