NHK「上陽賦~運命の王妃~」第15話あらすじと見どころ:子律の反乱と王ケンと伯父との和解|全43話
ついに子律が皇位を狙っていることを明らかにし、実父がケン寧王だと暴露する!NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で12月4日放送の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第15話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。
「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。
※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。本作は架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。
■キャスト⇒押さえておくべき5人
王儇(以下、王ケン)/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
ほか
■第15話:子律の反乱と王ケンと伯父との和解
第2皇子の馬子律(ばしりつ)は王藺(おうりん)や皇后、皇太子の馬子隆(ばしりゅう)ら王氏一族を反逆罪で投獄。王ケンの屋敷にも兵が押しかけ、王ケンを入宮させる。王夙夫妻も捕らわれる。蘇錦児が第3皇子の馬子澹(ばしたん)に知らせ逃げるように促すが、子澹は王ケンを助けると自ら入宮する。一方子律は、皇帝に兵を動かせる虎符(こふ)を要求するが、虎符は玉璽※とともに失くしてしまったと言われる。
※玉璽(ぎょくじ):王の印章のこと。王位の引継ぎで重要な役目を持つ。
その頃、深手を負った龐癸(ほうき)が豫章王府に戻って来る。子律と桓公がケン寧王と通じており、蕭キを罠にハメようとしていると宋懐恩に伝える。
鳳池宮※に軟禁された王ケンの元に子律が現れる。皇位を奪うつもりかと聞く王ケンに、王藺の謀反を成敗しただけだとうそぶき、王藺はじめ王家や子澹まですでに投獄されたと教える。別人のようになった子律に驚く王ケン。子律が王ケンを投獄しないのは、蕭キに対抗するための人質だった。敵対勢力を全て投獄した子律だが、桓宓だけは改装を命じた昭陽殿※に案内させる。そこに子澹が自ら入宮したとの報告が入る。
※鳳池宮(ほうちきゅう):幼少期に先の皇后から自由に使っていいと言われた宮殿。 ※昭陽殿(しょうようでん):皇后の寝所。
目の前に現れた子澹に驚く王ケン。なぜ自ら入宮したのかと聞く王ケンに「二度と話さないと誓ったから」と答える。さらに、幼少期の思い出を語り、捕らわれの身であっても共に過ごせる今が、一年で一番楽しいと言い出し、呆れ果てる王ケン。
戦地で桓公が勧める鬼霧谷に陣を張った蕭キは、巨大な戦車を作らせていた。反乱軍に包囲された簫キは内通者がいると確信していたのだ。その様子を探りに来た桓公側の将軍2人。酔ったふりをする2人を蕭キは処罰する。長引く膠着状態の中、胡光烈が早く決着をつけたいと発言し、蕭キは同期入隊して仲間で生きているのは何人かと訊ね、我々2人と答える胡光烈に、「若い頃と違って今は、兵の遺族の面倒も見る立場。最小限の犠牲で勝つ方法を考える立場だ」と語り、胡光烈は深く反省する。そこに、蕭キが処罰した将軍2人の生首を桓公が送りつけてくる。それが軍紀を乱したことへの謝罪のつもりなのかどうか探るため員、蕭キは桓公に会いに行く。
その頃、皇帝が虎符を持っていないと知った子律は態度を豹変させ、皇帝の座を狙っていることを明らかにする。そして、自分の父親がケン寧王だと暴露し、驚く皇帝に皇位継承の詔勅を迫る。
鬼霧谷では、守りを固める寧朔軍にケン寧王の軍が度々揺さぶりをかける。そんな中、偵察に出ていた胡瑶(こよう)が脱出する道を発見して戻って来る。これこそが蕭キが桓公の勧める鬼霧谷に陣を張った理由だった。一方、ケン寧王の軍営でには子律の成功が伝わり、ケン寧王は二日後に寧朔軍を挟み撃ちし夜襲をかける計略を桓公に伝える。さらに桓公は蕭キに皇都で王ケンが災難会ったことを伝えて動揺を誘うダメ出しすることを思いつく。そこに、蕭キがやってきて、桓公は軍紀を乱した将軍たちの行動を謝罪し、寧朔軍との協力体制には変わりはないとごまかす。
慈安寺では馬瑾若が王ケンの誕生祝いの為の刺繍をしていた。そこに宋懐恩が駆けつけ、皇都は物騒だが王ケンの命で大勢の兵で寺を守ると伝える。
その頃、子律は鳳池宮に出向き、子澹に「権力がなければ母も女も守れない」と暴言を吐き、王ケンを皇帝の所に連れて行く。王ケンと2人きりになると、皇帝は王ケンに改めてこれまでのことを心から謝罪。そして許しを得ると、まだ打つ手は残っていると、ある秘密を伝える。
■見どころ
第15話は、子律&桓公、ここにケン寧王も通じていることが明かされた。幼少期いじめられっ子だった子律の豹変ぶりがすごい、歯向かう重臣を足蹴にしたうえ生きたまま吊るさせる。また愛する桓宓を王夙の妻呼ばわりする部下にもキレる。挙句の果てには、虎符を持っていないと知るや、皇帝を「じいさん」呼ばわりまで…。それほど、父と思っていた皇帝や皇族からの冷遇が辛かったのだろうが、果たして子律は狙い通りに皇位に就くこ戸ができるのか?
この期に及んでも王ケンに未練たらたらの子澹。王ケンを助けると言いながらなんの計画もなく入宮。そうした計画性のなさに愛想をつかされていることにまだ気づかない子澹。暉州(11話)での経験は何だったのか?そんな子律を一番頼りにしている皇帝の見る目のなさも露呈したのが、この回だ。
一方、戦地ではケン寧を主導でどんどん寧朔軍を追い詰めていく。そんな中での同期2人、蕭キと胡光烈の会話が胸を打つ。今後も胡光烈には要注目されたい。
次回、皇帝が明かしたある秘密が明らかに…。
■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント
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