韓国ドラマ「39歳」第9-10話あらすじ:ソン・イェジンが実母の本性に衝撃を受ける!イム・シワン特別出演|予告動画と見どころも紹介
Netflixで独占配信中のソン・イェジンとチョン・ミド、キム・ジヒョンが描くアラフォー女子の人生ドラマ「39歳」、第8話では実母との面会を果たしたソン・イェジンが突然泣き出すところで幕を閉じた。気になる第9-10話あらすじと見どころを予告動画と一緒に紹介しよう。
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「39歳」は40代を目前に控えた仲良しアラフォー3人組の友情と恋愛、そして人生を深く掘り下げた現実的な恋愛ヒューマンドラマだ。
●【関連・各話のあらすじ】
JTBCが公開している予告映像もあわせてご覧頂くと作品の雰囲気や魅力が掴めるはずだ。
■第9話「めぐる千夜」
周りの支えもあって勇気を出して刑務所を訪れたミジョ(ソン・イェジン)はこれまでずっと気になっていた実の母親と初めて対面するが、「久しぶりね」とまるでしばらく会ってなかっただけのように嬉しそうに振る舞う実母の一言一言に深く傷ついて面会室を飛び出してしまい、「実母に会った」と報告しようと訪れた実家では結局言い出す事はできなかったものの今の家族との温かい時間を送る。
チャニョン(チョン・ミド)は突然、自宅を訪れた両親に困惑しながらも嬉しくて抱きつく。ある日、ジンソク(イ・ムセン)の妻ソンジュ(ソン・ミンジ)からジンソクとの結婚のいきさつを聞かされ、ジンソクがずっとチャニョンを想い続けていた事を知る。それでもジンソクと一緒にいられる時間が残りわずかなチャニョンはジンソクに離婚をするなと説得するが、ジンソクの懺悔と涙に「離婚して私と一緒にいて」と告げる。
ソヌの父に呼び出されたミジョは施設育ちの自分を快く思わない父から別れて欲しいと頼まれるが、少なくともこの事で別れる事はないと冷静にきっぱり反論する。それを知ったソヌは病院を午前診療のみにしてミジョを海に連れ出し指輪をプレゼントする。
ヒョンジュン(イ・テファン)とのデートのチャンスを差し置いて、チャニョンの呼び出しに駆けつける。チャニョンは人生で最後に一緒に祝える母の誕生日の為にオーダーメイドのケーキを注文するが、プレゼントを選んでいる最中に倒れてしまう。ケーキの受け取り時間に間に合わず悔し涙を流すチャニョンのもとに駆けつけたジュヒとミジョ。「ケーキをどうしてもゲットしたいか」という提案に驚く二人だが、次の瞬間、3人はある覚悟を決めてレンガを握りしめていた…。
■第9話見どころ
前週まで親と子のいざこざを中心にシリアスに描かれてきたのと比較すると、だいぶコミカルさが戻ってきた第9話。実母の罪悪感を感じさせない発言にソン・イェジンが大泣きする一見シリアスなシーンでも「二重整形したかって聞かれた…」というセリフには整形手術が盛んな韓国らしいユーモアが詰め込まれていた。
サブタイトルの「めぐる千夜」については冒頭で描かれた幼い頃のミジョと今の家族の出会いの場面で明かされた。二回養子縁組を解消されてまた捨てられる事に怯えていた当時のミジョが「何日寝たらまた戻されるのか」と質問したのに対して「いくつまで数えられるか」と聞き返した育ての母。1,000と答えたミジョに対して「千夜寝て、また千夜寝て、更に千夜寝て、それでもまだ居たかったら一緒に暮らそう」と指切りをする姿が温かく感じられ、実母と会って傷ついたミジョをも一瞬で大爆笑させてしまう愛と温かさに溢れる今の家族の姿が印象的だった。
他にも突然訪れた両親に驚きながらも嬉しいサプライズだと抱きつくチャニョンや、ミジョの実母についてずっと言い出せなかった母親を労ってあげるジュヒなど、お互いを想い合う親子の絆が印象的に描かれた反面、ミジョを呼び出して息子と別れて欲しいと頼む非情なソヌの父親や、罪悪感を感じさせないだけでなくお金目当てにミジョに連絡をしてきた服役中の実母など視聴者をモヤモヤさせる親の非常識な態度が強調して描かれた。
これまで視聴者をモヤモヤさせてきたジンソクの妻ソンジュはチャニョンのもとを訪れて、息子の親権を譲るように説得して欲しいと頼み込む。突然家に押しかけてきたり、罵声を浴びせたり、親に不倫を密告するなどかなりのくせものだったソンジュが突然態度が丸くなったのはやや不自然さは感じられたものの、ジンソクがなぜチャニョンを選ばずにソンジュと結婚したのかが物語の流れを邪魔せずに語られた。
後半に入り、少しずつ気になっていた伏線が回収される中、ロマンスやコミカルなシーンも再び登場し、指輪を渡したヨン・ウジンに対して「サイズが合わなかったら考え直すわよ?」「決め台詞に磨きがかかってきたわね」と微笑むソン・イェジンのしぐさや会話にはユーモアが盛り込まれ大人の恋愛が描かれた。また、母親の為に買ってあげられる人生最後の誕生日ケーキを時間通りに受け取れなかったチャニョンの為に、レンガでケーキ屋のドアを粉々に砕く3人の姿や、店主との示談交渉が丸く収まった後に屋台で酒を飲みながら他愛もない会話をする様子はまさに韓国版「セックス・アンド・ザ・シティ」を観ているかのような微笑ましい気持ちにさせてくれた。
■第10話「結者解之:問題は起こした本人が解決すべきだ」
チャニョンが出演する映画の撮影が始まるが、脇役なのに立派なフードトラックが用意され、仕事を休んで応援に駆けつけたミジョとジュヒに呆れるチャニョン。ある日ジンソクから妻と息子が離婚後にイギリスに渡ると聞いて息子のジュウォン(キ・ウニュ)に絵本をプレゼントした。
ミジョの病院を度々訪れていた怪しい男が遂にミジョに接近し、実母が自分に借金を返済させるつもりだと知ったミジョは傷ついて怯えるが、姉ミヒョンはジュヒとチャニョンを呼び出し、ミジョが実母と会ったと知る。ミジョは今の家族が実母からお金を要求されていた事を知って更に傷つくが、家の前で待っていてくれたソヌのおかげで笑顔を取り戻す。
母親がミジョの実母と電話で言い争っているのを聞いてショックを受けたジュヒはミジョを呼び出して、いつもチャニョンとミジョ二人で悩んで最後に知らされる事に対する不満をふちまけて、チャニョンが居なくなった後、ミジョと二人で仲良くしていけるか不安だと涙し、ミジョは再び傷つくが、その夜、突然チャニョンを連れてジュヒの実家を訪れ、母親が独りで抱え込んでくれたおかげで私達は楽しい思い出がたくさんできたと母を労い、ジュヒとの関係も修復した。そして、実母との因縁にケリをつける為にミジョは単身、実母のいる刑務所に乗り込む…。
■第10話見どころ
冒頭は前回ラストのケーキ屋襲撃(?)事件がネット上で美談として反響を呼んで当事者の3人が困惑するというコミカルな展開だったが、中盤からはミジョの実母が送り込んだ借金取りを発端にミジョの心の葛藤がメインに描かれた。
実母に借金取りを送られただけでなく、今の家族にもお金を要求されていたと知って傷つき、ジュヒにも二人だけで仲良く出来るか不安と言われてしまい、ショッキングな出来事が連発する中でも、育ての母への申し訳無さと感謝を感じて涙で抱き合う温かい場面や、元気づけてくれたソヌと二人で爆笑する表情、ジュヒの自宅で和解したものの、大泣きして鼻をすするジュヒにドン引きする表情などソン・イェジンの豊かな表情が詰め込まれていた。そして、最後に意を決して颯爽と刑務所にやって来たソン・イェジンの表情からはクールさも感じられ、非常識な実母に対してガツンと言って視聴者をスッキリさせてくれるのではないかと期待を抱かせてくれる。
仲良しのグループだからこそ、そのうちの誰かが居なくなった時に、この先も残されたメンバーで上手くやっていけるのだろうかというジュヒの不安も共感を抱けるエピソードだったのではないだろうか。
作中のセリフにもある通り、チャニョンがいつまでも生き続けるのではないかと期待してしまう中、残すところ2話のみとなり、次回予告では3人が植物園で写真を撮り合い、雪の舞うロッジで男性陣もあわせて6人で幸せな時間を過ごす様子が描かれる反面、痛みに苦しむチャニョンや、涙しながら病院に駆けつける二人のシーンが登場した。
別れの時が近づいているという現実を見せつけられる予告動画。3人の友情と恋愛の先にはどんな結末が待っているのか、次週放送されるラストからも目が離せない。
ところで女優の夢を実現することになったチャニョン(チョン・ミド)の初撮影現場に繰り出したミジョ(ソン・イェジン)とジュヒ(キム・ジヒョン)が見惚れたキラキラ・トップスターは、「ミセン-未生-」や「太陽を抱く月」のイム・シワンだ。撮影を終えて、温かい眼差しと抱擁で挨拶を交わす師匠チャニョンと弟子イム・シワンの姿に胸を熱くなる。
40歳を手前に等身大の彼女たちが女同士の友情や大人の恋愛を描く「39歳」はJTBC水木ドラマとして放送され毎週Netflixでも新エピソードが独占配信されている。
■スタッフ
演出:キム・サンホ
脚本:ユ・ヨンア
原題:서른, 아홉
■キャスト
チャ・ミジョ役:ソン・イェジン
チョン・チャニョン役:チョン・ミド
チャン・ジュヒ役:キム・ジヒョン
キム・ソヌ役:ヨン・ウジン
キム・ジンソク役:イ・ムセン
パク・ヒョンジュン役:イ・テファン
■放送予定
放送開始:2022年2月16日〜
エピソード数:全12話
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◇JTBC公式ページ
【作品詳細】【「39歳」を2倍楽しむ】