「財閥家の末息子」ソン・ジュンギ第二の人生に早くも幕が下ろされる!?第10話のネタバレと見どころ
12月10日(土)に放送された「財閥家の末息子」では、アメリカの同時多発テロをきっかけに買収の危機を逃れるソン・ジュンギの姿が描かれた。さらに祖父イ・ソンミンは、自分とよく似た末孫にグループの運命を委ねようと考え…。そんな矢先、2人を乗せた乗用車が事故に巻き込まれてしまう。果たして彼らの運命とは?気になる第10話のあらすじと見どころを紹介していこう。
「財閥家の末息子」は、財閥一家のオーナーリスクを管理する秘書がひょんなことから一家の末息子として生まれかわり、第二の人生を生きるファンタジードラマだ。【「財閥家の末息子」を2倍楽しむ】では、韓国での放送にあわせて各話のネタバレあらすじ、見どころ、キャスト、視聴率など紹介している。
■キャスト⇒キャスト詳細
ユン・ヒョヌ、チン・ドジュン役:ソン・ジュンギ(一人二役)
チン・ヤンチョル役:イ・ソンミン
ソ・ミニョン役:シン・ヒョンビン
チン・ソンジュン役:キム・ナムヒ
チン・ヨンギ役:ユン・ジェムン
ソン・ジョンレ役:キム・ジョンナン
チン・ドンギ役:チョ・ハンチョル
チン・ファヨン役:キム・シンロク
他
■第10話あらすじ
理事会の場に現れたミニョンは、イム常務から送られてきたという音声ファイルを再生する。そこには業者へ支払う1400億という大金を全額ニューデータテクノロジーへ投資するよう命じるファヨンの声が録音されていた。これによってファヨンがデパートの公金を横領した事実が公となり、ドジュンはファヨンの持つスニャンデパートの株式を譲り受けることに成功する。一方、今回の件について本格的に捜査を進めようとするミニョンだったが、上から圧力をかけられてしまう。
ドジュンが買収したデパートの視察に訪れたヤンチョルは、席を立ちあがろうとした瞬間にめまいを起こす。そんなヤンチョルの体調を心配するドジュン。するとヤンチョルは、「スニャンを買うといったな?決して誰も信じるな。情もかけるな。結局はそれが、お前の弱みになる」と忠告した。
事件の担当を外されてしまったミニョンは、ドジュンを呼び出して憤りをぶつける。そんなミニョンに、“スニャンの死神”と呼ばれる未来の彼女の姿を重ねたドジュンは、「やっぱり君はソ・ミニョンだ」と笑った。自分のすべてを見透かすようなドジュンの表情が気に入らないと言うミニョン。そしてミニョンは、担当を外されて正直ほっとしたと本心を明かした。そんな自分自身に失望するミニョンに向かって、ドジュンはミニョンが好きなアイドルの復帰ニュースを知らせる。驚くミニョンに「俺を信じろ。君はかならずいい検事になる」とドジュン。そして二人は熱いキスを交わす。
長かったIMF危機が終結を迎え、新たな時代が幕を開けようとしていた。これからは金融が企業の軸になるとし、それはまさに自分たちにとってチャンスになると語るドジュン。同じく金融に目を付けたヤンチョルは、スニャンの持株会社を設立しようと考える。ヤンチョルの計画に真っ先に動き出したのは、現在グループの金融部門を担当する次男のドンギだった。
晴れて交際をスタートさせたドジュンとミニョン。そんな矢先にミニョンのもとへ、ニューデータテクノロジーの株価を巡って裏で不審な動きがあったと報告が入る。それは他でもない、ドジュン率いるミラクルがニューデータテクノロジーの株価操作に加担していたという告発だった。
上の命令によってミラクルに家宅捜査を行うミニョン。実はその背景には、次男ドンギの働きかけがあった。ファヨンの夫チャンジェを通じて、検察にミラクルの不正をリークしていたドンギ。さらにスニャングループと友好関係にあるヒョンソン日報を使って、世論を動かしたのだった。これによって一気に窮地に追い込まれてしまうドジュン。祖父ヤンチョルに呼び出されたドジュンは、その場にいたドンギからミラクルの買収を告げられる。これには動揺を隠せないドジュンだったが、ヤンチョルもドンギの考えに賛同する様子を見せた。このままではミラクルが本当にスニャンに乗っ取られてしまうと考えたドジュンは、とある決断を下す。
ドジュンが下した決断とは、これまでミラクルが投資した海外企業に対する投資金をすべて回収するというものだった。もちろんセヒョンは反対の姿勢を見せるが、ドジュンは知っていたのだ、この先起こる前代未聞の悲劇の存在を…。ドジュンが海外の投資金を回収して間もなく、ニュースではアメリカで起こった同時多発テロの様子が報じられる。これによってドジュンは危機をチャンスに変え、見事持ちこたえに成功する。それどころか、貯蓄の時代から投資の時代へと人々の心を変えることに成功したミラクルは、奇跡の大逆転劇を見せるのだった。
一方、ミラクルが投資した海外企業のポートフォリオを手に入れていたドンギは、資金をかき集めてその投資に全力を投じていた。しかし、今回のテロで投資先の海外企業の株価が大暴落してしまうと、ドンギに残された道はドジュンにスニャン証券を譲渡することしかなかった。結局、ファヨンにつづいてドンギまでもが、ドジュンの手に落ちてしまうことに。その日、酒に酔ったドンギはヤンチョルのもとへ向かい、すべてはドジュンの策略だったと声を上げた。そんなドンギの姿を見て、「情けない奴め」と舌打ちするヤンチョル。
翌日、会社を後にしたドジュンを待っていたのは、なんとヤンチョルだった。ドジュンを隣に乗せ、車を走らせるヤンチョル。その頃、ヤンチョルの秘書ハンジェは記者たちを集め、スニャン持株会社の創立について後ほどチン会長から発表があると伝えた。自分の子供であるドンギとファヨンに対して、本当にここまでする必要があったのかと尋ねるヤンチョル。するとドジュンは、「僕はお祖父さんに似たようです」と返す。これに満足げに笑みを浮かべたヤンチョルは、ドジュンにスニャン金融グループを任せるつもりだと明かした。
その瞬間、横から猛スピードで二人が乗る車に追突する1台の車。衝撃のなかでドジュンはどうして自分が“4-2チン・ドジュン”の存在を知らなかったのかに気付く。ドジュンはヒョヌがスニャングループで働くことになったとき既に、この世を去っていたのだ。
■見どころ・感想
衝撃のエンディング!!
記者会見の会場に向かう途中、事故に巻き込まれてしまったヤンチョルとドジュン。果たして二人は無事なのだろうか。昨夜放送の第10話では、過去の事件や出来事は決して変えることができないと話すドジュンの姿が登場。ドジュン自身、母の死によってそのことを身をもって痛感していた。さらに今話、誰もが知る9・11テロのニュースまでもが流れ、衝撃を与えた。
ピンチをチャンスに変えてなんとか立ち上がったドジュンだったが、その矢先に起きた今回の事故…。ドジュンの安否も心配だが、ただでさえ体調が思わしくないヤンチョルも気がかりだ。いつもならエンドロールと共に予告映像が流れるが、昨夜の放送では次回予告は放送されなかった。番組HPでも動画は公開されておらず、今夜の放送に注目が集まる。第9話で17.0%に下がってしまった視聴率も、第10話で18.3%に上昇。予告なしに放送される今夜の第11話が、どんな結果をもたらすのか期待したい。(ニールセンコリア、全国調べ)
一方、第10話では主人公ドジュンとヒロインのロマンスにも進展がみられ、これまた視聴者の関心を集めた。原作にはない展開というだけに、今後のストーリーに注目が寄せられる。そんななか、突然のロマンスネタを不満に感じる視聴者も多いようだ。ソン・ジュンギとシン・ヒョンビンのロマンスがドラマにどのような影響をもたらすことになるのか、こちらも目が離せない。
「財閥家の末息子」の予告動画(第11話を除く)は、番組HPで公開中だ。
◇Jtbc番組サイト
【作品詳細】【「財閥家の末息子」を2倍楽しむ】