【最終回ネタバレ】11.1%で全話2桁を記録!菅田将暉は永山瑛太とどこに向かう?「ミステリと言う勿れ」続編に期待!

2022年03月29日10時40分ドラマ
@フジテレビ

犬堂我路(永山瑛太)は愛珠(白石麻衣)の死の真相を知るために久能整(菅田将暉)に愛珠の指輪を託した!菅田将暉もフジテレビも続編希望で幕を閉じた!関連動画はフジテレビ公式YouTubeチャンネル、全話配信はFODにて。



田村由美原作の大人気漫画『ミステリと言う勿れ』をドラマ化したフジ月9「ミステリと言う勿れ」の最終回・第12話が3月28日に放送された。2022冬ドラマは北京オリンピックの放送などで通常の話数がないドラマも多い中、12話まで放送されたことに視聴者も喜んだ。視聴率は、初回から好調に13.6%、12.7%、13.2%、13.3%、10.0%、10.2%、12.3%、10.2%、11.6%、12.0、11.1%と推移し、最終回は11.2%と全話2桁という好数字をたたき出した。(ビデオリサーチ社調べ、関東地区、世帯)

人気漫画のドラマ化ということで登場人物の配役が決まる度に「イメージ通り」「全然違う」などの論争も巻き起こったり、ゲストの豪華さも驚かれたが、なんといっても、最終回の終わり方がまた視聴者を驚かせるものとなった。第2話で犬堂愛珠(白石麻衣)が殺され、その兄である犬堂我路(永山瑛太)が事件を解決するためにバスジャックを起こしたり、その事件が起きている裏で発生している連続女性殺人事件の犯人・ジュート(北村匠海)が愛珠と関係があったり、放火殺人を犯している井原香音人(早乙女太一)は久能整(菅田将暉)の唯一の友達となったライカ(門脇麦)に頼まれて殺人を犯していたりと入り組んだ内容となっていた。ラストで連続殺人事件にも片がついたが、整のもとに送られた愛珠の指輪を前に「整くん、君の協力が必要なんだ。一緒に行こう」と我路がいうシーンでラストとなった。愛珠の事件の真相は続編なのか映画化なのか、配信なのか?と視聴者を混乱させて終わった最終回となった。

撮影を終えた菅田将暉のコメントが番組公式サイトに掲載されている。撮影となった部屋にはドラマで共演した岡山天音、伊藤沙莉とともに10年前にオーディションを受けに来た部屋だと懐かしみ、「撮影が終わって今はちょっとホッとしていますし、どんな出来上がりになるのかを本当に楽しみにしています。個人的には、続編を希望していますので、心身共に整えてオファーを待っています。皆さん、お疲れさまでした!」と言葉を結んだ。

■DVD&Blu-ray発売&視聴者プレゼント
「ミステリと言う勿れ」のBlu-ray BOX・DVD BOXが8月3日に発売となる。複雑に入り混じった事件をもう一度じっくりと見たい人にお薦めだ。発売を記念してそれぞれ5名のプレゼント企画が番組公式サイトで実施されている。

■第12話あらすじ
美術展を見終わった久能整(菅田将暉)は東京へ帰る新幹線に乗車する。買った駅弁を食べようとしたその時、隣席に美樹谷紘子(関めぐみ)が座ってきた。弁当を食べ終わり、うたたねから目覚めた整が、リクライニングされた座席からふと隣席を見ると、紘子が手紙を読んでいた。その便箋を見た整は思わず“な、ご、や、に、は、く、る、な”と口にする。整は文章ではなく、イラストの頭文字を並び替えたのだと教える。紘子は他の手紙があり、どの手紙にもイラストが描いてるといってほかの手紙も整に見せはじめ、自分の過去を語りだした。

紘子は両親を幼い頃に亡くし、亡き母の親友が引き取って育ててくれた。最近になり紘子は育ててくれた母のクローゼットに古い手紙が隠してあるのを見つける。それが、今読んでいた手紙で父が今の母に宛てたものなのだ。両親は亡くなったと聞いていたが、父の手紙は紘子を返して欲しいと訴えていた。手紙に書いてあった住所に、紘子が手紙を出してみると返事が来た。もうすぐ結婚する紘子は結婚式にでてもらいたいために、父に会いに名古屋に向かっていたのだった。整と紘子が解読すると、「ぼうりょく」「あばれてる」「しんじるな」などと物騒な言葉が並んでいる。ずっと以前の手紙も見てみると「ひろこ、頼む」「紘子、守って」「ありがとう、サキ」という言葉だ。サキというのは育ててくれている母親だという。

そんな二人の様子を見ながら所税(高畑淳子)という女性が徐々に席を移り近づいてきた。実はその女性は、紘子の育ての親のサキだった。紘子にも話していなかった過去が明らかになった。紘子の父親はDVが激しく、母は耐えていたが、暴力が紘子に及びそうになったのでサキに預けたのだった。父親が書く手紙にサキへのメッセージを入れるためにイラストを描いていた。母親とサキは幼馴染で小さい頃からイラストで言葉を伝えあう遊びをしていたのですぐに通じたのだった。そんな風に父親を恐れていたが、あるひぽっくりと亡くなったという。しかし、母親は長年の虐待の末に精神を病んでいたので紘子と暮らすことができなかったという。今来ている手紙は母親が書いているのだ。

整の助言もあって、結婚式のバージンロードを実の母とサキと3人で歩きたいと紘子は話す。そして、一つ解読できていなかった手紙のイラストを「紘子、幸せで」と解読してほっとした。しかし、整はそのメッセージではなく「ふたりでころした」と読んだ。サキに伝えるが、紘子が「幸せ」と読んだならそれでいいではないかという。整はその時、仲良くなった犬堂我路(永山瑛太)のことを考えていた。

その頃、我路やいとこたちは風呂光聖子(伊藤沙莉)、猫田十朱(松本若菜)を助け、辻浩増(北村匠海)を自分たちの隠れ家であるヨットに連れて行った。浩増は我路の目をみて、誰か殺したことがあるという。我路は愛珠(白石麻衣)を殺した煙草森(森下能幸)を殺していたのだが、「あれは人間じゃない」と言い切る。そして、浩増の話が始まった。

浩増は連続殺人犯の羽喰玄斗(千原ジュニア)と17人目の被害者、辻十岐子の子供だ。玄斗とは一緒に暮らしていなかったものの、家に来た時は浩増のことをいたくかわいがってくれた。玄斗は浩増が女の子だったら芥川龍之介「地獄変」で焼き殺される娘を描く心境が味わえたのになどと言うので、ひらひらとしたドレスを着て玄斗を喜ばせていた。それが女装のきっかけだという。浩増という名前は、黄麻に通じて、それはジュートにつながるから、秘密の名前だといい、「十」の文字はあらゆるシンボルの基本だという。

父親がある日いなくなった。それは刑事・霜鳥(相島一之)も怪我を負った事件の後だ。殺されたと信じている浩増はある日見かけた霧島の後をつけ、霧島の別荘の庭に骨を見つける。警察になんどいっても取り合ってもらえないので、連続殺人をはじめ、玄斗を思い出してもらおうとしたのだ。そこでシンボルである「十」の字が付く人を交差点の「十」に絡めて殺した。実は、玄斗がいなくなってから母親は狂ったように毎日「殺してくれ」と言っていたので、子供だった浩増が殺した。そして、その凶器を保管していたので、現代の殺人にその凶器を使えたのだ。

そこまで話したとき、浩増は苦しみだした。我路が出したスープに薬が入っていた。我路は浩増を許すことはできず、意識を失った浩増を港に括り付けた。浩増は警察に捕まった。取り調べを受けていると、亡くなった元刑事・牛田(小日向文世)から玄斗の捜査資料やボールペンが届き、浩増は涙を流した。

浩増はカウンセラーからもらった指輪を持っていたが、愛珠も月岡桂(森岡龍)と出会って立ち直ろうとして、浩増に紹介してもらったカウンセラーにかかっていたのだ。月岡に会い、寄木細工の箱をあけてもらうとそこに指輪が入っていた。

愛珠の死の真相を整に解いてもらうために、我路は入院している整に花を贈り、その中に指輪を入れた。我路は「整くん、君の協力が必要なんだ。一緒に行こう」という言葉を整に掛けた。

フジテレビ1月10日スタート「ミステリと言う勿れ」。出演:菅田将暉、永山瑛太、門脇麦、伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆、鈴木浩介ほか。番組公式Twitterアカウントは「@not_mystery_」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

フジテレビ「ミステリと言う勿れ」番組公式サイト
フジテレビ「ミステリと言う勿れ」番組公式Twitter  @not_mystery_
フジテレビ公式YouTubeチャンネル
FOD「ミステリと言う勿れ」配信サイト

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