NHK「七日の王妃」第12話あらすじと見どころ:結婚と微かな不安が現実に…
韓国ドラマ「七日の王妃」(全20話)はパク・ミニョン×ヨン・ウジン×イ・ドンゴンの切ないラブ史劇!NHKBSプレミアムにて次週6月26日曜午後9時から)放送の第12話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、番組公式サイトに予告動画とヨン・ウジンのコメント動画が公開している。
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:韓国語)| 字幕放送有り][ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:韓国語)| 字幕放送有り]
※8月28日からは中国ドラマ「上陽賦 運命の王妃」を放送⇒放送情報(6/18)
「七日の王妃」は、2人の王に愛されながら、わずか七日でその座を追われた王妃の愛と涙の物語。【「七日の王妃」を2倍楽しむ】には、時代背景や実在の人物紹介、ドラマの見どころ、インタビューなどをまとめて紹介しているので視聴の参考にどうぞ。
■キャスト
チェギョン役:パク・ミニョン/声:ブリドカット セーラ 恵美
子役:パク・シウン
イ・ヨク/普城大君(チンソンテグン)役:ヨン・ウジン/声:西健亮
子役:ペク・スンファン
イ・ユン/燕山君(ヨンサングン)役:イ・ドンゴン/声:高橋英則
子役:アン・ドンギュ
ソノ役:チャンソン[2PM]/声:岩中睦樹
子役:チェ・ミニョン
他
■第12話「結婚と微かな不安」
晋城大君イ・ヨクはチェギョンのもとに駆け付け、腕のけがを隠しながら婚礼の儀を挙げる。だがチェギョンはヨクの袖口を汚す血を見逃さなかった。その様子を見守る大妃と燕山君、王ユン。
義父となったシン・スグンはヨクにこの婚礼が政略婚姻ではないことを願い、自分の婿として、チェギョンの夫、王の弟としてだけ生きてほしいと頼む。その頃、チェギョンは大妃の前にいた。大妃の目に自分への怒りを認めたチェギョンは、同じ過ちを繰り返さないので、どうぞかつての怒りを収めて、憎しみは水に流してほしいと頼む。そんなチェギョンに「女は三界に家無し」の教えを説き、今後は父シン・スグンではなく夫であるヨクに従って生きる、と約束させる。
王ユンの真の狙いがソノと彼の父マッケだと気付いた大君は、式が終わるやいなや質屋へ。ソノが無事戻ってきたことでホッとしたヨクだが、マッケは密旨についても何も話さず、ソノが食糧調達に出た間にm手紙を残してまた姿を消したと聞く。
大妃は怪我をした王ユンを見舞うが、ユンは狩りに行ってケガをしただけと話し、大妃の手当てを拒絶して冷たく追い払う。大妃から王のケガを聞いたパク・ウォンジョンは、王付きの尚宮を買収したので様子を見ようと提案する。
ひとり残されたチェギョンを訪れたユンは、「ヨクは今後も怪我をするだろう」と薬を渡す。ユンの頬の傷に気づき、兄弟げんかをしたのかとのんきに話すチョギョンを鼻で笑い、ヨクも怪我をしたのかと探りを入れるが、知らないそぶりをするチェギョンに間者であることを念押しする。そして昨夜質屋に行ったときにはヨクはいなかったのに、しばらくしてヨクが出てきたと、質屋を怪しみ、何か隠していないかと問う。
夜遅くに帰宅したヨク。チェギョンは怪我の原因をごまかそうとするヨクにどんな話でも信じると伝え、王が届けてくれた薬で手当てするが、質屋が怪しいという燕山君の話が気になって仕方がない。大妃に夫婦の床入りは決められた日だけにと言われたと、理由をつけて乱暴に布団の用意をするチェギョン。自分の部屋に戻ろうとするチェギョンを引き留める。ヨクに抱きしめられながらも、ヨクに騙されているという王の言葉を、「騙されているのではなく、真実を話してくれるのを待っている」と自ら言い聞かすが、不安はぬぐいされない。
密旨の在処を知るマッケは王ユンに捕らわれ酷い拷問を受けるが、沈黙を貫く。しかしソノを殺害すると脅され、密旨は女人の体に刻んであると手掛かりを話してしまう。マッケの息子を思う父の情を利用しながらも、自分を嫌い密旨を遺したわが父・先王と比べて憤り、マッケを殺害する。マッケは「だから王様は、王になってはいけないのです」と言い残して絶命する。帰路、ユンは親子仲睦まじく夜を過ごす民たちを見て、この村一帯で狩りをすると言い出す。
朝廷ではユ・ジャグァンの弾劾について論議される。漁民から海産物を強奪したという証言もあり、王ユンはシン・スグンに罪状に照らした罰を確認、スグンは官職はく奪の上、杖刑と流刑を示す。どちらかを選べと迫られ、仕方なく流刑を選ぶ。このユ・ジャグァンこそが、イム・サホンの次に不正が多いだろうとヨクたちが抱き込もうと、目をつけていた大臣だ。シン・スグンはユ・ジャグァンの罪を知らせたのがウロンガクシだと知る。さらに権力者の不正を暴く貼り紙出ていることも知る。飢饉のとき、民を助けたのは王でも大臣でもなくウロンガクシ。すでに民たちはウロンガクシの言葉なら何を言っても信じるまでになっていた。
イム・サホンもまたウロンガクシの噂を耳にしており、彼らの出没が、ヨクが都に戻った時期と重なっていると、シン・スグンに告げる。何か知らないかと探りを入れるサホンに、「そなたが最近王の判断を鈍らせ愚君にしようとあがいていることを知っている」と、自重するよう忠告する。
ヨクはウロンガクシとなれば、縁続きになったシン家も危ない。妹である王妃もそれを案じる。シン・スグンは自分が措置を執るので王妃は決して関与してはいけないと釘をさす。
チェギョンは差し入れの酒を持って質屋を訪れ、ヨクと友人たちにふるまう。
酒を飲みながら2人が一緒にいるのが気になって仕方がない王ユン。夫婦は憎しみ合い、不幸なものと言うのには、王亡き母王妃であるの不幸な結婚生活になった。父である先王が、側室(今の大妃)を寵愛するあまり、やきもちを焼いてユンが病気と偽って、寝室に乗り込んだのだった。ユンはそれが恥ずかしく恨めしかった。だが、亡き母も愛する人に愛されたかった。王妃である前に愛する夫の妻でいたかったのだと。ユンは王として生きたいのか、チェギョンの男として生きたいのかと、弱音を吐く王をそばで見つめる側室チャン・ノクス。
そこにイム・サホンが先王を世話していた宮女たちを連れてくる。体に刻まれた密旨を捜すためだが、下着姿にした宮女の一人にチェギョンの面影を見たユンは、させられユンは、その宮女と夜伽をすると言いだす。そして宮女の膝を枕に眠る。
その頃、ソノたちが酔いつぶれヨクが追加の酒を買いに出たすきに、秘密を通路を捜すチェギョン。だが夫を疑う自分に嫌気をさす。戻って来てその様子を目撃したヨクは、黙ってチェギョンを抱きしめ、チェギョンは泣きながら「このまま2人で居昌で暮らせないか」とお願いする。そうしようというヨク。ヨク夫婦が家に戻った後、ミョンヘが質屋の店先に捨てられていたマッケの遺体を発見する。
一方、帰宅したヨクはマッケが教えてくれた「密旨」ではなく、そのヒントとなる「密遺」を思い出していた。マッケが言うには、ヨクが生まれてすぐ「密遺」は作成され、隠密に保管せよと命じられ、ヨクが成人になったその時に手にできるように。その密遺は女人の体に入れ墨されていると。ヨクと共寝をする覚悟のチェギョンがお湯から上がって部屋に入るが、そこにマッケの遺体が質屋の前に置き去りにされたと報告に来る。
翌朝、ヨクたちはマッケの墓を作って、ソノが父との別れをする。マッケを守れなかったと謝るヨクに、ソノは「父のような人が二度と出ないように、早く王になってください」と訴える。その頃、チェギョンは質店の前で血の痕を発見し、誰もいない質店にカギを壊して入り込み反乱が計画されている証拠と『殺生簿』を見てしまう。その殺生簿には…。
■見どころ
ニコニコ顔の愛らしい新婦チェギョンだが、婚礼の途中で新郎ヨクの怪我に気づいてしまう。流れる血を隠して固めの盃を口にするヨクを見つめる王ユンの目が鋭い。
恐ろしい戦いが水面下で始まったが、初夜から出かけた新郎を出迎えるチェギョンの可愛い嫌味と手当て、そして「私のためにけがをしないで…」の言葉に新婚らしいラブラブぶりが見てとれる。それにしてもチェギョンの乳母は、口は悪いが実に気が利く(笑)。夫婦の夜伽の指南もする。演じたのは、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」でヒロインのイジワルな叔母を演じたヨム・ヘラン。
息子を思う愛情からついに密書の手掛かりがマッケの口から語られる。女人の背中に入れ墨で秘密を託すと聞けば「ペクドンス」を思い出す方もいるのでは?
◇NHK「七日の王妃」番組公式サイト
2022年4月10日スタート 日21:00~22:00
【作品詳細】【「七日の王妃」を2倍楽しむ】