勤王党結成、一触即発の土佐、大河ドラマ「龍馬伝」-NHKオンデマンド

2010年03月15日18時30分ドラマ
視聴サイトへ

立ち上がる土佐勤王党、その喧噪に龍馬は―、大河ドラマ「龍馬伝」第11回「土佐沸騰」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円(税込み)。

一度は夫婦の約束を交わした加尾(広末涼子)が京へと去り、龍馬(福山雅治)は落胆の日々を過ごしていた。一方、長崎で藩の役目に就いていたはずの弥太郎(香川照之)は金を使い込んでしまい、役を解かれて土佐に戻ってきてしまった。

同じ頃、江戸では朝廷に無断で開国を断行した大老・井伊直弼(松井範雄)が水戸藩士に殺される、桜田門外の変が起きた。武市半平太(大森南朋)はこの事件に刺激を受け、土佐藩を攘夷の急先鋒とし、朝廷を動かして幕府のやり方を問いただそうと考える。半平太の号令に、下士たちも沸き立つ。しかし龍馬ひとりは、半平太の言動に違和感を抱く。

その直後、上士が下士を斬り殺し、その仇討ちで下士の池田虎之進(笠原秀幸)が上士を斬り殺す事件が起きる。怒り渦巻く上士たちに対し、半平太の元に集まる岡田以蔵(佐藤健)ら下士たちも上士たちと戦うと気勢を上げ、両者一触即発の事態に。

息巻く上士たちが集まる屋敷には、藩の参政・吉田東洋(田中泯)が顔を出すが、その前に丸腰の龍馬が単身、姿を現し、話し合いに応じるよう申し出る。一度面識のある両者だったが、龍馬の出で立ちの変化に、後藤象二郎(青木崇高)と半平太との面会を認め、ひとまずことを納めることに。そして龍馬の態度に感心した東洋は、ある話を龍馬に持ちかける。

東洋の提案に悩む龍馬に、今度は半平太の方から、攘夷達成を目的に結成した「土佐勤王党」に加盟するよう誘われる。居並ぶ下士たちの視線を浴びる龍馬は……。

今回は、土佐藩内に沸き立つ上士と下士の対立が一つの転機を迎える段階を描いており、全般的に殺伐としたシーンが展開される。その中にあっての見どころは、吉田東洋に呼ばれた龍馬が東洋と向かい合うシーン。恋人と別れ、人間として大きく変わった龍馬の成長しつつある姿を印象的に描いている。

「龍馬伝」をもっと楽しむために、ナビコンでは「龍馬伝の特集ページ」を掲載している。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」「龍馬伝」各放送回の見どころ

大河ドラマ・龍馬伝 第11回「土佐沸騰」 NHKオンデマンド