韓国ドラマ「太宗イ・バンウォン(原題)」第9話・第10話あらすじ:イ・ソンゲ王になる!悲劇の始まりは世子選びから

2022年11月07日09時00分 
(2022年11月07日18時07分 更新)
ドラマ
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ついにイ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)が王になるが…KNTVで日本初放送の韓国本格時代劇「太宗イ・バンウォン(原題)」(全32話)11月6日(日)の第9話と第10話の詳しいあらすじと見どころをご紹介、日本版予告動画も番組公式サイトで公開している。

詳しいあらすじを知りたくない方は、見どころと※豆知識をご覧になって、あらすじは確認用にどうぞ。また、次の土曜日に再放送するので、見逃した方はチェックをお忘れなく!

「太宗イ・バンウォン(原題)」は朝鮮王朝の礎を築いた第3代王“太宗”となるイ・バンウォンの生涯を新たな視点で描く本格時代劇だ。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころ、時代背景や登場人物とキャストの紹介などまとめている。



■キャストイ家の家族・俳優紹介
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
 ほか

■第9話あらすじ※豆知識
チョン・ドジョン(イ・グァンギ)を始めチョ・ジュン(ノ・ヨングク)、イ・ジラン(ソン・ドンヒョク)、ナム・ウン(イ・ギヨル)らイ・ソンゲの側近たちが大妃アン氏(キム・ボミ)に「高麗は終わった」と言い放ち、コンヤン王(パク・ヒョンジュン)の廃位を迫る。1392年陰暦7月ついにコンヤン王は世子と共に配流され、高麗は34代、475年で王朝の幕を閉じる。
※王朝系図:【高麗王朝】【朝鮮王朝】

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バンウォン(チュ・サンウク)たち兄弟4人とミン氏(パク・ジニ)は、門前払いされる屋敷の外で、チョン・ドジョンたちが国璽を持ってイ家の屋敷に向かうのを見る。側近たちの説得に、ついに王になる決心をするイ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)。バンウォンたちは屋敷から漏れる「万歳!」の声で父が王位を受け入れたことを知る。
※国璽または玉璽:国の印章。これ自体が王を象徴する神物で、即位式では、先代王の遺言と一緒に引き継がれた。

バンウォンの屋敷で兄弟だけで宴会する。禁じられていたチョン・モンジュ(チェ・ジョンファン)を殺害したことで父の怒りを買ったことに沈み込むバンウォン。バングァ(キム・ミョンス)とバンウィ(ホン・ギョンイン)は、回軍の時から今日に至るまで家族の命を救い、父に襲い掛かる刺客から身を挺して守ったバンウォンは間違いなく一等功臣だと慰める。そして明日の即位式できっと許されるはずだとも。

その頃、イ家の屋敷では、カン氏が夫イ・ソンゲを労わり、イ・ソンゲは全てカン氏(イェ・ジウォン )のお陰だと感謝する。カン氏は「王妃に冊封するという」という言葉を遮り、「決して自分を王妃にしないでほしい。王妃の座は亡き第一夫人ハン氏のもの」と辞退し、「次の王になる義理の息子たちから恨みを買わないように腰を低くしていたい。それが自分と息子たちの命を守る方法」と、あくまでも謙虚に、そしてイ・ソンゲのバンウォンたちへの不信感を煽る。

翌日の即位式。バンウォンたち4兄弟は官服をまとって王宮へ向かうが、またもや門前払いされ、門番たちに刀まで突き付けられてしまう。

1392年陰暦7月、王(太祖)となったイ・ソンゲは、民の為の政治を行うことを臣下たちに約束する。そんな中バンウォンの功績を評価するのは兄弟達だけではなかった。側近たちは命の恩人のバンウォンに会ったら礼を言いたいと話し、即位式に兄弟が出席しなかったことも不思議に思う。バンウォンの義父ミン・ジェ(キム・ギュチョル)は王イ・ソンゲがバンウォンたちを入宮させなかったと聞き愕然とする。王は開国功臣の記録からバングァからバンウォンまで全員の名を外すよう指示する。チョン・ドジョンは父としての怒りを鎮め、バンウォンは一等功臣に値すると説得するが、王は聞く耳を持たない。

屋敷ではカン氏が息子のバンソク(キム・ジンソン)に世子になると伝え、「兄たちを差し置いて」と驚くバンソクに、決して父に逆らわず、書物を読む姿を見せるようにと言う。そして父の怒りに触れて二度と許してもらえないバンウォンの代わりを務めるのだと諭す。

一方、バンウォンは土下座して、王となった父を待っていた。門から出てきた父に許しを請うが「もうお前を捨てた」と冷淡な父の言葉。ショックでふらつきながら立ち去るバンウォンを臣下たちが複雑な思いで見送る。

その夜、王イ・ソンゲはカン氏に、「そなたを王妃にし、そなたが産んだ息子を世子にする」と、カン氏の目論見通りの言葉を口にする。

翌日、王は重臣たちに世子を決めると告げ、臣下たちが推薦するハン氏(イェ・スジョン)が産んだ息子たちに難癖をつけて、カン氏との間に生まれた八男バンソクを世子にすると宣言する。チョ・ジュンが反対の声を上げると部屋の外でカン氏が「反対する理由を言え」と怒声を上げる。

■第9話見どころ
第9話は高麗から朝鮮への王朝交代が描かれた。朝鮮誕生はそのままイ・ソンゲとバンウォンとの対立の始まり。これまでの作品ではバンウォンは野心家と描かれることが多かったが、少なくともここまでは純粋に父を王にしたい、家門を逆賊にしないために奮闘してきた。そしてそんなバンウォンが一番のお気に入りだったはずのイ・ソンゲ。その激しすぎる父の怒りの理由をイ・ジランが冒頭で見事にいい当てる。
それは「我が子が父親を超えようとした」から、それが父親にとって深い傷になったというわけだ。だが息子側にとっては何とも理不尽な理由だ。

バンウォンのお陰で命が助かったと感謝するチョン・ジュン。演じたノ・ヨングクは「大王世宗(テワンセジョン)」では次男バングァ(後の定宗)の役を演じている。

世子候補として王イ・ソンゲが最初に名前を挙げたバンボン(オ・スンジョン)は高麗の王室の妻を娶っている。チョン・ドジョンの反対にあって、幼いバンソクに白羽の矢が立ったのだ。実は、カン氏は高麗王朝の終わりを察し、バンソクには高麗王氏に関係のない嫁を取らせていたのだ。カン氏の政治手腕に驚く。実際の芳碩(バンソク)は10歳で世子に冊封された。演じたキム・ジンソンは「奇皇后」でマハ(ピョル)皇子を演じている。



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■第10話あらすじ※豆知識
全てがカン氏の思い通りに進んだ。チョン・ドジョンにも、すでに成人した王子に比べて幼いバン・ソクならチョン・ドジョンの思想をじっくり教えられ、理想の国が作れると納得させる。

バンソクが世子に選ばれたと聞いたバンウォンは、兄たちにこれを知らせ反対しようと説得に回るが、バンガン(チョ・スンチャン)もバンウィもあきらめ顔。欲のないバングァも自分は世子になる器ではないと興味を示さない。その頃、ミン・ジェはある人物を訪ねていた。その人物は、かつてバンウォンを尊い相を持つと占ったハ・リュン(ナム・ソンジン)だった。彼は今回の世子選びが全てカン氏の策略と見透かしていた。
※河崙(ハ・リュン)(1347年-1416年)1365年(恭愍コンミン王14年)に文科に及第するが、罷免、復職、流刑などを繰り返す。のちにバンウォンの側近となる人物。

その夜、チョン・ドジョンを訪ねたバンウォンは、彼もバンソクを世子にすることに納得していると聞き愕然とする。「父にとりなしてくれる」という継母カン氏の言葉を信じておとなしくしていたバンウォンはカン氏に会いに行く。ところが屋敷に異母弟妹たちが暮らしていたと知り、カン氏に騙されていたと気づく。恨みの言葉を吐くバンウォンに、「それが母親というもの。恨むなら早死にした母を恨め」と冷たく言い放つカン氏。押さえていたバンウォンの怒りが爆発し、カン氏の首に手をかけようとする。そこに妻のミン氏が駆け込み、土下座して涙で許しを請う。

騒ぎを聞きつけやってきた王は「兄たちを口実にするな。お前の野心を知っている。権力に目が眩んでポウン/チョン・モンジュを殺害した」とどこまでもバンウォンを突き放す。帰路、ミン氏は「今日のことを絶対に忘れてはなりません」とバンウォンに言う。帰宅した2人を待っていたのは息子の死だった。

王は王宮を新たにし、王妃となったカン氏(神徳(シンドク)王后)と世子バンソクを王宮に招き入れる。同じとき、バンウォンとミン氏は亡くなった息子の葬儀を終え、涙しながらに埋葬していた。

帰宅したミン・ジェは、息子たちに今後、王妃はミン氏の家門に注視するだろうから、決して政治を語ったり世子の不満を口にしたりすることのないようにとくぎを刺す。

全てが思い通りになり満悦の王妃カン氏。王は「地方の一武将が王になれたのは王妃のおかげ」とここでも感謝。願いを聞いてやると言う王に「バンウォンたちを許してほしい」と頼むカン氏。後日、王はミン・ジェを通じてバンウォンの様子を確かめる。

イ家の屋敷では世子の妻が世子嬪として冊封されなかったことに嘆き、バンソクの兄バンボンは「兄を差し置いて弟が世子になった」ことに怒っていた。

息子の死の悲しみが癒えないバンウォンの屋敷に王妃カン氏がやってくる。

■第10話見どころ
第10話では、朝鮮の名将であり、易姓革命をやり遂げた英雄イ・ソンゲが、妻カン氏の手のひらで転がされている。バンウォンたちもやっとカン氏の策略に気づく。だが、時すでに遅し。カン氏はかつて回軍の時(第1話)、命がけで助けに来てくれたバンウォンに感謝し、「今後はバンウォンも実の息子と思う」と約束したはず。見事な裏切りっぷりだ。

宮殿の門の前で王妃と世子を満面の笑みで出迎える王イ・ソンゲと、息子の死に慟哭するバンウォン。2つの場面を交互に見せる演出がつらすぎる。また、息子を埋葬したあと、泣きつくし放心状態の妻ミン氏を負ぶってやるバンウォン。夫婦の会話も悲しい。

全て思い通りになったと安心するカン氏。だが、あちらこちらから不満の声が出ている。それを風流を楽しむハ・リュンが「化家為国」の詩で歌っている。「家門が国に変わると、仲睦まじかった家族が1人ずつ敵に変わっていく」。さあ、バンウォンはどう動き出すのか?11話の放送が待ちきれない。

日本初放送 10月9日(日)スタート
毎週日 20:00~22:10 ※2話連続放送
再放送 毎週土 11:30~13:40 ※2話連続放送

※主演チュ・サンウクの独占インタビュー番組「太宗イ・バンウォン」インタビューSPを放送。
 12月26日(月)後1:30~2:00

KNTV「太宗イ・バンウォン(原題)」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】



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