【最終回SP・前編】「相棒20」権謀術数が入り乱れる政界で水谷豊と反町隆史が活躍!第18話ネタバレと第19話予告動画

2022年03月10日09時45分ドラマ
@テレビ朝日

杉下右京(水谷豊)のよき相棒である冠城亘(反町隆史)のラストに向けて、壮大なドラマがスタートする!準レギュラー陣が総出演で亘のラストを彩る!テレビ朝日「相棒season20」第19話「冠城亘最後の事件―仇敵」は2022年3月16日(水)よる9時から放送!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)がどこにも属さないことを活かして活躍する「相棒season20」の第18話が3月9日に放送された。ドラマ冒頭で亘が刺される衝撃シーンからスタートする。そして、事件の36時間前にさかのぼる。事件を未然に防ぐために亘が刺されたのだが、その命を救ったのは、事件関係者が書いた詩集だった。

第18話でとりあげられたのは、「貧困ビジネス」だ。生活保護や年金受給者に住まいを与える代わりにその保護費や年金を取り上げたり、借金に追われてどうしようもなくなった人物から戸籍を買い取ったりする現代の社会問題だ。第18話では、戸籍を売ったマキ(太田莉菜)が戸籍を買った後に成功したKAZHO(篠原真衣)をねたんで殺そうとしたのかと思われたが、マキが脅迫者だと思ったKAZHOがマキを刺そうとしたのだった。どちらの女性も恵まれない過去を持ったために、戸籍の売買という手段にでた。ラスト、戸籍がない状態のマキに優しい手を差し伸べていた小料理屋の澄江の優しさに救われる話となった。

3月16日に放送される第19話、23日に放送される第20話は、「冠城亘最後の事件―仇敵」として2週にわたり前後編で放送される。この2話は、「相棒」シリーズでもよくつかわれる政界の黒い闇が舞台となる。そこにいるのは、大物政治家・鑓鞍兵衛(柄本明)、政界への返り咲きを狙う元衆議院議員・片山雛子(木村佳乃)たちだ。そして、鑓鞍兵衛を過去に襲撃した男・京匡平(本宮泰風)と王隠堂家の当主・鷹春(勝野洋)が鑓鞍の命を再び狙っているというのだ。事件を未遂に追えることができるのか?脚本はおなじみの輿水泰弘が担当する。

長くつづいた相棒の撮影後はしばらく休養をとるかと噂されていた反町隆史だが、2022年4月スタートのWOWOWの連続ドラマ「今どきの若いモンは」に主演する。1話約8分×全22話で、放送は各回30分で3本立てという新スタイルに挑戦してゆく。

■前回:第18話ネタバレあらすじ
亘(反町隆史)が飛び出す―――そして、ナイフを手にした女の前に立ち塞がった次の瞬間、胸を突き刺されてしまう。

その36時間前。今後の捜査方法としてのAI活用の研修の帰りに街を歩いていた右京(水谷豊)と亘は、踏切前でうつろな目をした女性を見掛ける。電車に飛び込むのでは?と心配したが、それはなかった。心配になった二人は女性の後を追う。すると、マキ(太田莉菜)というその女性は、『千里一歩(せんり・かずほ)』というペンネームで、手作り詩集の路上販売を始めた。そこに、カタギとは思えない風体の男が近づいてきた。聞き耳を立てると、どうやら男は出所間もないヤクザ者らしい。右京は、民事不介入を訴える亘を説得し、マキを尾行する。

彼女が血相を変えて手にした雑誌には、KAZHO(篠原真衣)という気鋭のデザイナーの特集記事が掲載されていた。マキはその記事をみて「私は惨めな思いをしていたのに…」となにやらその記事の女性を恨んでいるようだった。そして、ネットカフェに向かうと、KAZHOについて調べ始めた。

詩集を買った右京はその詩集をこでまりの女将(森口瑤子)に渡す。真理はその詩を呼んで涙ぐんだ。その誌は、名札のない自分を憂う詩だった。また右京はその詩から赤羽という地名を連想し、店の名前を類推するとその小料理屋に向かう。さらに、角田課長(山西惇)に、マキに声をかけていたヤクザ風の男を探してもらうように依頼した。

右京が赤羽の小料理屋にゆくと、そこの女将・澄江が前日に病死していたことがわかる。二階を調べるとマキが詩集を印刷するのに使っていたガリ版なども見つかった。そこに角田から連絡が入りヤクザ風お男が大倉といって貧困ビジネスで儲けていたことがわかった。伊丹(川原和久)たちとともに大倉の元へ向かった。大倉はマキから戸籍を買い、KAZHOにその戸籍を売っていたことを認めた。

亘はマキの行動を追っていた。マキはKAZHOの事務所に連絡をいれ、KAZHOの帰りの時間を聞いていた。さらにホームセンターで凶器となるようなナイフを購入していた。

マキはKAZHOに連絡をとり、公園に呼び出す。KAZHOは大倉からも脅迫を受けていたので、マキも同じだと思った。マキは幼少時に父親が死に、16歳で母親が死んだあと、男に騙されて多額の借金を追っていた。KAZHOは、母親に虐待されて育ち、服のデザインをすることだけが楽しみな日々だった。ある日母親が死んでいたので、なにもせずに逃げだした。そして、自分を変えるために、千里一歩という戸籍を買ったのだった。マキは自分の名前で活躍するKAZHOが許せないと思っていた。KAZHOは脅迫されるのが怖くてマキを刺そうとしたのだった。

公園に呼び出されたKAZHOと待ち受けるマキの前に、亘が飛び出した。ナイフを刺したのはKAZHOだった。胸にナイフがささったが、マキから買った詩集が内ポケットに入っていたため軽症ですんだ。

戸籍を売ってしまったマキは、戸籍がないとなにもできず困り果てて死のうとしたところを澄江に助けてもらったのだ。そして小料理屋を手伝う仕事をもらい、住まいも与えてもらった。澄江は自分が死んだあとに、財産を残し、店を続けてほしいとマキに遺言を残していた。

■第19話あらすじ
特命係の杉下右京(水谷豊)は最近、冠城亘(反町隆史)に恋人ができたのではないかと思っていた。 “野暮用で”と言って青木年男(浅利陽介)との約束を2度もすっぽかしていたのだ…。

同じ頃、8年前に大物政治家・鑓鞍兵衛(柄本明)を襲撃した京匡平(本宮泰風)という男が出所し、再び鑓鞍を狙っているという情報が浮上する。法務省法務事務次官・日下部(榎本孝明)や内閣情報調査室トップの美彌子(仲間由紀恵)が状況の把握に乗り出す。

昔、鑓を襲った時の京の動機は、世話になっていた王隠堂家の長男が、鑓鞍の差し金で選挙戦に敗北し、失意のうちに事故死した件を、逆恨みしてのことだった。いっぽう、鑓鞍は総選挙を控え、国会議員への返り咲きを狙う片山雛子(木村佳乃)に対し、自ら刺客となるべく選挙区の“国替え”準備を進めていた。一連の経緯に興味を持った右京と亘は、独自に動き始める。

そんな中、王隠堂家の当主・鷹春(勝野洋)が、京と共謀して鑓鞍襲撃計画を練っていることを察知した鷹春の娘・美馬(酒井美紀)が、警察にそのことを相談する。それを知った鷹春は激怒し暴力をふるい、鑓鞍襲撃計画が信憑性を増し、鑓鞍の警備も厳重になるが、鑓鞍はなぜか、8年前の事件で鑓鞍を守り、重傷を負った警視庁警備部の津崎真茅(野波麻帆)をSPに指名する。

テレビ朝日10月13日スタート「相棒 season20」。出演:水谷豊/反町隆史/森口瑤子/川原和久/山中崇史/篠原ゆき子/山西惇/浅利陽介/田中隆三/神保悟志/小野了/片桐竜次/杉本哲太/仲間由紀恵/石坂浩二ほか。番組公式Twitterアカウントは「@AibouNow」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「相棒 season20」番組公式サイト
テレビ朝日「相棒 season20」番組公式Twitter @AibouNow
テレビ朝日「相棒 season20」番組公式Instagram

【2022年冬ドラマ一覧】【関連記事・各話のあらすじ】